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フレームビルダーの私が自転車を買いますー最終話

サブタイトル
私が自転車に求めたのは何だったのか?
-三つ子の魂百まで持たなかった-最終話

です。

さて、最初は感動したe-bikeもそれが日常となると色々と見えてきます。
特に私は、これが人生最後の買い物!一生もの!と思って買ってもすぐ何だかんだ批判の芽が発芽するタイプです。
人類の進化には大切なことですが!

最初の「おおお~!」から日々「ま、こんなもんか」に気分がシフトしていきます。

車輪とタイヤの安っぽさもどうにも引っ掛かりますし、テクトロのディスクブレーキのビミョーさも不満です。

でもこれが一流メーカーのスゴイところでしょうね。

ユーザーがそんな気持ちになるのは知ってるもーん、ということでしょうか。
アプリというものを用意しているのですよ。

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もう自転車は走っていじって遊ぶだけのものではなくなったのですね。
こうして「仕掛け」も込みで遊ぶものになったのです。

昔々の私の若かりし頃は、自転車というものは大変高価な上にややこしく、一部の金持ちと知的層の娯楽でした。
お金が気になる人や知的好奇心を楽しめない人は排除されるような透明な壁がありました。

時は流れ今ではすそ野が拡がり、以前では想像もしなかった人数がスポーツ自転車に乗り、びっくりするような安い価格で高性能なものが入手できるようになりました。

ですが、また時代は戻ったのでしょうか?
業界が長いので自転車に対する価格に麻痺してしまっていますが、日常自転車としてvadoはそこそこ贅沢でしょう。
アプリにしても使いこなして遊ぶには多少知能が必要です。

これから自転車は「他力も含めた走りの演出」を楽しむものにもっとなるでしょう。
それを受け入れて楽しいと思えるようになった私は、成熟なのか老化なのか?

間違いなく成熟でしょうね!

さて、つらつらと書いてきたスペシャライズドvado 4.0 EQの感想もいったんは今回でおしまい。
これは、本当に大人の乗り物だと感じました。

さて、少し涼しくなってきたし、新型デュラエースも発表されたことだし、お次は三つ子の私向け自力自転車でも物色するか…。

あはははは!
やっぱり三つ子の魂百までだったな!

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