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2021/05/16新茶時の宇治茶園

過去最も早い梅雨入りです。新茶の生育も例年よりも早く芽吹きました。
京都では、桜のソメイヨシノが満開を迎える4月上旬から中旬に一番茶の新芽が萌芽します。萌芽とは、前の年に伸びた枝についている葉のつけねの小さな芽(腋芽)がだんだんふくらみだし、芽吹き始めることです。萌芽して1ヶ月が過ぎる、「夏も近づく八十八夜」の茶摘み歌にあるように、立春から数えて88日目頃(5月上旬)がお茶摘みの時期となります。

OMGTがお願いしています茶畑は、宇治田原奥山田にありますので、新茶製造は遅くなります。

宇治有機栽培茶園の写真数々・農薬不使用な茶園におかっぱ猫がお邪魔していました。有機茶園の枝はたくましく地中深くに根を張ります。

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20210516播磨園オオイシタ茶園


例年という言葉は、過去の言葉です。例年という基準が変更をします。本年の新茶祭りのイベントがコロナ禍のなかで中止になりました。
自然のはぐくみは、成長を続けます。ただ天候には、茶の新芽は非常に敏感です。霜を浴びてしまえば、新芽は、赤くなりしおれて、茎から落ちてしまいます。
そんな天候のなせる力を神に祈り、無事を祈るばかりです。ほかの防御方法は、茶園を寒冷紗と呼ばれるネットで覆い強い太陽光や霜よけにもなります。これは、宇治茶の妙技なのです。新茶時期の宇治茶園をご覧ください。

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被覆栽培茶園

茶の木は人間が育てたものです。茶摘みしやすく、かまぼこ上に形をそろえています。そうすると、機械で刈り取ることができます。茶園に覆いをかけるために棚を作ったオオイシタ茶園は、高級手摘み玉露又は、抹茶になります。ご報告します。12代喜多重左衛門

宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。