短歌ノート｜7月17日

2011年
危さを共有すれば深まるか亀裂走るか 賭事のよう
2012年
あいたいと言った数だけ積み上がる 期待と不安 崩れる怖さ
2013年
真剣な横顔見惚れ手が止まる 視線外して深呼吸する
2014年
くだらない そう言い切れる余裕なら置いてきたから覚悟をしてね
2015年
呪うよう繰り返された重圧に 最後の声もかすれて消えて
2016年
ただ有るをみつめていたら もう無いが消え去るようで漆黒に星
2018年
語尾だけが明日を決めるわけじゃない どこへ行っても自分は自分