第б回裏短編コンクール解答発表(未解説作)

(1)「スリーセブン」nono_y作  22位 2.315

スリーセブン

作意手順 42歩成、32香、66桂、同銀、44金、同角、64飛成。

nono_y「歩→飛の順列七種着手&詰上り七色の7手詰というだけ。条件を満
たすための非効率な配置がないのが救いか。」
園川「7手詰+順列7種着手+詰上がり7色図式。」
tsumegaeru「七色順列王手がいい感じ。」
田川雄大「順番に注意」
藤原俊雅「順列着手だが、なぜ駒取り?」
菊田裕司「7種順列手。初手の駒取りが味悪。」
mituhiko「駒数も少なくリズムもよくきれいな問題でした。」
オオサキ「指し手の駒が順列7種、詰め上がり使用駒7種、もうひとつのセブンは何だろう。
7手詰は指し手順列7種を満たせば自ずと満たせるのでカウントしてもよいものやら。
詰め上がりがあぶり出し風なので、これが何か7を意味していると疑いたいが。」
金少桂「順列7種手順で7色詰の7手詰お見事です!」
soga「逆順列7種着手、詰上り7色、あとひとつは・・・?と思ったら、そういえば7手詰でした。」
大瀬戸「一目で解けるが題意は読めず。」
ミーナ「順列と7手と7色でフィーバー。曲詰っぽいのはおまけ?」
ほっと「順列七種着手。わかりやすくて良い。作者は37→ミーナさんで。」
雲虚空「狙いがわかりやすくトップバッターには最適だと思いますが、初手駒取りから入るのがちょっと気になります。」
まゆしぃ「表短コンでもいけそうな内容雰囲気だが1枚届かなかったのは惜しい。」
だっしぃ。「手順前後があって良いと思った。」
おかもと「7種順列着手、詰め上がり7色、7手詰。なるほど。」
馬屋原剛「7種順列着手と詰上がり7色。3つ目がわからない。と思ったら7手詰か。」
太刀岡甫「手順7色の7手詰で、詰上り7色。手順も、66と44という離れた地点の捨て順を角で限定している点など、かなりちゃんとしている。
作者予想はほっとさん。手順七色を作りそうな作家が見当たらないが、強いて言えば虹色カノンかなあと。
「7手で七種着手は誰でも思いつくネタで、作例も多数あります」と発言していてこれを作るかと言われるとよくわからない。」
上谷直希「並べないと狙いに気付けなかった(汗)
 順列着手7色、詰め上がり7色、あとひとつは……7手か?」
虎野亜奈「順列着手を無理なく実現していて好感度高い。」
斎藤光寿「トップバッターに最適だ。最後は何かの曲詰だろうか。」
青木裕一「順列7種着手と詰上り7色は分かるがあと1つは?
手数だとしたら順列7種着手なら7手詰は必然なので認めたくない。」
山下誠「詰め上がり7種の7手詰。もう一つは?」
まつきち「歩から飛への順列に気づいて、手順前後を回避。」
宮田敦史「着手が順列7種になっている&詰み上がり七色図式&7手詰でスリーセブン。なるほど。評価も7。」
松下拓矢「「題意考察に解図の7倍くらい時間がかかった。手順と詰め上がりが7色の7手詰ということか。
ならば評点は7点以外ありえないwww」
黒川「駒取りなしで実現して欲しかった。」
梶谷和宏「初手駒取りを嫌う人が多いですが、私は全然OKです(笑)。」
奥鳥羽生「詰上り 三枚消えて 七種駒」
風みどり「狙いは暫くしてから理解したが、この初手では評価できない。」
三輪勝昭「順列着手ですか。それなりに詰将棋の手順になっているが、順列着手として今までにない主張が欲しい。」
keima82「タイトルの意味は、「7手詰」「7種の駒が動く順列詰」「最終図7色」の3つの意味という事でしょうか。
実現するのは凄いとは思うのですが、解く過程において気づきにくいような趣向にはそれほど価値観を感じないので、単純に手順に対しての点数ということで、7点としました。
∇「順列ですか。」
有吉弘敏「順列手順は7手のテーマの一つ。」

