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日本に住んでいて知らなきゃソンをするお茶のこと。10の秘密.お茶の効用を科学する。

秘密その1 お茶は、理想的な機能性食品

一杯のお茶には、○○に効く○○を予防するといわれる数多くの天然成分が含まれており、 これらがまざりあって、独特の生体機能、香気・滋味を作り出しています。毎日,お茶を美味しく飲んでいるうちに、お茶の様々な成分が、知らず知らずのうちに、体 調を整え、健康を保つための役割を果たしていると思われます。

 平安時代(805年)、僧の空海・最澄は、中国・唐から仏教茶種を持ち帰り、比叡山のふもとに植えたことから、日本の茶の文化が始まりました。そして、鎌倉時代(1211年)茶に関する科学書を、栄西禅師は、お茶は「延齢の妙薬、養生の仙薬」と言っています。  お茶が人類の歴史とともに、全世界に広がって、古代から現代まで長く飲まれてきたのには、 この冊子に取り上げられる10の秘密の話を、経験的に自然に感じとってきたからではないで しょうか。 画像、僧 空海、

空海

画像 僧 最澄

最澄

画像 僧 栄西

栄西

最近の科学技術や医学の進歩により、これらの秘密が一つ一つ解き明かされつつあります。 今までに報告、指摘されたことをあげますと、抗がん、抗肥満、抗酸化(老化)抗ウィルス、 抗アレルギー、抗ストレス、抗菌等というように「抗」だけで代表される、防ぐ、予防する、 抑える、減らす、緩和する等の作用があげられています。特に飽食の時代に、体脂肪が減り血圧の上昇、動脈硬化、糖尿病やインフルエンザ等々に対 する予防、抑制効果に注目して欲しいと思います。

ひみつ その1 お茶は理想的な機能性食品  

食は「自分自身で健康をコントロールできる最も身近な手段である」ことから、食生活を改善するともに、食品に含まれる機能性成分を多く、効率よく摂取することは、生活習慣病の予防に大変役立つと考えられます。食品の機能は、栄養面での働き(一次機能)、味や香りなど の嗜好面での働き(二次機能)、生理機能の向上、疾病の予防や症状の改善での働き(三次機能) に分類されますが、お茶は、嗜好性飲料として、また保健飲料として、主に二次および三次機能をもつ食品に当たります。理想的な機能性食品の条件を挙げますと、お茶 はこれらの条件を最もよく満たしている食品であるといえます。

また、わが国のように栄養過多が生活習慣病を誘発させ、問題となっている社会においては、一般的に浸出液として飲むお 茶は、その摂取カロリーがゼロに近いことや、食前、食後、あるいは食事中に水分補給ができ るという大きな利点をもっています。

 現在、お茶の三次機能を中心とした研究は世界的規模で行われていて、その発表論文数は 10年前の約3.5倍にもなっており、緑茶や緑茶成分に関する報告がその6割以上を占めていま す。

 お茶は鎌倉時代から精神修養的な要素をもって広まり、また”茶の湯”という独特の精神文 化を生み出す、などして発展してきた食品でもあります。このように二次と三次機能を合わせ もつお茶は、その精神的文化と機能性の科学をさらに融合させることによって、健康に果たす 役割の重要性が一層明らかになるものと思われます。社)静岡県茶業会議所調べ

私はもともとお茶屋ですから、幼少より宇治茶を飲んできました。そして、カナダ10年生活をして、一番欲しかったものは、飲みなれた美味しいお茶です。その時の食事や気分で自分好みのお茶を飲んでいましたから、すぐに手に入らずに苦労をしました。特に海外では、中国茶が中心として売られていましたからなおさらのことです。カナダ人も一度おいしい、安心、安全な、おいしい日本茶を味わうとそのお茶をリクエストします。日本在住であれば、簡単に手にすることができます。求めておられない方には、理解がしにくいでしょうが、日本茶の機能は素晴らしいものがあり、歴史があります。一度良い宇治茶をお試しください。喜多重左衛門






宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。