【MTG趣味デッキ紹介】ドラゴンストーム【モダン】
はじめに
本記事の目的
この記事の目的は、私がときたまやる思いつきや、趣味で遊んでいるデッキを供養紹介することです。環境へのソリューションとか宣うつもりはさらさらありません。誰かが同じように思いつきを形にしようと思ったとき、組み立てるためのレンガのひとつになれれば幸いです。
まだまだネタはあるので、シリーズ化予定。
※有料部分ありますが、全編無料で読めます。気が向いたら投げ銭感覚で購入いただけますと嬉しいです。
挨拶
kitaと申します。MTG参戦は旧エルドレインから。東京でEDHとパイオニアを中心に遊んでいます。
基本的にカジュアルプレイヤーで、環境デッキを握ることはほとんどありません。「自分がやりたいことで勝てたらいいな~」という思想のもと、そのとき組んでみたいデッキで遊んでいます。
デッキリスト
早速、デッキリストはこちら。
勝ち手段
目標は、「《ドラゴンの嵐》をストームカウント2で撃ち、ドラゴンを3体場に出して勝つ」です。
主な流れは下記の通り。
Step1:土地が3枚ある状態で、《睡蓮の花》の待機が明ける(ストーム1)
Step2:《アイレンクラッグの妙技》を唱え、合計赤9マナを産み出す(ストーム2)
Step3:《ドラゴンの嵐》を唱え、下記の順番でドラゴンを出す
(1)《ドラゴンの女王、ラスリス》
(2)《峰の恐怖》
⇒ラスリスが誘発し、5/5ドラゴンが場に出る
⇒峰の恐怖が誘発し、顔面に5点ダメージ
(3)《龍王コラガン》
⇒ラスリスが誘発し、5/5ドラゴンが場に出る
⇒峰の恐怖が2回誘発し、顔面に計11点ダメージ
⇒コラガンで全体に速攻を付与し、フルパンで勝ち。
モダンでは相手がフェッチ+ショックインなどでライフを減らしていることが多いので、戦闘フェイズを待たずに勝つこともよくあります。
完全に余談ですが、かつてドラゴンストームが世界選手権で優勝した時代(時のらせんブロック、2006~07年らしい笑)の勝ち手段は、《ボガーダンのヘルカイト》×4でした。
5点バーン×4を飛ばすためにストームを3以上溜める必要がある、ヘルカイトを1枚でも引いてしまうとダメージが足りない、といった点が悩みの種でしたが、《峰の恐怖》の登場が時代を変えた感があります。
(その代わり、メインから《ぶどう弾》が積まれているなど、サブの勝ち手段を擁しているという強みもあります)
メインの採用カード
コンボパーツ以外の採用カードは、3種類に大別できます。
①コンボパーツを集めるためのドロースペル
②相手の妨害を掻い潜る妨害
③ユーティリティカード
②の枠は、妨害しつつドローを進められる《火/氷》、《差し戻し》を優先的に採用しています。
ちなみに最大の仮想敵は3ハゲ《時を解す者、テフェリー》です。
こいつがいると《睡蓮の花》が虚空から帰ってこなくなるうえ、その後の空中戦で圧倒的不利になるため、絶対に許してはいけません。
③には多色コントロールや土地コンボを強烈にメタる《血染めの月》、マナ加速・パーツ集め・サブの勝ち手段を実現する《鏡割りの寓話》を採用。
宝物トークンのおかげで、手札に来てしまった《龍王コラガン》を叩きつけることも可能です。
《捨て身の儀式》から2ターン目に投げることも。
アグレッシブサイドボード
最低限の墓地対策、除去、打ち消しは確保しているものの、主にサイド後の軸ずらしのために枠を割いています。
コンボが通りにくい重コントロール、クロックパーミッションや、サイドから対策カードをたくさんいれてきそうな相手には、下記のように「ドラゴンストンピィ」に鞍替えします。
out
《ドラゴンの嵐》×3
《アイレンクラッグの妙技》×3
《龍王コラガン》
《ドラゴンの女王、ラスリス》
in
《ゴブリンの熟練先導者》×4
《砕骨の巨人》×3
《巣穴からの総出》
熟練先導者は《鏡割りの寓話》とも相性が最高です。
・熟練先導者をコピーして大ダメージを狙える
・《キキジキの鏡像》がゴブリンなので、熟練先導者の打点が上がる
また小ネタとして、相手に《一つの指輪》を出された場合には、自身対象で《踏みつけ》を唱えることでプロテクションを剥がせます。
自分の小粒クリーチャーに撃ってもいいですが、対応して除去されるとプロテクション無効が解決されなくなるため注意が必要です。
けちストームと比較した強み
モダンのストームデッキといえば「けちストーム」が有名ですが、そちらと比べて大きく2つの利点があります。
①相手の除去が腐る
けちストームでは、コスト軽減役を焼かれると止まってしまいます。一方ドラゴンストームではシステムクリーチャーが不要なので、相手の除去を腐らせることができます。
特に最近は《オークの弓使い》のせいで、ドロースペルを連打してるだけで小粒クリーチャーは焼き払われてしまいがち。
ちなみに、《血清の幻視》や《選択》ではなく《手練》を採用しているのもオーク対策です。
②サイドの対策札が刺さりにくい
墓地対策が《炎の中の過去》に刺さることがありますが、ドラゴンストームには無縁の悩みです。
また、ストーム2で勝つことができるので、《減衰球》も乗り越えやすくなっています。
アショク?無理無理(ヾノ・∀・`)
モダホラ3がやってくるヤァヤァヤァ!
本記事執筆時点、世間はモダホラ3の話題で持ちきりです。
果たして、時代錯誤なドラゴンストームは大幅強化を享受して環境に食い込むことはできるのか、、、?
メインボード採用候補
結論から言います。いまのところメインで採用される大幅強化カードは存在しません。
注目株はレガシーの「ルビーストーム」に採用されている《ルビーの大メダル》や、コスト軽減役の新顔《モンスーンの魔導士、ラル》ですが、残念ながら下記3点の理由から採用は見送りとなります。
①他のストームデッキのようにストームカウントを大量に稼ぐ必要がない
②連打したいのはコスト軽減の恩恵を受けられないドロースペル
③除去の的となり、相手の介入チャンスが増える→コンボが決まりにくくなる
大きな反響を呼んでいる新ピッチスペルである閃光サイクルも、クリーチャーを出すことが少ないこのデッキでは使いどころがほとんどないでしょう。
なお、微強化として《朦朧への没入》がありますが、《血染めの月》が自分に牙を剥く可能性があるため、せいぜい1枚採用でしょうか。
サイドボード採用候補
一方、サイドボードでは様々な採用候補がありそうです。
特に、アグレッシブサイドボード枠のニューフェイスとして《再鍛の刃、ラエリア》には期待しています。
対策カードとしては、《記憶への放逐》《溶融》あたりが候補になるでしょうか。環境と相談して調整していくことになるかと思います。
おわりに
モダホラ3がドラゴンストームを環境へ押し上げる、という夢想は、残念ながら叶うことはなさそうです。
しかし、他のデッキが暴れることで、間接的にドラゴンストームが輝ける日が来るかもしれません。
引き続きマイペースに遊びつつ、時代が来ることをのんびり待ちたいと思います。
それではまた。
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