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睡眠に影響を及ぼす食材

写真は、寒冷紗を使用した太陽光を遮る覆い栽培です。言わゆる玉露園です。

一回の食事だけで睡眠を改善する効果を持つ食材は存在しない。それは、睡眠改善作用を持つ成分の含有量が、有効な量にくらべて極めて少ないためである。眠りホルモンとして流布している覚醒拮抗作用を持つメラトニンは、ケールやレタスに含まれるが、睡眠への効果を示すためには1回の服用で30mg以上を必要とする。ケールやレタスで30mgのメラトニンを得ようとすれば茎も含めて60kg程度を一度に食べる必要がある。なお、メラトニンを食材として製造、販売することは、日本では認められていない。睡眠の改善効果を持つことが知られている単一の食材には、L-トリプトファン、レシチン、グリシンおよびL-テアニンがある。一方で、睡眠を阻害し覚醒効果を示す単一食材として、カフェインやトウガラシのカプサイシンなどが知られている。レシチンは、アセチルコリンの前駆物質としてレム睡眠の周期の整合性調整作用を、L-トリプトファン、グリシンは入眠や熟眠に改善効果のあることが報告されている。なお、必須アミノ酸のL-トリプトファンおよびグリシンは、3g以上を一度に服用することで改善効果がみられると報告されている。有効量以上のL-トリプトファンやグリシンを一回の食事から得ることはできない。

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L-テアニンは、緑茶の旨みに関与するアミノ酸であり、お茶を飲んでほっとする作用はテアニンによるものである。なお、目が覚める効果は茶葉に含まれるカフェインの作用であり、苦みと殺菌作用や脂肪燃焼用はカテキンの効果である。L-テアニンは、茶葉に最も多く含まれているアミノ酸で上級なお茶ほど多く含まれるグルタミン酸のエチルアミド誘導体で構造も明らかとなっている。人間が2000年来飲み続け、国内では1964年に食品添加物として指定され、米国食品医薬品局(FDA)においても2006年に「一般に安全と認識される食品」(GRAS)に認定され、十分な安全性が確認されている。L-テアニンはGABAと異なり脳血液関門を通過し、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンの動態に作用すること、覚醒系の最終神経伝達物質であるグルタミンを受容体部分で競合的に調節する作用のあることが報告されている。

睡眠改善のためにテアニンのカプセルもよいかもしれませんが、抹茶としていただけば、太陽の当たる木陰で、抹茶をいただくと、このテアニン、カテキン、ビタミン12種類、そして、ご自身の体で、ビタミンDを作れて、コロナ禍の免疫アップの対策や、コロナ禍でのイライラを解消してほっこりとしていただけるのではないでしょうか?喜多重左衛門

喫茶道・喜多重左衛門https://www.facebook.com/kitajuzaemonkissahou1111

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宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。