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リゾートしらかみで行く五能線の旅1日目

私は子供の頃から特別列車に憧れがあった。図鑑を眺めながら寝台列車の旅にいつかでてみたいと考えたりもした。今では寝台列車は日本国内ではほぼ絶滅状態になってしまい乗る機会は訪れそうにない。
そんな中で観光列車に目が行くようになった。調べてみれば最寄駅から1時間足らずでリゾートしらかみの始発駅まで行けるとなればこれはもう行くしかない。全国から観光客がやってくる観光列車に乗れるチャンスである。

こうして五能線との分岐駅である東能代駅に朝8時前に到着した。すっきりしない空模様だが雨が降らないことを祈ろう。

朝食は大館駅で調達した花善の鷄めし弁当。冷めても美味しいのは弁当で重要なポイントだと思う。

東能代駅のホームの待合室はリゾートしらかみを模した形になっている。

待合室の中には列車の運転席もあった。

あられが降る中入ってきた橅編成のリゾートしらかみに乗り込みいよいよ五能線の旅の始まりである。

列車は能代市を抜けると日本海沿いを進んでいく。そして青森県に入ると大間越駅手前辺りでスピードを落として外の景色を見る時間を作ってくれる。大きな波が打ち寄せる冬の日本海は大きな岩が浮いているようにも見えた。

東能代駅から1時間ほどで私の今日の目的地の十二湖駅に到着した。売店で売られていた青池ソフトクリームが気になったがこの日の寒さでは食べる気になれなかったのでまたの機会にしようと思う。

バスで終点の奥十二湖駐車場へ向かうと一番最初に出会ったのは鶏頭場の池。何てことの無い普通の池だと思いスルーしそうになったがよく見ると緑がかった水が透き通っていて綺麗だった。

鶏頭場の池から少し歩くと十二湖の中では最も有名な青池に辿り着く。看板に書いてある通り意外と小さい。

写真撮影の時期を逃した感はあるが池の青色は変わらず美しい。

青池に行った後は王池の近くにある食事処を目指して坂道を下りながら道沿いの池を鑑賞した。この写真はがま池。底なし沼のような雰囲気がある。

途中には猿もいた。残念ながら良いシャッターチャンスは訪れなかった。

猿がいた近くの観音様と綺麗な滝。

食事を求めて王池までやってきた。穏やかな水面と落ちかけの紅葉が美しい。

ここで昼食にしようかと考えていたところだったが王池そばの食事処がどうも営業していなさそうな雰囲気だったため最初のバス停付近まで戻ることになってしまった。

昼食は森の物産館キョロロまで戻り煮干しラーメンを食した。食事の直前にバスが出発してしまい、次のバスは2時間後。バスの時間まで再び歩いて回ることにした。

青池からさらに奥へ進んで沸壺の池へ。こちらも青池に引けを取らない美しい青色だった。

まだまだ時間はあったので来るときに少し気になっていた日本キャニオンも見に行った。この辺りだけ白い岩肌が見えているのはなかなか奇妙な光景だった。

十二湖散策を終えてこの日の宿、アオーネ白神十二湖へ。広々とした敷地内にコテージ、レストラン、売店、大浴場(この日は既に冬季休業に入っていた)さらにこんな遊具広場もあった。

宿泊したコテージ。なんと1棟を1人で丸々占領することに。ちなみにベッドが6つ置いてありました。ただそれほど広くはなかったので寂しさはあまり感じなかった。むしろ将来独身のままならこんな家に住みたいと思う良い所だった。

夕食はとても美味しそうだったので写真を撮る前に食べてしまった。幻の魚イトウが食べられるということでテンションが上がってしまったためである。メニューだけでも伝わるだろうか。イトウの味は鮭を脂控えめにしたような感じだった。
他にも深浦牛や雪人参など地元食材が多く使われていて大満足の夕食だった。特に雪人参はニンジンとは思えない甘さで私はメニューを二度見してしまった。なんとなくカボチャに似た味かもしれない。
夕食のクオリティに感動して1日目は終了。ちなみにこの宿青森、岩手、秋田県民限定格安プラン+GOTOキャンペーンでなんと3500円という驚きのコスパなので深浦町を訪れるときには是非使ってもらいたい。そもそもGOTOキャンペーンが無くてもかなり割安なので食事の質に感動してほしい。
写真が増えてきたので続きはもう1つの記事で。

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