第б回裏短コン#16「角が主役です」

10位 三輪勝昭 「角が主役です」

角が主役です

作意手順 69角、27玉、49角、77と、36角、同玉、37歩。

画像2

正解:33 誤解:2 無解:0 無評価:1
評点:2.639
順位予想 1位:- 2位:- 3位:-
ベストタイトル投票:-

☆初手は69角と最遠に打つのが正解。47合はどれも同角、27玉に、取った駒を打ち詰むので、単に27玉と逃げる。対して歩の裏に回る49角が狙いの一手だ。

77とに37歩〜36角とやりたくなるが、これは38桂成の移動合で逃れる。誤解2はこの手順によるもの。
遠打で打った角を捨てて37歩と突歩詰に討ち取るのが正解。とても好感触の収束だ。初形と6手目の対比も映えている。

作者コメント
単玉にしかったのだが、初手58角を詰まないようにして2手目58歩合を詰むようにするのが難しい。
参加する事に意義があると思い、何とか締切に出来た作品です。

nono_y「初手最遠打を捨てて突歩詰で締めるための限定移動。ソツのない手
順。」
園川「角捨てと突歩詰の感触がとてもいい。」
tsumegaeru「気持ちの良い詰め上がり。」
田川雄大「角の大立ち回り」
菊田裕司「見たことがあるような手順で、もう少し工夫ができそうな気がする。
4手目非限定になるが86と→75香にするとか。」
mituhiko「角でジャブを打ちながらの最後の歩の突き出しでのフィニッシュが痛快でした。」
オオサキ「上手い。上手いけど、この手順を実現できる作者なら
86と、44歩、34と、25歩、16歩あたりの効率的とはいえない配置には納得がいってないのではないかと予想する。」
金少桂「突歩詰実現のための角の運用。何か妙防がありそうで無かった。」
soga「最終3手を逆にしそうになった。」
大瀬戸「ぼんやりとした69角打から、二枚角が連携して玉を追い詰める。詰上がりが面白い。」
ミーナ「角のワープ。合駒の抵抗が効きそうで効かない。」
ほっと「打った角を捨てるのが気持ち良い。」
雲虚空「これは37歩の突歩詰が主役に見えます。5手目はつい37歩としてしまいたくなります。」
まゆしぃ「見え見えの37歩を実現するまでの動きが面白い。」
だっしぃ。「紛れの手筋が多くてやりごたえがあった。」
おかもと「双玉じゃなくても実現できそうな。」
馬屋原剛「なんとも言えない味わい。」
太刀岡甫「感じの良い手順構成。限定打を最後に捨てるという枠の中でバッテリー組み替えを行っている。作者予想はnono_yさん。
入玉形で大駒中心の作を作ることがあり、それに該当すると思った。あと、こういう飾らないタイトルを付けそう。」
上谷直希「突歩詰で引き締まる。」
虎野亜奈「遠角を最後に捨てて突歩詰。7手詰として理想的な構成で好みです。」
斎藤光寿「最終手が眩しい。還元玉がいい感じだ。」
青木裕一「角が主役と言うより77龍から49角に主役を交代する感じ。」
山下誠「タイトル通り、角の捌きが見事。」
まつきち「27龍と捨てる筋が見えたが19銀は攻方だった(笑)」
宮田敦史「初手が入ったのはプラス要素。」
黒川「リズムが好きです。」
梶谷和宏「19銀の配置に苦労の跡が見える。この角の使い方は実に爽やか。
最後に突き歩で仕上げるのも良い。」
奥鳥羽生「遠打捨て 陰両王手 角の妙」
風みどり「詰上りが見え見えかな。といっても、初手27角→47角→69角の順番に考えたオイラです。」
三輪勝昭「余詰防止で双玉にはしたくなかったけど、2手目58歩合を詰むようにして初手58角の余詰を防ぐのはかなり難しい。
45・46・47の退路に利かす効率の良い駒配置はこれしかない。
僕はこんな先手玉の使い方は多いので配置の不満はないが理由が不満。
タイトルは良いのが浮かばず。」
keima82「38の地点を止めないと詰まないので、すぐにわかりました。
5手目や最終手の不安感が好みなので9点。」
∇「歩が主役では?」
有吉弘敏「全体の手順構成は良くできていて、解いて気持ちが良かった。
     初手58角引を防ぐには、双玉以外の方法は確かにないかもしれない。」

☆作者予想

画像3

☆虎野亜奈さん1名のみ的中!