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不器用な若者がtakk!で「小さな自信」を得た話 #takkfun

この記事は、「できること」と「困りごと」をつなぐスキルシェアコミュニティ “takk!” を自分が使ってみた体験談を書いたものです。

takk!ってそもそも何?」という方は、株式会社cotree代表の櫻本さん
(@marisakura)のこちらのnoteを御覧ください。

目次
・簡単な自己紹介
・なぜtakk!を使ったの?
・実際に「できること」を出してみた
・実際に依頼が来て完了するまで
・終わったあとに得たものと課題
・「頼り合う」のその先へ


◯簡単な自己紹介

体験談を書く前に、はじめましての方もいると思うので、まずは自己紹介。

・26歳男性で社会人3年生
・早稲田大学で会計を学んだ後、簿記を中心に、会計やFP、ITなどの専門資格を20個ほど取得
・現在は、知人の会社でアルバイトをしながら、転職活動中

◯なぜtakk!を使ったの?

端的に言うと、「自信が欲しかったから」です。今までの自分は、専門スキルや知識はありましたが、それらを実際に人のために使ったことはありませんでした。だから、自分がどれだけ勉強していても、「これは人のためになる!」という自信が持てずに、苦しんでしました。takk!は、気軽に出品して、自分のスキルを人のために使うことで、自信を得るいい機会では?と思い、登録してみました。

◯実際に「できること」を出してみた

実際に出品してTwitterに出してみたのがこちら

今はもうちょっと違うものを出しているし、価格も違いますが、こんな感じでおっかなびっくり出してみたのでした。

「こんなヘラヘラした若者に、頼みごとをする人なんでいないでしょう~笑」と思いながらも、固定ツイートにしておいて、そのままほっぽらかしていたのでした。

そしたら、なんと・・・依頼者が来たのでした!

◯実際に依頼が来て完了するまで

あたふたしながら、依頼内容を確認。一番上にある「お金のちょっとした疑問、解説します」に対しての依頼でした。解説を頼まれた内容も、自分の勉強してきた専門領域ど直球の内容。「これは力になれる!」と思って引き受けました。

ただ、今まで会社に雇われて働くか、アルバイトをする、しかしたことがなかったので、個人指名で頼まれごとを引き受けたのは初めての経験。わーわー言いながら、ぎこちない書き方でお話をうかがったり、値段を決めて決済を依頼したり、そこから少しずつお悩みについて解説をしたのでした。

依頼の遂行にあたっては、最初はtakk!のメッセージ機能を使いました。ただ、依頼者の方の使いやすさなどを鑑みて、LINEやメールに移行しながら、お悩み解説をさせていただきました。

一方でテキストでは相手の様子を確認できないという課題もありました。なので、どうしても一方通行になってしまいがちだったり、テキストが長くなってしまったり、相手の理解度を把握しづらいということもありました。(もちろん、自分が不慣れだったという部分も影響があることは、添えておきます。)

なので、妥協策として、依頼されたお悩みを、易しい言葉や、オリジナルの図で解説した資料を作り、先方に送った上で、「これを見ながらわからない点を解説します」という形に。本当はもっと良い支援の仕方があれば・・・と思いましたが、やむを得ず。ただ、結果としては、渾身の手作り資料と解説が大喜びしてもらえたので、ホッとしました。


◯終わったあとに得たものと課題

そして依頼の遂行が終わり、「ありがとう」と言っていただけました。

正直、すごく疲れました。それは嫌な疲れではなくて、心地よい疲れ。指名してくれた人のために自分の力を使うって、凄まじく大変で疲れたけど、とても軽やかな気持ちになれました。

たった1人の人に「ありがとう」と言われるのってこんなにうれしいのだ・・!

どれだけ勉強しても、いい大学を出ても、手に入らなかった「小さな自信」が、得ることができました。

ですが、それと同時に課題も見えました。

勉強してきた、いい大学を出た、知識がたくさんある、それだけでは人には寄り添うことはできない。頼みごとを遂行する中で、依頼者に寄り添いきれなかった後悔は、やはり残りました。より良い支援をするために、次にとるべきアクションもおぼろげに見えた気がします。

◯「頼り合う」のその先へ

冒頭に掲載したnoteで、cotree社の櫻本さんは「身近なつながりの中で、安心して頼り合えたら良いのに」ということを述べています。極めてシンプルにして明快な想いだと思います。

実際、takk!もそのような想いを反映してか、とってもシンプルな作りのサービスで、ウェブに疎い人でも気軽に使えるようになっています。「頼みごとをする」「頼みごとを引き受ける」というのもシンプルにできるでしょう。

ただ、シンプルさとは裏腹に、Webで頼ってきた人に寄り添うということは、こんなにも難しいのだ、と痛感したのが今回の依頼でもあります。

・打ってきたテキストが、本当にその人の悩みか?実は別のことで悩んでいないか?
・テキストだけで、つらい気持ちに寄り添えるのか?
・自分の支援は独りよがりになっていないか?
・自分の言葉はきちんと届いているのか?もっと良い言い方がなかったか?
・「助けたい」という想いのあまり、自分が身を削って消耗していないか?

etc..

気づいた難しさは数え切れません。だからこそ、もっと自分も「頼りたい」と思ってもらえる自分にならなきゃなと思ったし、「助けて」が気軽に言える自分になりたいし、より良い助け方ができるようになりたい、と思ったのでした。

こんなたくさんのことに気づかせてくれたWeb サービスは、なかなかないと思います。改めて、櫻本さんをはじめ、こんなに素晴らしいサービスを作ってくださったcotree社の皆様、本当にありがとうございました。