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μ'sの亡霊だった人間がスクスタに救われた話

キルリアのミラージュステップを使う時は毎回「ミラクルSTAY TUNE」って言います。
こんばんは、しきはたです。
スクスタが16時間後にサービス終了するということで、書き残しておきたいことを以下に記そうと思います。

まずスクスタに触れた経緯から。オタクたちに恵まれて今では多くの方々と関わらせていただいていますが僕が虹ヶ咲にちゃんと入ってきたのはちょうど1年前位の話です。2期のA•ZU•NA回でした。

Infinity!Our wings!!が全ての始まりでした。なんだこのかわいい女共!?って思って気がついたらどっぷり顔面虹ヶ咲になってしまい滑り込みでジョイポリスコラボに行き

ついでに解体直前の大観覧車も訪問して


そして運良く5thLIVE虹が咲く場所の千秋楽は一般チケットから現地参加することができました

(一般チケットで最前ブロックだったの本当に何だったんだろう)

出遅れ組たにしては本当に虹ヶ咲に触るタイミングが良かったと今も感じています。このような次第で色々触っているうちにスクスタも入れてはいたんですけどゲームシステムがいまいち合わず、たまーにログインしてMVとか3Dモデルを眺めるくらいの用途で使っている程度でした。
しかし状況は一変、11/1のアレです。

差し替えなどが起こりうるかと感じ、結果的にこれがきっかけでスクスタのメインストーリーを進めるようになりました。
1,2章のR3BIRTH組は相当やってるということは前情報として持っていたのでかなり身構えてはいたのですが、アニメの世界線の3人を知っていたことやリアタイ勢のような更新間における切迫感もなかったために幸いにもかなり面白く読むことが出来ました。
とはいえやはりシナリオ毎に1曲クリアするというのがなかなかに苦しく、ソシャゲに対する体力を持ち合わせていなかった自分はかなりスローペースでストーリーを進行していました。
そうして3rdシーズン終盤に差し掛かってきたあたりで再び悲しいお知らせが飛んできました

当時やっとA•ZU•NAちゃんをUR衣装で並べられるようになったばかりで悲しみもありましたが、何よりも私生活が落ち着いてからじっくり読み進めようと思っていたものにタイムリミットが課せられ、戸惑いのようなものも同様に感じていたと思います。

このような経緯で虹ヶ咲・スクスタに触れ始め、シナリオを読み進めることになったのですが、前置きが長くなってしまいました。ここから題目にある通りの内容に触れようかと思います。

自分は無印→スーパースター→虹ヶ咲 といった道順でラブライブに触れてきました。μ'sの解散後は他コンテンツを動き回り、スーパースター1期で再びラブライブに惹かれ、最終的に虹ヶ咲に落ち着いたという流れです。この通りサンシャイン以外のラブライブは触れたのですが、なんとなくサンシャインに触れることは憚られていました。恐らくサンシャイン発表当時の感覚、Aqoursの登場によってμ'sの存在が上書きされてしまうような感覚がずっと頭の中に残っていたのだと今では考えています。ラブライブ!サンシャインという作品、Aqoursに対する負の感情は虹ヶ咲を視聴した後も消えることがなく、スクスタのシナリオを読み進める際にもAqoursのメンバーの関わる話はあまり積極的に読む気持ちを持つことが出来ませんでした。
しかし、このAqoursに対する感情が大きく動いた機会がありました。

第41章6話

40,41章は周囲の人々の活力・能力と自身のものの間に大きなギャップを感じ思い悩んでしまうという、スクスタを通しても特に主人公であるあなたに対する共感性の強いストーリーだったと思いますし、実際に自分も強く没入して読んでいました。その深い没入感の中でこの41章6話を読みました。

Aqoursのライブを観てより一層奮起するμ'sと虹ヶ咲、一方でAqoursも更に上を目指す姿勢を崩さない。スクールアイドル同士が高め合う光景が眩しく感じました。

μ'sに対する強い気持ちを持っていたのはAqoursのスクールアイドルも同じでした。1人のオタクが抱えている感情よりも大きな気持ち、突き動かされるほどの大きな憧れは自分が持つものとは本来比べては行けないものだったとも思います。

憧れによって同一になろうとするのではなく、憧れを原動力に自分らしく輝こうとするAqoursという、芯のような部分に初めて触れることが出来た瞬間でした。
μ'sが求められていた当時に現れた彼女たちは多くの批判を受けていたと朧気ながら覚えています。私自身もμ'sを求めていたため、当時はμ'sがいなくなると同時にラブライブから去ってしまいました。そのような中でも自分を見失わず、Aqoursらしく輝こうとしたAqoursだったからこそ、今も尚愛される存在であり続けているのだと思います。μ'sの存在に囚われ続け、Aqoursの中にもμ'sを見出そうとしていたからこそ、私はAqoursの魅力に気付くことができなかったのだとやっと理解することが出来ました。
作中のあなたちゃんはここではまだ立ち直ることは出来ず、もう少し話は転がるのですが、私にとってこの1話は大きなものでした。この1話のおかげでやっと、7年越しにAqoursの物語を受け止める準備をすることが出来ました。

もしもスクスタでなかったら、本来交わるはずのないスクールアイドル達が交わるこのゲームでなければ、私の中のAqoursに対する蟠りは消えることすらなかったと思います。
スクスタだったから、ALL STARSという形の作品であったから、私というμ'sの亡霊は救われることが出来たのだと思っています。
この文を書き終えた今、スクスタに残された時間は14時間程となりました。私自身も、心を残さないように読めるものを最後まで読みたいと思います。
ありがとうスクスタ。私は間違いなくスクスタのおかげでラブライブ!という作品に対する在り方を動かすことができたと感じています。願わくば、またいつかLiella!や蓮の空も交わる新しいALL STARSが生まれて欲しいと思います。
駄文失礼致しました。

経験値だよ、菜々……


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