(2)「二重ロック」tsumegaeru作 19位 2.418

二重ロック

作意手順 34角、同銀、44桂、同と、43角、同と、63銀成。

nono_y「5手目どれで取っても最終手で自玉に当たらないための二重ロック
。紛れに乏しく非限定が多いのが問題。」
園川「ライン上に玉方駒を2枚挟み、片方が動いてもアンピンされたままにする。」
田川雄大「34角は取られなくてもロックする役割を果たしている」
藤原俊雅「手順前後防止にも働く王。」
菊田裕司「二重のライン消し。ちょっと面白い。最終手非限定は気にしすぎか。」
mituhiko「タイトルのヒントが程よかったです。」
オオサキ「狙いが明確なので個人的には好き。44桂と34角の手順前後が効かないのが面白い。
全体的に一段上にあげて51玉、23王の形にして、12飛でも置いたら駒数減らせるのでは。成生非限定も痛い。」
金少桂「ロジックが明快で面白い。退路封鎖の43捨て駒でロックが片方外れても大丈夫なように。」
soga「2つ鍵を掛けて、1つ外す。」
大瀬戸「力強い初形と力強い手順。」
ミーナ「ピン外しはもう古い。これからは二重ロックだ。
えと、なんか用語はないの?」
ほっと「43角を決行する前に、飛のラインにあと2枚挟む必要があるのが面白い。」
雲虚空「最終2手は非限定でしょうか?」
まゆしぃ「6手目と7手目はどの組み合わせが人気なのか気になる。」
だっしぃ。「自玉のラインを消すために二回捨てるのが面白いと思った。」
おかもと「命名が最大のヒント。」
馬屋原剛「6手目、ピンと関係ない42とでも取れるのが気になってしまった。」
太刀岡甫「43角を取ると飛筋が1つ開くので、2重に止めないといけないということ。気にしすぎかもしれないが、
6手目の取る駒や7手目の成生が限定されていないのは少し粗い作りに感じてしまう。
作者はtsumegaeruさん。同種の駒を複数回打ち捨てる作を作りそうだから。」
上谷直希「狙いは非常に明快。私の勘違いでなければ6手目は非限定?
 ここは狙いに関わるところなので限定できていればなお良かったか。」
虎野亜奈「セコムやアルソックばりに厳重ですね(笑) 6手目は詰上りで31銀が働く同と上にしました。」
斎藤光寿「このタイトルはまさに親切設計だ。僕が玉方なら最後は同と上で「二重ロックは杞憂だよ」」
青木裕一「タイトルがそのまま詰手順とは潔い。(配置からでも狙いはすぐわかるけど)」
山下誠「逆王手を防ぐ念入りな桂捨て。」
まつきち「念入りにアンピン。」
宮田敦史「手順前後の綾があって面白い。二重ロックという作品を2番に持って来たのも面白い。」
松下拓矢「タイトルを「26」にしてはどうでしょう?」
黒川「6手目3通りなのが惜しい。」
梶谷和宏「二重ロックを掛けた瞬間、必殺の43角がはいる!好作です。」
奥鳥羽生「前準備 飛筋封鎖を 二重にも」
風みどり「これはタイトルでなくてヒントだ、という短評を昔もらったことを思い出した。」
三輪勝昭「後に43に動くから二重に遮断する必要があるのがちょっと面白くはあるが常識的捨て駒の域を出てないかな。」
keima82「飛車の横効きを二重に止めてから空き王手の敢行。主張が非常にわかり易いです。」
∇「二枚の壁が無いと撃たれるわけですね。」
有吉弘敏「6手目、7手目の非限定が若干気になる。54銀はと金ではだめですか?」

(3)「三つ子の時の魂」奥鳥羽生作  8位 2.691

三つ子の時の魂

 作意手順 57飛、42玉、47飛、同馬、31角成、同玉、32金。

nono_y「深い意味付けの初手限定打が3手目で取られる位置になっている都
合の良い手順。収束もきっちり。」
園川「魂は百まで限定打。」
tsumegaeru「敢えて後で取られる位置に捨てる遠打がいい。」
田川雄大「あえて馬の利きに入るのが良い」
藤原俊雅「捨てるために打ってるような感覚。55銀合を割り切ってほしかった。」
菊田裕司「3手目以降左半分が働かないのがやや残念だが、手順はきれい。」
mituhiko「無難に馬のいない5六飛~4六飛の順から考えてまんまと釣られました。」
オオサキ「ひとつ遠いのは確かに面白いが、左辺の駒数の多さが、4銀配置も含めて目についてしまった。
34と73を成銀にしてもいいから、駒数減らせないものだろうか。」
金少桂「この手の遠打といえば奥鳥羽生さん。今回の作者当てで唯一自信ありです。
後に4筋に動かしたときにダイレクトに取られる地点の限定打が不思議な感触。」
soga「後で取られる位置へ限定打。着地まで綺麗に決める。」
大瀬戸「空白に飛車を放り込む初手が面白い。
ミーナ「作意で詰ましたあとで、変化の確認。銀合があると逃れるのね。」
ほっと「移動中合かと思ったが。」
雲虚空「この形で57飛の限定打からすぐに47飛と捨てる手順を実現したのは素晴らしいと思います。」
まゆしぃ「角銀品切れが要らない構図になればなお良しか。」
だっしぃ。「限定の飛車打ちもあり、難易度も高く良いと思った。」
おかもと「限定打をすぐ捨てる。」
馬屋原剛「限定打の飛を捨てる展開は見事。」
太刀岡甫「良いですね。次に取らせる遠打自体珍しく、可成位置で行うのではなく飛の利きを使っている。
中合を31角成でまとめるのは気付きにくい発想だと思うし、その角を捨てるまとめ方も良い。作者予想は奥鳥羽生さん。
理由は遠打の作品だからだが、意味付けがこれまでと違うのでまり自信がない。次点で虎野亜奈さん。」
上谷直希「アレンジ次第ではまだまだ新鮮な表現は出来るんだなと感心させられた。」
虎野亜奈「もはや伝統芸能になりつつある限定打転回。今年は飛車。ここ数年で一番好きかも。」
斎藤光寿「飛車の動きがきれいだ。下段に駒を詰めた構図がうまい。」
青木裕一「56飛だと詰まない仕組みがまあまあうまくできている。
タイトルは限定打一筋○年?」
山下誠「限定打の飛車を寄る感触はなかなかよい。」
まつきち「57飛から47飛が絶妙のコンビネーション、それを成立させる14馬も巧配置。
56中合が出るかと思ったが、鮮やかな大駒捨てのフィニッシュも好印象。」
宮田敦史「この限定打は不思議で面白い!タイトルの意味は分からず。」
松下拓矢「題意が気になる。」
黒川「限定打の飛車をすぐに捨てるのが良い。」
梶谷和宏「ほほう、この限定打はなんとなく新鮮。相当気付きにくかったです。」
奥鳥羽生「雑な作 一枚減らす こと出来た(☗63と→72銀☖61銀72銀→62金☖21桂→24銀)」
風みどり「収束から逆算すればすぐに解けるが、この初手は味わい深い。」
三輪勝昭「後に43に動くから二重に遮断する必要があるのがちょっと面白くはあるが常識的捨て駒の域を出てないかな。」
keima82「14馬が初手限定にも余詰防止にも効いており、また、2手目中合等が巧く割り切れてると思いました。
タイトルよくわかりませんでしたが、手順に非の打ちどころがなかったため満点。」
∇「飛の打ち場所が良い」
有吉弘敏「これは非常に上手く論理構成ができていて、初手の限定場所が
    3手目に捨駒になっているところが、大きな価値ですね。」

