🌞ダり 32237+132NASDAQ 11823+36、SP500 3970+22。CME 27115円-65

米地銀の経営䞍安が再燃するなか、週明けの東京垂堎は倧幅に䞋萜。スむスUBSが経営危機に陥っおいたクレディ・スむス買収で合意したずの発衚などもあったが、懞念払拭には至らなかった。䞀方、祝日明けは倧幅に反発。む゚レン米財務長官が䞭小銀行の保護で必芁に応じた介入方針を衚明したため金融システム䞍安が埌退、買い戻しが匷たった。ただ、その埌は䞊倀の重い展開が週末たで継続。米連邊公開垂堎委員䌚FOMCの結果やパり゚ル米連邊準備制床理事䌚FRB議長の䌚芋は抂ね予想通りでタカ掟・ハト掟ずも捉えにくい内容だったため、あく抜け感には至らなかった。たた、米銀行の経営䞍安や景気埌退懞念がくすぶっおいたこずも䞊倀を抑制した。

■銀行の経営䞍安はピヌク超えたか

来週の東京株匏垂堎は䞀進䞀退か。今週末、経営に倧きな問題はないはずのドむツ銀行のデフォルト債務䞍履行に察する保蚌料が䞊昇し、同瀟株䟡が䞀時急萜するなど銀行の経営䞍安に由来する高いボラティリティヌ盞堎が続いおいる。ただし、ドむツ銀行が発衚した劣埌債の早期償還は本来売り材料でないはず。実際、垂堎の動きは非合理的ず次第に理解され、週末の米株匏垂堎は埌半に持ち盎しおいる。今埌も先行き䞍透明感はくすぶるだろうが、金融システム䞍安に぀いおは目先の峠を超えたず考える。

米囜では金融圓局ず政府らが協力し、保有債刞を額面通りに評䟡した䞊で資金貞付を行う「バンク・タヌム・ファンディング・プログラム」を蚭定。たた、日米欧の6䞭倮銀行によるドル資金の䟛絊匷化など流動性䞍安を払拭するための支揎策が盞次いで発衚された。さらに、む゚レン米財務長官も条件付きずはいえ、必芁に応じた远加の預金保護措眮の甚意があるず述べおいる。UBSによるクレディ・スむスの買収救枈劇の際に無䟡倀ずなっお波王を呌んだAT1債に぀いおは、利回りが急䞊昇する䞭、欧州垂堎で6月、9月にたずたった償還が予定されおおり、今埌も折に觊れお金融䞍安が再燃する可胜性はありそうだが、䞍安心理のピヌクは過ぎたず思われる。

2122日に開催された米FOMCでは0.25ポむントの利䞊げが行われたほか、量的匕き締めQTの継続方針が瀺され、2023幎内の利䞋げを怜蚎しおいないずする埓来方針も維持された。利䞊げやQTの停止、幎内の利䞋げが䞀郚で指摘されおいた事前予想よりはややタカ掟な印象を受けた。䞀方、米FRBは利䞊げの䞀時停止に぀いお議論したこずを認めたほか、銀行の経営䞍安がもたらす䞎信環境の匕き締たりが利䞊げず同等以䞊の効果を生む可胜性を指摘するなど、今埌の状況次第ではハト掟化する柔軟な姿勢も芋せた。金融システム䞍安が台頭する前に倧幅な匕き䞊げが想定されおいた2023幎末の政策金利䞭倮倀も昚幎12月から据え眮かれ、利䞊げ停止が近づいおいるず掚察される。

このように、金融システム䞍安がピヌクを過ぎたず考えられるこずに加え、FRBの利䞊げ停止期埅が高たっおいるこずもあり、今埌は再びファンダメンタルズ経枈状態を衚す各皮指暙ぞず垂堎の関心が移っおいくこずが予想される。ただ、景気埌退懞念に加えお、東京垂堎では需絊悪芁因もくすぶり、しばらくは䞊倀の重い展開が続きそうだ。

3月期末に向けおは配圓・優埅の暩利取りを狙った個人投資家の買いのほか、株䟡指数連動型ファンドによる配圓再投資目的の先物買い需芁が1兆円超に䞊るず掚蚈されおいる。たた、金融機関の決算察策ずしおの期末に向けた売りも間もなく䞀巡しおくるず想定される。しかし、日経平均が倧幅反発した今週の祝日明け22日、ネット蚌刞の売買代金ランキングでは日経平均レバレッゞ・むンデックス連動型䞊堎投信<1570>が売り越しずなっおおり、27500円氎準では戻り埅ちの売り圧力が匷いこずが確認された。たた、17日時点での裁定取匕に係る珟物ポゞションの買い残は1兆2286億円ず匕き続き高氎準にあり、積み䞊がった裁定買い残の解消圧力が今埌も䞊倀抑制芁因ずしお働きそうだ。

さらに、信蚗銀行は3月第3週たで18週連続で珟物株を売り越しおいる。幎金基金等のリバランス資産配分の再調敎売りはそろそろ䞀巡しおきそうだが、日経平均などがいただ昚幎末の氎準を䞊回っおいる䞭、リバランス売りが月末いっぱいたで続く可胜性もある。ほか、日経平均の新芏採甚銘柄ず陀倖銘柄の入れ替えに䌎い、日経平均党䜓ずしおは玄2000 億円超の換金売りが月末に生じるず予枬されおいる。4月に入れば、新幎床入りに䌎う需絊奜転が意識されそうだが、3月最終週は党䜓ずしお需絊はやや売り優勢になりそうで、泚意したい。

個別では、半導䜓を䞭心ずしたハむテク株に泚目だ。28日に米マむクロン・テクノロゞヌの決算が予定されおいる。幎埌半からの垂況回埩ず米金利の先高芳埌退を背景に半導䜓関連株には匷い動きが芋られおおり、マむクロンの決算を受けおあく抜け感が䞀段ず高たるかに泚目したい。たた、31日には䞭囜の補造業賌買担圓者景気指数PMIが発衚予定。指暙結果を受けお工䜜機械など䞭囜関連株が動意づく可胜性もありそうだ。

■3月郜区郚消費者物䟡指数、米2月PCEコアデフレヌタヌ

なお、来週は27日に2月䌁業サヌビス䟡栌指数、29日に配圓・優埅暩利付き最終売買日、31日に3月郜区郚消費者物䟡指数、2月有効求人倍率、2月鉱工業生産、2月䜏宅着工統蚈、䞭囜補造業PMI、米2月個人消費支出PCEコアデフレヌタヌ、などが発衚される。


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