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20201231:2020年は私にとって、抹茶をグレードアップそして、微粉末から抹茶ペーストというイノベーションの年でした。

 私は本山伏見稲荷大社の町に住んでいました。かつては 大勢の中国人観光客が往来する日々でした。ところが、目に見えない不気味なウイルス風が吹き荒れて、一挙に門前町から人影が消えてしまいました。稲荷大社のしめ縄飾りの新調の時に出かけては、稲の穂から、一粒のお米も落ちていないときに、参拝をするすがすがしさは、本年は残念ながら行くことができませんでした。  

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ただコロナ禍になり奇跡が起きました。先日からnoteで発表をしている、お茶屋として一番の抹茶の弱点の克服でした。  


それは、カナダでの日本緑茶の普及をしていた、2000~2010年までのわずかな間に感じた抹茶の普及の難しさでした。

 抹茶は網でこしても、時には静電気で粉が飛び散ります。そして、お湯に溶けにくくダマになりやすいのです。保存方法を間違えてしまいますと、日本からはるばる輸入をしていても、緑色の変色は免れません。

抹茶をこす

そんなとき、インターネットで、葉緑素(クロロフィル)の緑色に関する論文、退色を自然の方法で抑える方法を特許技術で完成させた人物を見つけ出しました。この方法を応用すれば、もしかして抹茶の弱点を克服できるかなあと思って興奮した記憶があります。

 残念なことに私は、突然の原発性アルドステロン症からの脳内大出血で6ヶ月の入院生活をしました。

カナダ病院ベットの画像

 なので、すっかりその論文のことを忘れていました。

 月日がたち、10年後の今年に偶然にもその特許保持者とのめぐりあわせがありました。興奮冷めやらぬ間にとんとん拍子に、その方との意見も一致して、また幸運にも天からカワセミが舞い降りてきて、協力者を見つけてくれ、絶大なご尽力のお蔭で商品化までこぎつけました。 そして、抹茶を超える抹茶なので、BEYOND MATCHAという名前を付けました。ペースト状の抹茶を年内に仕上げることができ、感無量です。

私は、この商品ならば、世界の人に日本の伝統抹茶をお届けできると確信をしています。

 

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それは、抹茶の変色しやすいし性質のために、加圧、高温加熱の必須殺菌方法のレトルト殺菌は無理であるとされているからです。それも難なく成功をして、長期常温保存まで可能となりました。  来春にまずは、マクアケにて、クラウドファンディングします。是非ご協賛をお願いしたいです。OMGT 専属茶師―喜多重左衛門こと松田興昌 排   



宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。