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巷でいわれるKindleSEOがほとんど核心をついていない理由

一時期ブーム?になったもののすぐに下火になってしまったKindleSEO。ツイートしている人すらほとんど見かけなくなりました。

まあ、理由は概ね想像がつきます。そもそも、「無料で見られる情報」で核心をついたSEOなんて話せるわけがないからです。

SEOは相対評価でしかない

SEOはGoogle、Amazon、You Tubeなど検索窓があるプラットフォームで実行できるマーケティングの一種です。

SEOは検索エンジン最適化の略で、検索エンジンに気に入られるようなコンテンツを作ることで上位表示を達成させます。上位表示されると、下位にあるコンテンツと比べてクリックされる確率が上がります。

なお、You Tubeは「おすすめ動画」からクリックされる傾向が強いためSEOの効力はそこまで大きくありません。

GoogleやAmazonでは効果があります。これはSEOツールによる推測値でしかありませんが、Googleでは検索上位10位以内で90%、上位3位で50%以上になるキーワードも数多く存在します。

Amazon(Kindle)では表紙や価格による影響もあるため、Googleと全く同じとは限りません。ただ、上位のほうが有利なのは言うまでもないでしょう。

問題は、SEOが単なる「相対評価」でしかないことです。ここに、核心をついたSEOを公開できない理由があります。

たとえば、Aという施策を用いたら上位表示できるとします。発見した人が「Aを使ったら上位表示できたよ!」と言ったら、どうなると思いますか?

まあ、間違いなく皆さんAという施策を使いますよね。全員がAという施策を使ったとすると…Aを使っても上位表示できなくなります。相対評価とは、そういうものです。

実際に、私は人柱になったので痛感しています。KindleSEOの本をKindle Unlimited対応で出版した結果…自分のKindle本の収益が落ちるだけの結果に終わりました。その後半年も浮上できなかったことを考えれば、「相対評価でしかないSEOを第三者にバラまくことの恐ろしさ」はわかって頂けると思います。

当たり前のことしか言えない

この恐ろしさを知ってしまうと、無料でも有料でも核心をついたSEOを発信することはなくなります。特に、Amazon(Kindle)のSEOはGoogleと比べてはるかにレベルが低く、誰でもマネできてしまうものです。

今だからこそ言えますが、私が出版したKindleSEOの本も、基本的なことしか言及していません。これでも出版当初はかなり先進的な知識だったのですが…今では「知ってて当たり前のレベル」でしかありません。

KindleSEO本にあるノウハウは、出版当初でこそ私が持っている知識の60%程度を開示したものではありますが、現在では30%未満です。それくらいAmazon(Kindle)SEOも進化しているので、自分のノウハウもアップデートさせています。

では、アップデートさせた知識は開示するかというと…本当に申し訳ない話ですが永遠のブラックボックスにすると思います。

有料でも無料でも誰かにバレてパクられたら終わりだからです。実際に、私のKindleSEO本はパクられてKindle本にされたことすらあるので、仕方ありません。同じような被害を受けた人は、他の発信者でもいると思います。

…こうして、SEOを発信する人は全員「バレることに対するリスク」に敏感になりました。売れれば上位表示される…など、「そんなの当たり前だろ!」となるような内容しか発信できなくなってしまったのです。

ミスリードさせたほうが儲かる

もっと闇の深い話をすると、ミスリードさせたほうが儲かります。最近、水面下でよくわからないSEOをバラまく人が増えました。

✔レビューの件数がSEOに影響する
✔カテゴリー選定はSEOに影響する

まあ、SEOはどの企業も悪用を避けるために非開示なので、このSEOが本当とも言えないし、嘘とも言い切れないんだと思います。

ただ、私が試行回数を重ね、ライバルのKindle本を見た限りでは…あまり影響していません。

✔レビューの件数が少なくても上位表示されているKindle本は多数存在
✔カテゴリー選定やカテゴリー内のランキングと上位表示が連動していない

ぶっちゃけると、売上がそこまで多くなくても、レビューが10件未満でも、カテゴリーが思い通りに選定できなくても…ゴリ押しで上位表示させることは可能です。(売上に関してはある程度は必要だけどね)

ここからは私の邪推になりますが、わざとミスリードさせているのでは?と思ってしまいます。SEOの正解なんて一生わからないわけですから。

それに…今SEOである程度稼いでいる人からすれば、核心をついて欲しくないんです。バレたら稼げなくなるので。

セコいと言う前に自分で探せ

このような考え方を「セコい」と言う人は少なからずいるでしょう。まあ、自分でもセコいとは思いますよ。

でも、Amazonの規約違反ではない以上「ルールの範囲内での工夫」にすぎないのも事実です。カテゴリー選定については様々な意見がありますが、少なくとも私はカテゴリーを無理にゴリ押しするようなことはしていません。
(そんなことをしてもメリットはほとんどないから)

もう一度言いますが…Amazon(Kindle)SEOなんてそこまで難しくないです。Googleよりはるかに簡単です。セコいとか文句を言う前に、自分で探せばいいと思います。

Twitterでは何度かつぶやいていますが…

✔SNSの宣伝力が弱い
✔Kindle出版に本腰を入れられない
✔大量出版もできない(したくない)

こういった人は、SEOをはじめとしたマーケティングを使いこなさないと売れません。苦労せずに売上が確保できるなんてありえません。SNSに力を入れている人が宣伝に必死なように、私はマーケティングに必死なだけです。




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