見出し画像

売れない10冊より売れる1冊

【この記事は自著の宣伝を含みます】

Kindle出版は、誰でも簡単にできます。パソコンさえあれば、3日で原稿書いて表紙は外注して、KDP登録して出版するだけ。

だからこそ軽視してしまうのが、1冊に力を入れることです。出して終わりを何度も続ける限り、あなたの本は売れません。

Kindle本で月1万円以上稼ぐ方法は、大きく分けて3つです。

✔大量出版戦法
✔ブーム便乗戦法
✔ロングヒット戦法(おすすめ)

大量出版戦法

一番やってはいけないのが大量出版戦法です。理由は単純で、無名のド素人が書く本に権威性が全くないからです。

大量出版戦法で稼げるのは「〇〇さんの本だから買おう!」となるインフルエンサーに限られます。そもそも、大量出版している人の大半は原稿も外注しているので、自分で書いてません。外注は一つの戦略ですし否定はしませんが、素人が無策で原稿を外注すると、高確率で赤字になります。

例えば、僕は外注せずに7冊出していました。合計収益は9か月で3500円程度で、7冊の合計文字数は10万字を超えてます。電子書籍用の原稿で外注する場合、1万文字1000円程度が低単価での発注相場です。質の悪いライターに当たると、とんでもない文章が納品されるリスクもあります。

そもそも、仮に1万文字1000円で満足いく原稿が納品されても、10万文字なら1万円の外注費がかかります。売れなかった頃の僕なら確実に赤字です。

ブーム便乗戦法

ブーム便乗戦法も、一部の例外を除いておすすめしません。ロングブームが狙えるワードならともかく、一過性で終わりそうなものは既に競合がいます。ブーム便乗戦法は、原稿を外注している業者や強豪個人も多く、基本的にはスピードで絶対に勝てないと考えておくべきです。

仮に売れたとしても、ブームが去ればまた別のブームに便乗し続けることになり、売れ続ける1冊にはなり辛いでしょう。

ロングヒット戦法

残ったのがロングヒット戦法。僕やあなたのような弱小個人は、これを狙うしかありません。ロングヒット戦法は、ハマれば確実に読まれる本、買われる本になります。その分、戦略をきちんと立てなければいけません。

基本的には売れる分野で勝負することになります。お金、副業、仕事、人間関係、美容など、人間の悩みに刺さるジャンルです。ただ、このジャンルで真正面から切り込んでも、既存の本に負けます。

真っ向勝負を避け、既存の本のスキマを埋めるような本なら、勝てます。僕の出した本は、基本的にこの考え方です。

<ロングヒット戦法の例>

✔Webライターで1万円稼ぐ教科書

Webライターに関する本は、月5万〜100万円くらい稼ぐのを目標にタイトル付けされてる本が9割です。なので、あえて最初の1万円を稼ぐための本に特化して勝負しました。リリースして2年近く経ちますが、定期的に有料購入され、ほぼ毎日読まれています。

✔低収入でも年3万円の不労所得〜銀行株高配当投資2022年版

高配当株投資に関しては、言葉だけが独り歩きしている本がとても多いです。〇〇太郎さんの「バカでも稼げる」というキャッチフレーズを真似たような本も目立ちます。僕はあえて「高配当株≒不労所得」に着目し、低収入でも不労所得がゲットできる!をコンセプトにして差別化しました。

これだけ考えて本を出すとなると、月1冊くらいが限界で、ネタが尽きるのも早くなります。でもそれでいいんです。

✔10冊出して月1000円×10冊=月1万円
✔3冊出して月3334円×3冊≒月1万円

絶対後者の方が、楽ですよね?Kindle出版は、着実に権利収入を取れるのが強みですが、それはある程度売れている本に限られます。

僕も、元々は売れない本を量産してきたのでわかります。
「売れない10冊より売れる1冊!」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?