(4)「ダイヤモンド玉」だっしぃ。作 24位 2.188

ダイヤモンド玉

作意手順 53飛生、54銀合、56歩、64玉、54飛成、同玉、55銀。

nono_y「非対称の理由を考えれば初手がわかり、以後も見え見え。初形市松
は評価ポイントだが非効率な配置。」
園川「飛と龍の違いを示す。」
tsumegaeru「初形が綺麗。駒取りはすこし残念。」
田川雄大「初形が綺麗」
藤原俊雅「普通の打歩回避。」
菊田裕司「64香は飾り駒か。」
mituhiko「華やかな見た目と生飛車からくる作為、楽しく解けました。」
オオサキ「初手3択とはいえ、この形は不成と決まっているのでイマイチ。
ただ銀合をパクって詰みというのは見たことがないので、そこが新しいところ?」
金少桂「曲詰に打歩詰回避の飛不成と限定合駒がうまく入るものだなと思う。」
soga「とにかく64へ利きを作らないようにする。」
大瀬戸「ダイヤを象った初形に平易な手順、可愛らしい作品。」
ミーナ「初形の美しさでは、今回一番。非対称の輝き。」
ほっと「初形は綺麗だけど駒を効率悪く置いているだけだったり。」
雲虚空「初手が飛生なので、5手目の成生非限定が気になってしまいます。」
まゆしぃ「35とは不要なんだろうが、裏短コン感があってよい。」
だっしぃ。「」
おかもと「64香は飾り駒……」
馬屋原剛「綺麗な初形。」
太刀岡甫「狙いが初形と飛生だけだとしたら、あまり新しいことはしていないように思う。
作者予想はmituhikoさん。知らない人の作品に見えた。」
上谷直希「7手詰で合駒を取る手順はさすがに割りを食うか。」
虎野亜奈「曲詰で不成に限定合が入れば十分だけど、64香は花駒?」
斎藤光寿「24馬が好配置だ。生、限定合入りと手順との調和が嬉しい。」
青木裕一「わかりやすい狙いとタイトル。
面白い初形……と言いたいところだが、35とが飾り駒なのはいただけない。
※35との必要性の検討で柿木使用」
山下誠「きれいな初形が目を引く。」
まつきち「ちょっとあっけない?超短編合駒物の宿命かも。」
宮田敦史「形は素晴らしいが手順はイマイチか。」
松下拓矢「7手で駒取り2回は流石に多いかと。初形は面白かった。」
黒川「狙いがやや弱い。」
梶谷和宏「美しい初形ですね。収束が決まればもっと良かった。」
奥鳥羽生「輝きが 一カ所違う 妖しさか」
風みどり「面白さを感じるのは0初形1不成以下どんどん評価が下がっていく損な創り方。」
三輪勝昭「僕は純左右対称形が大嫌い。右か左かの謎解きがなくなるからだけど、このような成駒か生駒の違いが左右対称形では一番良いと思う。
美しい初形だけど、64香は飾り駒かな。」
keima82「初型が綺麗で、手順も非常にわかり易いです。」
∇「形は良い」
有吉弘敏「初形曲詰なので、手順は限界がある。その中で飛生と限定合が入れば十分。」

(5)「トマソン」ミーナ作 17位 2.487

トマソン

作意手順 26香、25飛合、34角成、同玉、45金左、同飛、33馬。


nono_y「退路封鎖の焦点打に逆王手含みの飛合で返し、それを動かして収束
。配置の重さも狙いのうち?」
園川「15と16のと金がトマソン?」
tsumegaeru「角が2枚重なっているせいで、見えにくい飛合がいい。」
田川雄大「27に合駒されると詰まないのでその内側へ」
藤原俊雅「王を見つめる飛合だが、間に3枚は初かも。」
菊田裕司「合駒時点で間に3枚駒が挟まっているのがピンになるのが狙いか? やや単調だが狙いは面白い。」
mituhiko「芸術用語の"トマソン"だとすれば、少し散らかっているようにも見えるこの初形を表しているのかな、と勝手に解釈しました。」
オオサキ「6手目43玉が作意で、25飛がトマソンだと予想。
詰将棋として見たときは、初形や飛合の意味付けに重複感があって重たい印象。」
金少桂「定番の合駒動かしといえばそれまでだけど、
発生した合駒による逆王手を防ぐために動かす、という理由が新しいのかな。」
soga「初手が好手。どのあたりがトマソンなんだろう?」
大瀬戸「序の2手が異彩を放っている。駒が2枚ずつ並ぶ初形も印象的。」
ミーナ「タイトルは意味不明。私がつけるなら…だるま落としかな。」
ほっと「流れは綺麗だが。」
雲虚空「頭の2手が肝。題名は元巨人の選手ではないかと思いますが、どこがトマソンなのかはわかりませんでした。」
まゆしぃ「初手26からというのがなんとなく打ちにくい。」
だっしぃ。「意外性のある合駒が良いと思った」
おかもと「飛合の抵抗もむなしく。」
馬屋原剛「1筋のと金がトマソンかな。」
太刀岡甫「合駒の意味付けに双玉を使った点は良い。
しかし、中合を動かす7手が10枚以内でできる環境なので、普通合を動かすだけでは主張が弱いように感じる。
タイトルの意味は2枚のと金を超芸術トマソンに喩えたものだと思う。
タイトルでちょっとした教養を見せてくる作者はsogaさんと予想。」
上谷直希「『超芸術トマソン』は昔読んだ記憶がある。やっぱり有名なのかな?
 本作では自玉がトマソンなのだろうか。」
虎野亜奈「双玉のスリル感を気軽に味わえて、解後感も良い。」
斎藤光寿「頭二手の応酬が伏線的だ。今回三番目に好きな作品だ。」
青木裕一「逆王手の筋があるのが意外。
タイトルの意味が分からなくてググったが、作品との関連が分からなかった。」
山下誠「2枚のと金は確かに無用の長物。」
まつきち「25飛合が逆王手になるのはチョッピリ見えにくい。」
宮田敦史「手品のように飛合が出て来て動く。トマソンをwikiで調べたが本作との関連性は分からなかった。」
松下拓矢「双玉の意味を考えると飛限定合が見えてくる。」
黒川「初手の感触が好きです。」
梶谷和宏「25飛合とはものすごい受けがあったもの。双玉ならではの豪打ですね。」
奥鳥羽生「逆王手 果たせず終える 悲哀かな」
風みどり「3枚も間にあるのに飛車合というのが乙。」
三輪勝昭「初手27では取られて全然ダメなのに、限定打の感じがするのが良い。」
keima82「▲29香等は単純に△27歩合で詰まない事に気づかず、苦戦しました。
タイトルの意味は、2枚もと金がいるのに守りに役立ってないことを言っているのでしょうか。」
∇「とりあえず香を打ってみる。とりあえず飛合いを読んでみる。」
有吉弘敏「初手の限定打の場所に迷う。この収束形は単玉ではあまりない気がする。ただ、双玉を使うからには、中合などもっと大胆な手順を期待します。」


