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ワクワク先生プロジェクト
EPISODE 1
『17時半からのはじまり』
思い起こすこと、今から10年前
勤めていた夜間定時制高校で、当時はまだただの同僚の1人だった仲間と2人きりで車に乗って三重県まで行き、全国の先生たちが集まる講演会(あこがれ先生プロジェクト)に行ったことが全ての始まりでした
講演会の最後に流れたムービーの最後に映し出された「がんばれ、あこがれ先生」というメッセージに泪し、1泊2日で行った三重県から帰ってきました
早速、当時勤めていた定時制高校内で何か行動を起こそうとするも、心から込み上げてくる熱いものをどう行動に移せばいいのかが分からず、結局始めたのは『勤務時間前に職員室の掃除をする』ことでした
ただその小さな一歩は、池に投げた小石のように、少しずつ職員室に広がり、先生たちに広がり、生徒たちに広がり、学校全体に広がっていきました
もちろんこれは今振り返ってみて気づいたことです
当時はそんなことを感じたこともなかったし、考えたこともありませんでした
それくらい、目の前のことや自分にできることにただただ一生懸命だったんだと思います
ボクはこの夜間定時制高校に5年間勤めましたが、今日現在から逆算しながら思い出してみると、このエピソードは勤務4年目の12月だったことを改めて知ってビックリしました
勤めた5年間を1日に当てはめて計算してみると・・・
5年(60ヶ月)を24時間に換算すると、1ヶ月が24分となり、1年だと288分(4.8時間)となります
勤務し始めた年の4月を0:00とすると、2年目の4月は朝5時前、3年目の4月は朝の9時半過ぎ、そしてこのエピソードがあった4年目の12月は、夕方の17時半過ぎということになります
日が暮れ、1日が終わろうとしているそんな時間、まさに夜間定時制高校の授業が始まる時間から、ボクの大きな変化が始まったのです
そこからの時間、そこからの変化は、今のボクを作る上で欠かせないものとなりました
その軌跡が、それを必要としているあなたの力になり、アイデアになり、支えになればいいなと思いながら、これから少しずつ伝えていきます
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