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第б回裏短コン#7「Waiting in the Wings」

14位 ほっと作「Waiting in the Wings」

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作意手順 49銀左、57桂生、69金、同桂成、53竜、同角、44香。

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正解:35 誤解:0 無解:0 無評価:1
評点:2.530
順位予想 1位:0 2位:0 3位:0
ベストタイトル投票:0票

☆駒を動かす順番に注意が必要。
初手69金は48玉~38玉の脱出を止められないので、49銀が正着。飛車を取るしかないが、69金を同桂成と取るため57桂生とする。

桂が5筋から動いたところで83竜の出番がやってくる。53竜で角を動かし、その角の利きをふわりと香の限定移動で止めれば詰め上がりだ。

裏短編コンクールとしては易しい手順だが、桂生を含む2段跳ねに、香の限定移動と爽快で気持ち良い内容である。

作者コメント
最終手をやってみたくなったというだけです。
タイトルは「出番待ち」という意味。
15角・48香・83龍といった、いかにも出番待ちの駒はできるだけ避けたいですね。

nono_y「2手目不成はいかにもだが、捨駒が続いてまずまず。」
園川「最終手限定移動が気持ちいい。」
tsumegaeru「絶対手が続くが、王道的手順で楽しい。」
田川雄大「3手目が紐なしの捨て駒なのが良いですね」
藤原俊雅「第一感は47銀だったので高評価。」
菊田裕司「よくあるパターンだが、まとまりが良い。」
mituhiko「最後まで居玉に居座りつつ捨て駒のリズムもよくて楽しかったです。」
オオサキ「配置に無駄がなくて創作技術の高さは感じるが、手順に妙味はない。」
金少桂「初手うっかり47に開いたら最後香が動かせなくて困った。49は一寸盲点に入りますね。」
soga「44香を目指して手順を組み立てる。」
大瀬戸「収束の3手がエレガント。龍も縦横に使えて味がいい配置。洗練されている。」
ミーナ「角2枚が出番を待っている。45桂が地味に初手69金を消している。」
ほっと「改めて見ると変化紛れが無さ過ぎて深みが感じられない……。
「ほっと=双玉」と決めつけると作者は絶対に当てられない。」
雲虚空「玉方桂の2段跳ねや香の限定移動などやっていることはすごいと思いますが、
紛れに乏しいので順番に指していたらそういう手順になっていたという印象です。」
まゆしぃ「一本道だが、69金がタダ捨てになっているのが良い。」
だっしぃ。「パズルみたいで良かった。」
おかもと「これも予定調和的。」
馬屋原剛「一本道」
太刀岡甫「気の利いた捨て方をしていて、手筋物としては充分な出来だと思う。
素材自体はしょぼいが、まとめ方としては完璧だと思う。作者予想はkeima82さん。
合駒よりも大駒捨てを重視しそうだから。」
上谷直希「やりたいことがストレートに伝わってきて好感が持てる。」
虎野亜奈「構図が機械的(15角26角の部分)だけど二段跳ねは気持ちいい。」
斎藤光寿「纏まった手順に好感だ。僕はこういう作品に作り物の醍醐味を感じる。」
青木裕一「普通の手筋物で、タイトルもその通り。」
山下誠「桂の2段跳ねに香車の限定移動がプラスαの要素。」
まつきち「5手目に44香とやりそうになった(笑)」
宮田敦史「ちょっとタイトルの意味が良く分からない。」
松下拓矢「83龍配置が強力なヒント。」
黒川「最終手でグッと引き締まる。」
梶谷和宏「桂の2段跳ねも凄いが、移動させた角の利きに、そっとかぶさる香の動きも絶品。」
奥鳥羽生「敵味方 飛び交う中で ひとり待つ」
風みどり「最初は47銀としたことを告白しておきます。」
三輪勝昭「初手が48に逃がさない理由なのがつまらない。」
keima82「57飛、58銀と5筋に2枚いるのに、▲53竜と捨てる手順や、
桂不成限定等が実現するとは恐れ入りました。満点と迷いましたが9点。」
∇「しっかりと移動場所を限定している。」
有吉弘敏「無駄のない配置で明快な狙いの手順を実現しており、非常に共感できる。」

☆作者予想

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☆的中者0名。票がばらけており作者の短評にもある通り予想が難しい作品だったのかもしれません。