NY市場5日続落。ウクライナ情勢悪化。NYダウ 33131-464、NASDAQ 13037-344、SP500 4225-79。シカゴ日経平均先物 26330円-100

🌸23日のニューヨーク株式相場は、ウクライナ情勢をめぐる懸念が続き、5営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比464.85ドル安の3万3131.76ドルで終了。5日間で計1800ドル超下落し、終値としては、昨年3月以来の安値となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は344.03ポイント安の1万3037.49で終わった。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9722万株減の10億8545万株。
 ダウ平均は前日までの大幅な下落の反動から安値拾いの買いが入り、上昇して取引が始まった。しかし、ウクライナ情勢への懸念が根強く、昼前に下落に転じると、午後にはマイナス幅を広げた。
 ウクライナ政府は23日、ロシアが東部地域の独立を承認し、派兵を決めたのを受け、非常事態宣言を発令する方針を決定。予備役の招集を始めた。ウクライナでは、政府機関などのウェブサイトにアクセスできない事態が相次いでおり、サイバー攻撃を受けたとみられている。
 バイデン米大統領は前日、対ロシア経済制裁の第1弾を発表し、ロシア大手銀行2行との取引制限やプーチン・ロシア大統領側近らの米国内で保有する金融資産凍結などを打ち出した。23日には、ドイツとロシアを結ぶガスパイプライン運営会社などへの制裁も示した。
 市場では、ウクライナ情勢の一段の緊迫化に対する懸念が増大。先行きや経済制裁による影響への不安から、投資家がリスク回避姿勢を強め、株式などのリスク資産を売る動きが加速した。ハイテク株や景気敏感株、小売り関連など幅広い銘柄が売られた。
 ダウ平均の構成銘柄では、ビザが2.4%安、スリーエムは1.6%安、JPモルガン・チェースは2.1%安、ホーム・デポは2.4%安、キャタピラーは2.4%安と下落。セールスフォース・ドットコムの2.4%安、アップルとマイクロソフトが2.6%安などハイテク株が大きく下げた。そのほか、メタ(旧フェイスブック)の1.8%安、アメリカン航空グループの4.5%安、テスラの7.0%安も目立った。yahoosファイナンスから


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