(6)「六重」宮田敦史作 25位 2.181

六重

作意手順 33金、25玉、34銀、14玉、15銀、同馬、13銀成。


nono_y「6枚効いている地点にベタ打ちというだけでは評価ポイントになら
ない。以後の手順も冴えない。」
園川「いわゆる「超重たい金打」。」
tsumegaeru「不利感のある尻金はよくあるが、効きをここまで増やすのはすごい。」
田川雄大「初手でどれを動かしても不都合が生じる」
藤原俊雅「その名の通り。」
菊田裕司「初形は何? 廿(二十)ではないみたいで、タイトルとの関係が良くわからず。」
mituhiko「強い駒が密集していて面白い形だと思いました。」
オオサキ「やりたいことは分かるが自分の好みではなかった。
3手でまとめる方がまだ好ましいような。」
金少桂「これは伊藤果先生もびっくりですね。」
soga「いやーこれは「超重たい金打ち」ですね。」
大瀬戸「タイトルが初手を示していたことに後から気づいた。
初形は凝っているけど、捨て駒が銀1枚のみでは淋しい。」
ミーナ「焦点打の逆の重ね打ち。全部必要駒なのは当然ながらすごい。」
ほっと「どうせなら23・43は金にしたい。」
雲虚空「題名でネタが割れている感はありますが、非効率の極みのような金打は面白いと思います。」
まゆしぃ「配置が面白い。」
だっしぃ。「初形がきれいで、初手に意外性があって良いと思った。」
おかもと「いっそ玉方31香と攻方32とを追加して「七重」にしたら。」
馬屋原剛「思わず「打」と付けたくなる初手。不要駒がありそうでない。」
太刀岡甫「6枚利いている地点への重打ちで、純粋不要駒なし。
六重が最大なのかという点は少し気になるが、意外ともう1つ増やすのは難しい。
でもこれ、捨駒入れなければ5手でできるような……。
作者予想は金少桂さん。なんとなく、6と聞いて6重王手を思いつきそう。」
上谷直希「棋譜表記を間違えそうだが意外と表記的には親切設計だった。」
虎野亜奈「初形、手順、詰上り、色んな意味で重複感が凄い。」
斎藤光寿「33金打と書きたくなる。ピタリとはまる初手なのだ。」
青木裕一「タイトルはある意味でフリ見たいなもの。
こういうのはたまに作るので、僕を作者予想した人は多いのかな?」
山下誠「よく見れば、歩の向きを左右で変えている。」
まつきち「桂を成らずに重く打つ金が好手。」
宮田敦史「六重と言う作品を6番に持って来るとは面白い。投稿時に書き忘れたが14歩は33桂左成、25玉、14銀以下の余詰消し。」
松下拓矢「捌こうとすると大駒が働いてかえってダメなのか。形は面白いが手順はちょっと重過ぎる。」
黒川「3手目以降捌けると初手がさらに際立つと思う。」
梶谷和宏「六重となっている33の地点へさらに金を重ね打つというのが面白い。
こういうの嫌いじゃないです。」
奥鳥羽生「六重に 利き重なりに なお重ね」
風みどり「それが打ち難いから狙いになるんであって数の問題ではない。」
三輪勝昭「僕は主眼手や大駒が詰上がりに必要でなくなる作品の評価は極端に低くなる。」
keima82「タイトルと配置から、初手は一目でした。
個人的には沢山効いているところに重く駒を打って意表を突く作品(伊藤果流?)は大好きです。9点。」
∇「初手面白い」
有吉弘敏「これも初形曲詰ですが、もう一手何かを入れたい。」

