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日本に住んでいて知らなきゃソンをするお茶のこと。10の秘密.お茶の効用を科学する。

ひみつ その4-2 風邪を撃退インフルエンザの予防対策

インフルエンザは、主に冬季になると猛威を振う急性の重症上気道感染症です。感染はイン フルエンザウイルスによって起こり、飛沫や接触により流行が拡がります。感染力が非常に強 く、肺炎、脳症に進展することもあり、その予防対策は非常に重要です。インフルエンザの予 防対策には、ワクチンの接種、手洗い、マスクの着用、うがいの励行などがありますが、どの 方法を取ってみても万全とはいえません。このような予防対策に加え、最近、茶カテキンでう がいすることや、緑茶を飲んでインフルエンザを予防しようという試みが注目されています。

茶カテキンのうがいによるインフルエンザ予防効果

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茶カテキンは、インフルエンザウ イルスの表面にある突起(スパイ ク)に結合し、宿主細胞表面へのウ イルスの吸着を阻害して感染を防ぎ ます。この効果は、インフルエンザ ウイルスの型にはよらないといわれ ています。  茶カテキンのうがいによるインフ ルエンザ予防効果を調べるために、 特別養護老人ホームの入所者を対象 とした臨床研究が行なわれました。 緑茶カテキン抽出物(総カテキン濃 度200μg/mL、市販されている通 常の緑茶ペットボトル飲料の約半分 の濃度)で1日3回、3ヶ月間うが いをした結果、水のうがいと比べて、 インフルエンザの発症が減少したこ とがわかりました。

緑茶の飲用によるインフルエンザ予防効果  

緑茶にはカテキン以外にも、テアニン、ビタミンCといった感染に対する免疫力を高める成 分が含まれていますので、緑茶の飲用によるインフルエンザ予防効果も十分期待されます。実 際、静岡県茶産地の菊川市の全小学校児童を対象とした疫学調査では、1日1~5杯の緑茶を 飲む習慣をもつ児童は、1日1杯以下の場合と比べてインフルエンザの発症が少ないことがわ かりました。

                (静岡県立大学薬学部教授 山田 浩)

お茶の記事に詳しい人にとっては、茶カテキンは、インフルエンザウ イルスの表面にある突起(スパイ ク)に結合し、宿主細胞表面へのウ イルスの吸着を阻害して感染を防ぎ ます。この効果は、インフルエンザ ウイルスの型にはよらないといわれ ています。このようなことは、よく言われていることですが、約10年前に緑茶に含まれるポリフェノールの一種・ストリクチニンがインフルエンザウイルスの増殖を阻害することを研究発表されています。緑茶のポリフェノールの力は、まだまだ研究追及する価値が十分にあります。

研究は重要なことですが、日本人が長期に飲み続けられてきたお茶の秘伝はまだまだ解明がされていません。いまいちど、良いお茶を味わいその恩恵を得たいものだと思います、皆さまもご一緒にアンチエイジングに挑戦しましょう。喜多重左衛門








宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。