【Vol.06】住宅営業のための『年間○○万円手取りを増やす5つの節税その2』
質問です!
住民ローン減税をどのようにお客様に伝えていますでしょうか?
「年末ローン残高の0.7%が13年間控除され合計○○○円の税金が減らせます」
間違ってはいませんが、伝え方で損をしているかもしれません。
住宅ローン減税を100倍魅力的に伝えることが出来たらどうでしょうか?
メリットを100倍にして伝えるポイントは次の2つです。
【①比較するモノサシをあげる】
Tシャツ1万円だけの情報では高いか安いかわかりません。
他の店で2万円で売っていたら安いことがわかりますし、世の中のTシャツとどう違うのかを伝えることで価値が伝わります。
→他の節税方法の情報提供をしたり、比較の仕方を教えてあげることで自然と良さが伝わります。
※なお、これは普段のセールスでも同じです。ほとんどの営業パーソンが自社商品を売り込みます。売り込まなくても、理想の住宅購入の考え方や比較方法を教えてあげるだけで自然とファンになってくれるのではないでしょうか?
【②数字ではなくワクワクする情報に変える】
単なる数字をワクワクする例え話に置き換えると良いです。
「毎年の家族でグアム旅行にタダでいけますね!」や「毎月頑張って30000円の節約や貯蓄するのと同じ効果ですね!」などです。
→お客様の興味関心に合わせて伝えましょう。
それでは、これらを意識した上で5つの節税方法を知っていきましょう!
【①ふるさと納税】
「地方に納税すると納税額の約3割が返ってくる」
納税額の約3割相当の特産品が受け取れます。
簡単に言うと10万円納税して3万円トクするという形です。
地方への納税額が翌年度の税金から控除されます。
※自己負担2000円あります。
※年収、家族構成によって上限額が決まっています。
※ルール改正や制限が今後発生する場合があります。
【②生命保険料控除】
「預金金利120年の利息相当が受け取れる」
生命保険に加入すると所得控除され
税金が安くなります。
控除枠を全て埋めると
所得税率23%の人は【約2.8万円】
の税金が毎年返ってきます。
控除枠をすべて埋めるためには
年間24万円の保険料になります。
要は【保険料に対して約12%】
が返ってくることになります。
銀行の預金金利が0.1%(2024年10月時点)なので
銀行で120年かけて増える利息を
たった1年で受け取ることが出来ます。
(還付率12%÷預金金利0.1%)
貯蓄型や運用型の保険商品を活用し
節税しながら資産形成している方も多いです。
【③iDeCo(個人型確定拠出年金)・企業型確定拠出年金】
「老後準備してくれたら税金安くするね」
国の「貯蓄から投資へ」の政策のひとつです。
毎月積み立てた額を、まるまる所得控除していいですよ!という仕組みです。
ただ60歳までは何があってもお金を引き出すことが出来ないので、余裕資金のある方や、40代50代の方に多く選ばれています。
※毎月積立額の上限は決まっています。
※別途、資産運用の際にふれますが、運用先の選び方を間違えて、結果的に損している方がほとんどです。
【④住宅ローン減税】
皆さんご存じなので、割愛します。
【⑤不動産投資】
「損益通算」という仕組みで所得税と住民税の軽減を図るやり方ですが、複雑で難易度も高めですので、ここでの説明は割愛します。
ここから、まとめです!
節税には「所得控除」と「税額控除」の2種類があります。
税額控除のほうが税額からダイレクトに引けるので、節税効果が高いのですが、5つの中でひとつだけあります。
それが住宅ローン減税なんです!
不動産投資を除き
他のものは数万円単位での節税しかできませんが
数十万円単位で節税できるのは唯一です。
だって今、超低金利+住宅ローン減税のおかげで
オトクに住宅を買える時代です!
4000万円の住宅ローン利息額 約360万円
(※35年、ネット銀行変動金利0.4%を想定)
13年間の住宅ローン減税効果 約300万円
(計算の都合上、金利変化は無いものと仮定しています)
利息額合計の大半を住宅ローン減税の効果で賄えてしまうんです!
正しい情報提供が出来るようになりましょう!
次回は99%の人がムダに払っている固定費についてお伝えします。
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