(7)「競争」∇作 12位 2.579

画像8

作意手順 47桂、44玉、55桂、53玉、63桂生、62玉、71桂成。


nono_y「ここまで壮絶な売り切れ配置にしないと7手詰で桂の四段跳ねはで
きないのか…」
園川「アキレスが亀を追い抜いた。」
tsumegaeru「一直線の手順で気持ちいい。」
田川雄大「やはり桂は足が速い」
藤原俊雅「合駒制限せずに桂4連続跳ねがあったような?」
菊田裕司「7手で4段跳び。前例があったような気もするが・・・。」
mituhiko「解いていく過程で配置が紐解けていく感じで楽しかったです。」
オオサキ「こういう狙いの作品は、創作自体がある種のパズルを解く作業になるんだけど、この作者はパズルの解き方が上手い。
4手目35玉の変化、6手目42玉の変化、よくできている。93角の配置が抜群。」
金少桂「貴重なくるくる枠。難問揃いの中で休憩スポット的なありがたさがあります。
作者予想は名前的にkeima82さん(適当)」
soga「素晴らしい4段跳ね。細かい割り切り方に感心しました。」
大瀬戸「玉と桂の追いかけっこ。テーマが明快で清々しい。」
ミーナ「アキレスと亀かな。追い越されちゃった。」
ほっと「出た、4段跳ね。」
雲虚空「アキレスと亀のパラドックスを想起しました。題名は『競走』ではないのでしょうか?」
まゆしぃ「裏短コンでしか実現しない秘技。」
だっしぃ。「39の桂馬が71までぴょんぴょん跳ねていくのが面白かった。」
おかもと「先行する橋本孝治作や縫田光司作とくらべるとイマイチかな。」
馬屋原剛「ありそうでなかった手順。」
太刀岡甫「7手で4桂跳ね自体は前例があるが、玉と桂が1方向に動く軌跡は初かもしれない。
玉が戻る手の割り切り方や、玉の隣での桂生には実力を感じる。作者予想は三輪勝昭さん。
氏は1枚の駒を連続で動かすような短編を作ることがあり、それに該当すると思った。」
上谷直希「恒例?」
虎野亜奈「7手の桂四段跳ねは縫田光司作が決定版だと思うけど、斜め一直線の軌道での実現はこれが初めてか。」
斎藤光寿「玉と一緒にというのが珍しい?5手目の意味付けに感心。」
青木裕一「難しそうな見た目だが、狙いが分かるとすぐに解ける。
手順の実現のためにこんなに駒を配置する必要があるの?とはちょっと思った。」
山下誠「合駒利かずの桂の4段跳ねは初めてかも。」
まつきち「合駒利かずだったんですね。5手目に苦心か。」
宮田敦史「玉と桂の競争は桂の抜き去り勝ち。このタイトルは良い!」
松下拓矢「攻方桂4連続移動の記録作(タイ、上限値)ですね。まさか裏短コンで記録作を見られるとは。」
黒川「玉を追い抜いた!面白かったです。」
梶谷和宏「よくぞやった!特に63桂生を成立させるのに、ものすごいエネルギーを費やしたのではないでしょうか。」
奥鳥羽生「亀よりも 兎が速い 四段跳び」
風みどり「やっと裏コンらしくなってきた!合駒なくしちゃうとはコロンブスの卵?」
三輪勝昭「7手詰の詰方桂4段跳ねは過去にいくつかあると思うが、良い感じに出来ていると思う。」
keima82「5手目が不成限定で入ったのが素晴らしい。非の打ちどころが見つからないため満点。
詰将棋メーカーで似たような趣向の作品を最近見たので、同じ作者かと思ったのですが、作者一覧にはいらっしゃらないので偶然かな。」
∇「6手目42玉51桂右成44角成同香で変長。0点
(移動合は無駄合と思っていないのですが投稿時に気付けませんでした。修正図を添付します)」
有吉弘敏「7手での桂馬の4段跳ねといえば、橋本孝治作(パラ1983年6月)を思い出す。本作は変長なしでの実現という事でしょうか。4筋の合駒を45や43への効きで処理できれば、配置はかなり簡略化できそうですが、63桂成の紛れがかなり強いので厳しいですかね。」

(8)「籠城」雲虚空作 20位 2.361

籠城

作意手順 54香、43玉、32銀、同玉、53香成、43と引、44桂。


nono_y「移動合も含め、これしかない手順なので驚きはない。」
園川「珍しい詰上がり。」
tsumegaeru「詰め上がりが面白い。」
田川雄大「籠城したと思ったら実は閉じ込められていた」
藤原俊雅「ダブルピンメイト。配置も作意も改良の余地あり。」
菊田裕司「重苦しい詰め上がり。それが狙いだろうが・・・。」
mituhiko「玉を3二の城に追い立てる過程を楽しめました。」
オオサキ「33を歩や飛にして、3手目44銀は32玉で44に桂が跳ねられなくて詰まないという論理にしたら、31、21、22あたりの駒は金にできるので、
32銀捨てのインパクトも強まり、詰め上がりもより籠城感が増すのではないかと思う。」
金少桂「珍形の詰め上がり。ステイホームと見るか、密と見るか。」
soga「巣穴へ直行して蓋を閉じる。最後はピンメイト。」
大瀬戸「詰上がりだけ見たら何があったのか分からない。
玉が入城していく様がユーモラス。」
ミーナ「すごく堅そうな詰上がり」
ほっと「詰上りは笑える。八方無碍の逆バージョンなので8番か。」
雲虚空「」
まゆしぃ「もう少し駒が減らせそうな印象。」
だっしぃ。「玉の周りに駒がたくさんあるにもかかわらず、桂馬で詰んでいるのが面白いと思った」
おかもと「「籠」城というより「牢」城。」
馬屋原剛「32銀が好手」
太刀岡甫「詰上りでやりたいことはわかる。嫌味のない作りだが、特別凄いことをやっているわけではないと思う。
作者予想は梶谷和宏さん。珍しい詰上りを追求する作家で、中段玉が多い印象だが、ピンメイトも好きそう。」
上谷直希「籠城場所は32地点か。
 全体的に配置を1段上げたくなってしまうけど、きっと難しいんでしょうね。」
虎野亜奈「詰上りが狙いなら構図の重さは仕方なしか。」
斎藤光寿「お人よしばかりの世界だ。ちょっと気の利いた手順もいい。」
青木裕一「タイトルから詰上りの玉位置を察したわりに少し苦戦した。」
山下誠「籠城した玉の姿焼き。」
まつきち「32銀は好手。だが初手と5手目が平凡なので、もう一手欲しい。」
宮田敦史「6手目が味良し。」
松下拓矢「攻方が籠城のお手伝いをしている感じが面白い。最終手余詰が惜しいところ。」
黒川「配置をもう少し整えたい。」
梶谷和宏「これは笑える。たしかに籠城ですね。
槍(香)や大砲(馬)はかわせても、変則軌道の手裏剣(桂)はかわせなかった。」
奥鳥羽生「立てこもり 飛び道具には 参りけり」
風みどり「捨駒らしい手は32銀の一手だけではちょっちね。6手目54との解答はどう審査されるのか興味あり。」
三輪勝昭「面白い狙い。タイトルもズバリで評価に1点加点しました。」
∇「堅い守りも桂馬には弱い。」
有吉弘敏「タイトルと手順がぴったり一致していて、面白い。」

