前場 27106円-227。三菱UFJ(8306)534.6円-6.5、三井住友(8316)5231円-27。サンリオ(8136)5280円+395

🌸20日前場の日経平均株価は前週末比227円45銭安の2万7106円34銭と大幅反落。朝方は、前週末17日の米国株式市場で金融システムの不安定化が警戒され、主要3指数が下落した流れを受け、売りが先行した。ただ、スイスの金融最大手UBSが19日、経営危機に陥った同2位のクレディ・スイス・グループを買収することで合意したことは支えとなり、いったん上げに転じて一時2万7367円18銭(前週末比33円39銭高)まで強含む場面もあった。一巡後は、先物売りを交えて再度軟化し、前引け近くには2万7103円13銭(同230円66銭安)まで下落した。

 日経平均マイナス寄与度では、ファーストリテ <9983> が56円強と比較的大きく、東エレク <8035> が28円強、第一三共 <4568> が13円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、海運、倉庫運輸関連、空運など31業種が値下がりし、石油石炭製品、非鉄金属の2業種が値上がりした。東証プライム銘柄では、全体の87.5%が下落した。

 東証プライムの出来高は6億3380万株、売買代金は1兆4124億円。騰落銘柄数は値上がり190銘柄、値下がり1606銘柄、変わらず39銘柄。

 市場からは「クレディ・スイス救済は一定の支えにはなったが、金融不安への警戒感が残り、執拗に売りが続いている。もっとも、🌸注目のFOMC(米連邦公開市場委員会、21-22日開催)では、市場に寄り添う内容になるとみられ、そろそろ売りも一巡するだろう」(中堅証券)との声が聞かれた。

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