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〔米株式〕NYダウ続落、221ドル安=米地銀の経営不安で(11日)☆差替

6:19 配信

 【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク株式相場は、米地方銀行の経営不安が再燃したことで投資家のリスク回避姿勢が強まり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比221.82ドル安の3万3309.51ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は22.07ポイント高の1万2328.51で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比6610万株減の8億4466万株。
 米地銀持ち株会社のパックウエスト・バンコープはこの日、先週に大規模な預金流出が発生したと発表。身売りも含めた「戦略的な選択肢」を検討すると報じられたことがきっかけになり、5日までの1週間で預金が1割近く減少したという。
 市場では、地方銀行の経営不安が再燃し、金融株が下落。景気悪化懸念も強まり、幅広い銘柄が売られた。パックウエストは22.7%安、ザイオンズ・バンコープが4.5%安、コメリカが6.8%安、キーコープが2.5%安。さらに景気敏感株でもダウが2.1%安、ナイキが1.0%安などとなり、ダウ平均を押し下げた。
 前日夕に決算を発表したウォルト・ディズニーが8.7%の大幅安となり、相場の足を引っ張った。競争が激化している動画配信サービスの加入者が減少したことを嫌気した。
 米労働省が午前発表した4月の卸売物価指数(PPI)は、前月比0.2%上昇だった。市場予想を下回ったものの、「サービス分野のインフレは上昇し続け、粘着性がある」(米エコノミスト)と根強いインフレ圧力が確認されたことも相場の重荷となった。
 そのほかの個別銘柄(暫定値)では、インテルの3.7%安が目立った。ハネウェル・インターナショナルは1.2%安、キャタピラーは1.5%安、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは1.3%安だった。(了)
時事通信


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