(9)「ほにゃららスイッチ」松下拓矢 21位 2.337

ほにゃららスイッチ

作意手順 93竜、同桂、65馬、同角、34金、同香、32銀生。


nono_y「逆王手の筋を直前に消していけば詰む、絶対手の連続。」
園川「ライン上に玉方駒を挟むアンピンを2回行う。」
tsumegaeru「論理パズルを解いているようで面白い。」
田川雄大「因果の連鎖」
藤原俊雅「unpin2回ですが、足し算の構成は好みでない。」
菊田裕司「もう少し駒数を減らせそうな気もするが、裏短コンではそういうことは気にしないものなのかな。」
mituhiko「強い駒をバサバサと切っていくリズムが小気味よかったです。」
オオサキ「繰り返し手順の無い知恵の輪という感じ?」
金少桂「手順の連鎖的な流れをピタゴラスイッチに見立てた表現は面白い。
ただ、3手目の意味付けがピン外しと34の利き外しでダブっているのが表現の観点から減点事項。」
soga「ピ○ゴラスイッチ♪
龍~銀まで順列で行くのも狙い?」
大瀬戸「えらく大掛かりなほにゃららスイッチ。ダイナミックなパズル。」
ミーナ「頭の中でメロディーが響く。ほにゃららスイッチ♪」
ほっと「順番にアンピン。どうせなら7種着手にならなかったものか。」
雲虚空「65馬、同角が34への利きを外す手のようにも見えるので、
56角は47馬のような配置にした方が良いのではないかと思いました。」
まゆしぃ「単純でわかりやすい。」
だっしぃ。「ピタゴラスイッチみたいにギミックがあって面白かった。」
おかもと「予定調和的な捨駒。」
馬屋原剛「タイトルの意味が気になる。」
太刀岡甫「2つの逆王手筋を順に塞ぐ。合駒制限下では普通に見えてしまうし、合駒を出すようなまとめ方のほうが良いと思う。
作者予想は雲虚空さん。詰将棋の作風についてはよく知らず、消去法です。すみません。」
上谷直希「ピタ◯ラスイッチみたい。」
虎野亜奈「3手目の意味がダブっているので、56角→47馬にしてはどうでしょう?」
斎藤光寿「第一感お父さんスイッチだ。第二感がない。解説が楽しみだ。」
青木裕一「複雑そうだが解いてみれば一本道。」
山下誠「大道棋ならば2手目8三桂の合駒をまず考えるところ。」
まつきち「豪快な2枚の大駒捨てでアンピン。」
宮田敦史「タイトルの意味は、、、?」
松下拓矢「タイトルの末尾に「♪」を付けた方が良かったかもしれない。
他のタイトル候補としては「バトンリレー」、「バント職人」を考えていた。」
黒川「素直だけど、楽しいですね。」
梶谷和宏「何か大掛かりな技が飛び出しそうだが、意外とシンプルで手も見えやすい。」
奥鳥羽生「ほにゃららと 遮断スイッチ 連携す」
風みどりああ、ピタゴラスイッチね。しかし、駒効率悪すぎ。」
三輪勝昭「ほとんど綾がない。」
keima82「手順前後が限定されているのはいいのですが、第一感の手のみで解けてしまい、意外性がありませんでした。
タイトルで思いつくのはピタゴラスイッチ?スキマスイッチ?
タイトルの意味を理解していないので、何か狙いを見落としている可能性はありますが、
自分は隠された狙いよりも作意手順で評価する主義なので、8点止まり。」
∇「ピ○○○スイッチ?」
有吉弘敏「双玉としては普通の手順であまり妙味を感じない。」

(10)「角が主役です」三輪勝昭作 10位 2.639

角が主役です

作意手順 69角、27玉、49角、77と、36角、同玉、37歩。


nono_y「初手最遠打を捨てて突歩詰で締めるための限定移動。ソツのない手
順。」
園川「角捨てと突歩詰の感触がとてもいい。」
tsumegaeru「気持ちの良い詰め上がり。」
田川雄大「角の大立ち回り」
菊田裕司「見たことがあるような手順で、もう少し工夫ができそうな気がする。
4手目非限定になるが86と→75香にするとか。」
mituhiko「角でジャブを打ちながらの最後の歩の突き出しでのフィニッシュが痛快でした。」
オオサキ「上手い。上手いけど、この手順を実現できる作者なら
86と、44歩、34と、25歩、16歩あたりの効率的とはいえない配置には納得がいってないのではないかと予想する。」
金少桂「突歩詰実現のための角の運用。何か妙防がありそうで無かった。」
soga「最終3手を逆にしそうになった。」
大瀬戸「ぼんやりとした69角打から、二枚角が連携して玉を追い詰める。詰上がりが面白い。」
ミーナ「角のワープ。合駒の抵抗が効きそうで効かない。」
ほっと「打った角を捨てるのが気持ち良い。」
雲虚空「これは37歩の突歩詰が主役に見えます。5手目はつい37歩としてしまいたくなります。」
まゆしぃ「見え見えの37歩を実現するまでの動きが面白い。」
だっしぃ。「紛れの手筋が多くてやりごたえがあった。」
おかもと「双玉じゃなくても実現できそうな。」
馬屋原剛「なんとも言えない味わい。」
太刀岡甫「感じの良い手順構成。限定打を最後に捨てるという枠の中でバッテリー組み替えを行っている。作者予想はnono_yさん。
入玉形で大駒中心の作を作ることがあり、それに該当すると思った。あと、こういう飾らないタイトルを付けそう。」
上谷直希「突歩詰で引き締まる。」
虎野亜奈「遠角を最後に捨てて突歩詰。7手詰として理想的な構成で好みです。」
斎藤光寿「最終手が眩しい。還元玉がいい感じだ。」
青木裕一「角が主役と言うより77龍から49角に主役を交代する感じ。」
山下誠「タイトル通り、角の捌きが見事。」
まつきち「27龍と捨てる筋が見えたが19銀は攻方だった(笑)」
宮田敦史「初手が入ったのはプラス要素。」
黒川「リズムが好きです。」
梶谷和宏「19銀の配置に苦労の跡が見える。この角の使い方は実に爽やか。
最後に突き歩で仕上げるのも良い。」
奥鳥羽生「遠打捨て 陰両王手 角の妙」
風みどり「詰上りが見え見えかな。といっても、初手27角→47角→69角の順番に考えたオイラです。」
三輪勝昭「余詰防止で双玉にはしたくなかったけど、2手目58歩合を詰むようにして初手58角の余詰を防ぐのはかなり難しい。
45・46・47の退路に利かす効率の良い駒配置はこれしかない。
僕はこんな先手玉の使い方は多いので配置の不満はないが理由が不満。
タイトルは良いのが浮かばず。」
keima82「38の地点を止めないと詰まないので、すぐにわかりました。
5手目や最終手の不安感が好みなので9点。」
∇「歩が主役では?」
有吉弘敏「全体の手順構成は良くできていて、解いて気持ちが良かった。
     初手58角引を防ぐには、双玉以外の方法は確かにないかもしれない。」

