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AIの能力と人の思考能力

GPTとは何か??

GPTとはGenerative Pretrained Transformer
の略なんですが、要するに乱暴な言い方をすると

文章を作成する人工知能

ということなんです。

これをメッセージチャットの機能に乗せたのが最近話題のchat GPTというものになります。

これにより色々な職業が無くなると悲観的に考える人たちがいますが、私は真逆に考えています。

確かに一定数の職業には影響は必ずありますが、今まで

テクノロジーの進化は人類に別の雇用を生み出す

ことになってきたからです。

自分の職業が無くなる??

と悲観的に考えている方は是非ポジティブな変化を想像されると良いかと思います。

パワポ職人のような職業も無くなると推測されていますが、私はこれに関しても真逆です。
なぜなら一定数の方はパワポを作成するということを行なっていないからです。ということは

行わない人にとってはこれからもそれを作る依頼をすることが必要

なわけです。

例えば、いくらホームページを作成するのがこの30年で簡単になったと言ってもホームページを作成したことがない人の方が多数派であり、その方々にとっては簡単に作れるという情報は知っていても、やはり作ることはできないからです。できると出来ないという言葉が誤解を生みそうなのでもう少し分かりやすく書きます。

書籍を読むという行為が上記に近いものがあると思います。

識字率は日本はほぼ100%だと思いますが、年間に1冊も本を読まない人が存在します。

それは

本を読まないのではなく「読めない」

のです。

情報を得るソースとして書籍はその方々に取っては存在しないのと同じことなのです。

そして、インターネットで確かに情報は一瞬で得ることができますが、やはり書籍をしっかりと読み込んでいる人は今の時代も知識人として皆さんの周りで扱われているのではないでしょうか??

そんな知識はググったら一瞬だといって知識人はいなくなったのでしょうか??

むしろ本を読むことができる知識人の価値は上がった

のではないでしょうか??

さて、それではそのような目線に立つ私的に今のAIの現状を書いていってみようと思います。

まず、理解した方が良いものとして
「AutoGPT」
というものがあります。

これは

「100万円を投資するのにどういう投資行動をすれば良いか??それを考えて実行してください」


が可能になるというAIです。
日本で言うと、裏側でGPTが動いているAgentGPTという物になります。

凄いことですよね。

それをAIが考えてくれるのだからさぞかし儲かるんだろう、と考える人も多いのではないでしょうか?

ではAIにより投資行動というものが飛躍的に効率化されるのか??

というとこれは

NO

です。

理由は多くの方がそのような方法で投資を行うことにより、その効果は平準化されるからです。みんな使うようになったら当たり前になって珍しくもなんとも無くなるのと同じことですね。

但し一定数そのような方法を先駆者的に考えて行動に移した人にとっては

行動に移せない人たちの何倍もの効果を得ることができる

でしょう。

結局のところ、行動の遅い人は何も得れません。

思いついて直ぐに行動に移すことができる人がいつの時代も必ず勝ちます。

産業革命は肉体労働から人間を解放しました。しかしながら一定数の肉体労働は残りこれにクリエイティブさが加わりこれからも存続することになります。

AI革命は知的労働から人間を解放する

ことになりますが、これも一定数がクリエイティブとして残り、これからも存続することになります。

ではこれから時代に考えないといけないスキルは何なのか?

それは

掛け合わせて思考するスキル

です。

つまりマルチタスクができることがより問われる時代になります。

日本の諺では「二兎追うものは一兎も得ず」という諺がありますが、これは大きく間違えた結論に人々を導くことになります。

いかがでしょうか?

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