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学校に遊び心を02 〜デジタルチャレンジカード〜

1.チャレンジカード

 冬と言えば、雪国の小学校では「縄跳びチャレンジ」で運動量を確保することが多いのではないでしょうか?体育の学習やチャレンジタイムなどの取組を行ってきましたが、その際に、「縄跳びチャレンジカード」を配っていました。
 このチャレンジカード、少し厚めの用紙に印刷していたのですが、期間途中でズタボロになる、行方不明になることが多かったです。また、体育主任を経験していたときには、全校児童分を印刷することも地味に負担が大きかったです。
 そこで、児童用タブレット端末が整備されてからは、 Google classroomを活用してデジタル配信することにしています。

2.チャレンジカードのモヤモヤ

 「○○チャレンジカード」をデジタル化するにあたり、これまで自身が作ってきたもの、前年度から引き継いできたものを振り返ると、色々とモヤモヤすることが出てきました。

①チャレンジカードが回数の記録だけになっている。
  →縄跳びの目標回数の達成状況を把握するだけで終わってしまう。
 ②チャレンジカードが特定の観点のみに偏っている。
  →「○○跳び何回達成」のように技能のみのチャレンジカードになっている。
 ③チャレンジカードが引き出しの奥でズタボロになっている。
  →探検バックにつけたままボロボロになるパターンも。
 ④チャレンジカード(マスを塗るタイプ)の時間が取れない。
  →記録を塗り潰すと絵が出るなんていうアイディアも良いとは思いますが…。

 これらのことを解決しつつ、出来るだけ子どもたちが楽しめるようなチャレンジカードを作ってみました。

3.RPG風レベルアップ型デジタルチャレンジカード

 完成品がこちらになります。どうです?RPGっぽいでしょう?Googleスプレッドシートで作成しました。

①名前、アイコンは、児童がカスタマイズ可能。
 ②レベルは、チェックリスト(課題)を達成すると、自動更新。
 ③3つの観点でポイントを振り分けられ、進捗状況がグラフになる。
 ④遊び心で、プロフィールのコメントも達成状況に応じて自動更新される。

というチャレンジカードになっています。ちなみに、レベルは高くなるほど上がりにくくなるように設定しています。

 チェック項目と観点は、教師が自由に変更できるので、縄跳びに限らず、他のチャレンジカードとして流用することもできます。もちろん、称号もカスタマイズ可能で、ゆくゆくは、ログインボーナス的なものを組み込んだり、 GoogleFormsと連動させたりを考えています。

実際に動いているのはコチラ

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