(11)「絆深きSwimmers」 黒川和樹作 16位 2.489

絆深きSwimmers

作意手順 31香成、29香成、78銀、98玉、21馬、97玉、87馬。


nono_y「シンプルな意味付けの最遠移動の応酬。捨駒が入れば締まったのだ
が。」
園川「連続香車最遠移動!」
tsumegaeru「香の長距離移動2連発が楽しい。」
田川雄大「双方最遠移動とは」
藤原俊雅「2手連続最大距離移動は非常に珍しいが、初めてか?収束は序と引き換え。」
菊田裕司「この最遠移動の応酬は初めて? 後半だれるのはやむを得ないか。」
mituhiko「初めのお互い香を相手陣に成り合う感じが確かに水泳っぽく感じておもしろかったです。」
オオサキ「全体的にそうだけど特に左下の配置の効率の良さがすごい。
プロの犯行。素人なら99に玉方の駒を置いてしまうよ。」
金少桂「序の2手を水泳のメドレーリレーに見立てた風景画的作品ですね。」
soga「飛び込み競技(ペア)」
大瀬戸「すれ違う香車。ぱらっとした初形に味がある。」
ミーナ「序の2手が強烈。後半のゆるみが惜しい。」
ほっと「初形からバレバレだが、香の最遠移動は印象的。」
雲虚空「双方香の最遠移動ですが、大駒がすべて残ってしまうので消化不良のように感じます。」
まゆしぃ「必死に駒余りを避けているだけだが、連続最遠移動は珍しいか。」
だっしぃ。「パズルみたいで良かった。」
おかもと「双方最長香成が主題なら3手でやってみたいかも。
ところで、命名のうち「mm」が全角なのは意図的なもの?」
馬屋原剛「双方最遠移動はいいがその後が緩んだ。」
太刀岡甫「ダブル最遠移動は凄い。収束はちょっと長め。狙いが分かりやすくてよい。
作者は松下拓矢さん。翻弄が好きそうな作者なので違いそうだが、当てはめていったらこうなってしまった。自信なし。」
上谷直希「双方の香の最遠移動。」
虎野亜奈「初手と2手目でワクワクしただけに、収束にがっかり。」
斎藤光寿「この応酬は初めて見た。タイトルがいい演出になってる。」
青木裕一「頭2手は派手だが、そこで終わってしまったので出オチ感がある。
タイトルも出オチ。」
山下誠「双方の香車が最遠移動する面白い狙い。」
まつきち「香の最遠移動はお見事。Swimmersというよりもdiversという感じ。」
宮田敦史「序の2手が見所。タイトルも納得。変わった作品で評価が難しい。」
松下拓矢「題と▲29龍以下の余詰消しが上手い。盤面がプールに見えてきた。」
黒川「最初の2手がどこまで評価されるか・・・。」
梶谷和宏「ここまでやるのか!という感じのダブル香成。私にはついていけない。」
奥鳥羽生「接近も また離れ行く 香演や」
風みどり「香の最遠移動を先後で実現するとは凄い。でも評価がそんなに高くないのは手順に面白みが感じられなかったから。」
三輪勝昭「先手後手で香最遠地移動は狙いとして良いが、大駒が詰め上がりに不要になる図は僕はアウト。
なので2手目は龍を取る手にしたい。」
keima82「初手は当然の手ですが、2手目は引っ掛かりそうになりました。
3手目▲同竜と取ると、馬の効きで合駒が効くようになるのが上手いですね。
タイトルの意味は理解していませんが、9点。」
∇「香が双方最大に動いて面白い。」
有吉弘敏「7手でというより短編で攻方香の最遠移動と玉方香の最遠移動の両方を実現しているのは記憶にない。配置も最小限と感じる。」

