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アナモルフィックレンズで動画を



はじめに


レンズを買ったから動画を始めてみようと思ったのか?
動画を始めてみようと思ったからレンズを買ったのか?

もはや忘れてしまったのだが
アナモルフィックレンズなるものを買ったのでテストを兼ねて登山の様子を動画にしてみました。

以下が使った機材です

・TTartisan 25mm t2 c 1.33x
・Fujifilm X-T20
・Final cut pro お試し版とiMovie

まず買ったレンズの紹介から
ttartisan 25mm t2 c 1.33x アナモルフィックレンズ

こちらを買いました。
で、持っているFujifilm X-T20につけて撮影します。

ちなみに一般的にはアナモフィックレンズと呼び
アナモ"ル"フィックレンズの「ル」はいらないみたいですね
間違ったまま商品化しちゃったのか、わかりませんが今回の記事では「ル」は入れたままにしておきます。

今回動画撮影ではジンバルやフォーカスモーターなどは使わず、とにかく手持ちで頑張ります。買ってる余裕がないので、、、
あくまで、気持ちとしてはテスト撮影としてみてください

レンズはマニュアルなのであらゆる操作を自分でやるわけですが
やはり辛かったのはレンズにもボディにも「手ぶれ補正」がないこと

撮影前は手ぶれというのは、呼吸から来るものだと思っていましたが
実際、撮影してみてわかったのは、手の震えから来る微小の動き
これを抑えられないのはかなり辛いです。

そのためにジンバルやらスタビライザーやらあるわけで

多少の手ぶれなら編集ソフトで電子手ブレ補正が効きますが、流石に限度がありました

しかも山に登って疲れてくると、体力的にも思考的にも気を使う余裕がなくなってくるため
山頂に近づくに連れ、映像がひどくなってきました笑

アナモルフィックレンズについて

アナモルフィックレンズについて少し説明します
通常のレンズと比べると横長に広く映るのが特長です

というのもレンズが横方向のみ広角になるように設計してあるので、撮れる絵は細く伸びたような絵になります。

それをあとから編集で、縦を縮めるなり、横に伸ばすなり比率を変えて、細く伸びた絵をもとに戻します。

今回のレンズでは横にx1.33なので
横に伸ばすときは133%
縦に縮めるときは1/1.33=75%に圧縮します

編集で横長の比率に

FHD規格の1920x1080の16:9の比率で撮影して編集すると、2.36:1のシネマスコープサイズの映像になります

この比率ですが名前の通り、映画で時折見る横長の広い映像で撮影することになります

レンズレビュー

他のアナモフィックレンズを使ったことがないので、写真用レンズと比較して書いていきます

どの用途のレンズと比べても、かなり軽量コンパクト。
とくに動画用レンズは大型になりやすいので、これはとても楽です

登山時にカメラごと首から下げていてもほとんど苦にならなかった

ただし、これはあらゆることを投げ捨ててできてるわけで
この絵のクオリティでは使えないと思う人も多いと思う

F2で近距離を撮影するとボケの汚さと合わさってピントが合っているかどうかの区別が付きにくい

ただし中距離以上例えば2.5m遠くをを撮影するなら、今の自分であれば許容できるレベル。
今回撮影はFHDで撮影したが、4K8Kでは厳しい気がする、、、

1.5から3m付近はとてもきれい

更に言えば、×1.33と謳ってはいるが、感覚的には×1.25がちょうどいい
微妙にシネマスコープではない

レビューで見かける樽型の歪みは、山ではほとんど気にならないので大丈夫でした。
ただし人工物相手だと多分厳しい、、、って感じです

山専用と考えればかなり使えるレンズだし、価格も4万とかなり安いので、初めて遊ぶにはかなりちょうど良かった

撮影の苦労

登るほど頭が回らなくなっていく

先にも書きましたが、登れば登るほど絵作りに余裕が無くなってきました
これは写真撮影でも同じなのだけれど、いまの自分の体力では動画のほうがよりキツイように感じる

正直なところ、初めての動画撮影とういうこともあって、登山にあまり集中できなかったのも残念ポイント
撮影に頭が回ってばかりで、ちゃんと景色を見れてない。
そのうち慣れれば余裕も出てくるはず

とはいえ動画撮影もして、写真撮影もするようなことは慣れていてもかなり忙しく、厳しい気はしています。
それこそ機材に集中して、登山で何も味わわず山を下ることになりそう
何回も行って慣れた山については動画を回していきたい。まずは写真を優先したいと思います。

ちなみに構図などを参考にしたのは
「ひとり登山部LOG」さんというYouTubeチャンネルです
とても素敵な絵と雰囲気で登山に行きたくなる動画をたくさん作っています 

こちらでも4人でにゅうに登った動画はありますが、それ自体はあまり参考にせず、別の動画を参考にしています。

最後に編集作業ですが
過去に編集はやったことがあるので、ソフトに使い慣れていない以外はサクサク作業できました。(繋ぎとか、かなり雑だけど)

BGMですが、適当なアコースティックギターがベースの曲を探しましたが、なかなかしっくり来るものもなく
今後、動画を作るときも曲探しがネックになりそうです

ここもクオリティ上げるためにサブスクで、とかになってくると
動画ってとても金かかるなって、ちょっと心折れそう

まとめ

直前までマイナスなことばかり書いていますが
初めての動画で初めてのアナモルフィックレンズはかなり楽しいです。

けどレンズに関しては遊びに使うのがちょうどいいかな
という評価

写真も人のこと言えませんが
動画はさらにお金がかかりますね
精進します

にゅう頂上の景色

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