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急斜面・山間宇治茶栽培茶園

この大自然が作り出す、宇治緑茶の力を世界中に蔓延している厄介者コロナに活用ができないかを京都府知事に提案さしていただきました。

知事への手紙

コロナウイルス感染拡大への京都府独自の対策を

暑中お見舞い申し上げます。
京都府知事におかれましては、コロナ対策に苦心されていることとご拝察申し上げます。
先般、吉村大阪府知事が、あるうがい薬を推奨され、波紋をおこしました。特定の会社の商品を紹介することに対する批判もありました。
 私は、新型コロナウイルス感染予防策として、ぜひお茶でうがいをすることをお勧めします。京都府知事におかれましては、お茶の効能を十分ご存じだと思いますので、釈迦に説法ではございますが、お茶の効能を再認識していただき、ぜひとも府民やマスメディアにお茶を飲むことと同時にお茶でのうがいをアピールしていたきたく、お手紙を差し上げました。
緑茶に含まれるカテキンの威力は絶大で、海外でも認識されております。宇治茶は、世界中の人から愛用されています。コロナ禍の今、お茶の効能を広めることは、京都の伝統産業や宇治茶復活の絶好のチャンスだと確信しています。コロナ禍で京都の観光産業や宇治茶産地などは、大打撃を受けています。その復活の扉を開けるカギは知事の手中にあるのではないでしょうか。
お茶の効能についての研究は、京都府よりも静岡県のほうがさかんにされております。それらによると、緑茶にはウィルス予防のみならず、多くの病気予防の効果があるということが科学的に実証されています(下記は、その一部ですが、ぜひご参照ください)。
*静岡県「緑茶と健康のメカニズム~機能効用ナビゲーション2013」
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/ryokucha_kenkou.html?fbclid=IwAR3_glmIxF1X99BM5vZTr6BW0OVN32ZhPYlxVeonMkA5pXGlankyoFnJ1FA
*公益財団法人世界緑茶協会「最近の緑茶の効能研究成果」
http://www.o-cha.net/kounou/kounou.html
緑茶をよく飲む静岡県民は、がん死亡率が最小というデータもあります。
*「健康長寿」http://www.kakegawa-greentea.jp/health_and_longevity/
カテキンを多く含む緑茶にはウイルス予防、生活習慣病予防などの効果があります。健康維持に欠かせない飲み物を日本人は古くから無意識のうちに飲み続けてきています。この良い習慣をこれからは意識して普及する必要があると思います。
 コロナウイルスに直接、緑茶がきくというつもりはありませんが、うがい薬を使うよりもお茶でうがいするほうが、経済的でもあり、京都の伝統産業を守ることにもなると思います。
 特に、お茶の中でも緑茶、また抹茶のほうが病気予防などの効果は大きいとされています。抹茶は、葉そのものを粉にして飲みますので、栄養成分を直接取り込むことになります。幸い京都府の宇治は古くからの抹茶の産地で世界的にも有名です。質の良いお茶を入手しやすい京都に、お茶による健康づくりを推奨する絶好のチャンスが今到来していると思います。
「お茶の振興に関する法律」でも、茶業及びお茶の文化の振興を図ることを求めています。「国及び地方公共団体は、お茶を活用した食育の推進がお茶の消費の拡大に資することに鑑み、児童に対するお茶の普及活動への支援その他お茶を活用した食育の推進に必要な施策を講ずるよう努めるものとする」とあります。また「京都府宇治茶普及促進条例」も制定されました。超高齢社会の昨今、これからも、まだまだ健康寿命を延伸しなければ、京都府財政も厳しくなると思います。健康長寿のためにもお茶活用の旗振り役をぜひ京都府知事にお願いしたくお手紙をしたためました。
 ぜひ、ご一考のほどよろしくお願い申し上げます。          

宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。