(12)「開閉操作」上谷直希作 6位 2.711

開閉操作

作意手順 66馬引、54玉、76馬上、同銀、65馬、同銀、66桂。


nono_y「いったん逆王手をかけさせて両王手で返す手順は盲点になる。」
園川「馬2枚の捨て方とあえて掛けさせる逆王手が絶妙。」
tsumegaeru「攻方王が取られそうでヒヤヒヤする。」
田川雄大「手順のテンポが良い」
藤原俊雅「新感覚。こういう作品が見たい。」
菊田裕司「簡潔な配置でとてもうまくできている。
65玉→76玉、67馬→56馬、93馬→84馬、96龍→96飛、98銀追加で2手逆算するのは改悪かな。」
mituhiko「自玉に王手がかかった状態の詰将棋をあまり見たことがなかったので新鮮でした。」
オオサキ「半期賞。2手目74玉の変化があっさり詰んでしまうので、
ここでもうひと遊びあってもよかったような気もするけど、」
金少桂「せっかく手順を尽くして閉じた龍の利きを開ける5~6手目の不利感と綺麗に閉じる7手目の返しがぴったりすぎる。
『角の魔術師』園川さんの作品と予想します。」
soga「逆王手をわざわざ掛けさせる手を選ぶのが面白い。」
大瀬戸「双玉らしい緊張感に満ちていて、最初から最後まで楽しい作品。
逆王手されにいくような65馬がいい。」
ミーナ「今回はピンものが多かったけど、これが一番。
逆シフマン?」
ほっと「タイトルがピッタリ。」
雲虚空「初手は66馬上としたいところなので馬引は意外でした。最終3手が巧く出来ていると思いました。」
まゆしぃ「斬新な構想で馬を2枚捨てるのも好感触。」
だっしぃ。「王手をしたり防いだりして面白かった」
おかもと「開閉……なるほど。」
馬屋原剛「初形で王手がかかっていることにしばらく気がつかなかった。
わざわざ逆王手をかけさせて両王手で決めるのが気持ちいい。」
太刀岡甫「逆王手がかかったり、飛筋を止めたり。緊張感だけで楽しめる作。
作者は宮田敦史さん。完成度が高いが、構想っぽくはないという感じ。あまり自信はない。」
上谷直希「」
虎野亜奈「初形で攻方玉に王手かかってるとは珍しい。4手目銀で取るのが意外だった。」
斎藤光寿「初手に意表を突かれた。好きな作品だ。」
青木裕一「「二重ロック」と似た狙いだが、こちらはロックが外れるので緊張感がある。」
山下誠「再度逆王手が掛かる、スリル満点の手順は見応え十分。」
まつきち「64馬捨てで逆王手をかけさせて66桂が鮮やか。命名もピッタリ。」
宮田敦史「これも評価が難しい。」
松下拓矢「最後に逆王手がかかるのが良い感じ。」
黒川「鮮やかな返し技での詰みで気持ちいい!」
梶谷和宏「巧い!タイトル名をぴったりと表現している。
初手は馬を上がりたいところなので意表を突かれた。」
奥鳥羽生「冷や冷やの 開閉変移 スリリング」
風みどり「双玉利用の不思議な手順ではあるが、なんというか飽きてきた。」
三輪勝昭「手の感触は悪くないが、ほぼ絶連。」
keima82「5手目が勇気がいる手でした。
最後はおそらく両王手なんだろうなと決め打って解いたのが良かったです。」
∇「逆王手を両王手で返すのが良い。」
有吉弘敏「攻方の駒に重複感があり、逆王手を避ける事だけに終始しているきらいがある。」

(13)「ドラゴンロード」 梶谷和宏作 23位 2.237

ドラゴンロード

作意手順 55金、66玉、65金、76玉、45銀、87玉、96竜。


nono_y「5手目局面が合効かずと気付くかどうか。確かに紛れは多いが…」
園川「65金と45銀で龍の道を作る。」
tsumegaeru「狙いがよくわからない。」
田川雄大「龍の移動をお膳立て」
藤原俊雅「最終手の演出に工夫が欲しい。」
菊田裕司「余詰のような手順。狙いが分からない。」
mituhiko「全てが龍王の通る道を作るための前振りで、なるほどという感じでした。」
オオサキ「参りました!難解だから高評価というわけではないけど、これは新しい世界を見せられた気がする。
タイトルも分かるような分からないような。」
金少桂「飛び道具の利きがチラチラして見た目詰めにくさはあるけど、手順は一本道。
最終手の龍の派手な移動以外にも、何か隠された狙いがありそうな気がするがわからなかった。」
soga「雀の子 そこのけそこのけ 龍王が通る」
大瀬戸「捨て駒はないけど、なるほどという感じ。」
ミーナ「一閃!」
ほっと「LordではなくRoadなのか。」
雲虚空「龍が端から端へ移動するのが狙いと思いますが、手順がやや弱いように感じました。」
まゆしぃ「やりにくい手順ではあるが、何か技がほしいところ。」
だっしぃ。「16の竜を生かすための45銀が良いと思った。」
おかもと「それらしい手をやったら、あっさり詰んでしまったという感じ。」
馬屋原剛「追い詰めに見える。」
太刀岡甫「追い詰めに感じてしまう。玉が一直線に動くというより、龍の道を空けるのが狙いなのだろうか。
作者予想は∇さん。玉の軌跡趣向を作っている印象がある。」
上谷直希「紛れが多く難渋した。
 ネーミングだけで判断して作者は雲虚空さんと予想。」
虎野亜奈「こんなところで詰むとは。何だか肩透かしを食らったような気分。」
斎藤光寿「少し平易な手順だけど、最終手が引き立つ構成だ。これもタイトルがいい演出。」
青木裕一「解いて何とも言えない感がある……」
山下誠「ドラゴンロードは一本道。」
まつきち「龍が16から96へ動く軌跡が狙いか?捨駒の無い詰将棋。開き王手と両王手だけでは寂しい。」
宮田敦史「まさかの初手。」
松下拓矢「95との配置が詰み形を物語る。」
黒川「中央で舞台作りして端で詰め上がるのが不思議。」
梶谷和宏「」
奥鳥羽生「スルスルと 逃げたつもりが はい御用」
風みどり「95との配置から96龍しかないのが痛い。」
三輪勝昭「この収束はなんじゃな。ですがタイトルは合っているので1点加点しました。」
keima82「▲95との配置から初手と3手目はほぼ決め打ち。▲45銀がなかなか見えず苦戦。
筋は悪いように見えますが、個人的には筋悪で見えにくい手は好みなので9点。」
∇「詰上り予想外」
有吉弘敏「詰将棋らしくなく、狙いもよくわからない。」

(14)「カム・アラウンド」園川作 11位 2.612

カム・アラウンド

作意手順 57香、46玉、55香、56玉、64竜、23金、65竜。


nono_y「限定移動で作った影に回り込む小味な手順。配置はもう少し整理で
きそう。」
園川「略」
tsumegaeru「龍筋を止めるための一工夫がいい感じ。」
田川雄大「4手進めると初形に55香が出現」
藤原俊雅「15龍の横利きをカット。あまり作意らしくはないが、私の誤解かも。」
菊田裕司「龍の筋を止めておく狙いは面白いが、手順はだれ気味。もう少し味付けが欲しいところ。」
mituhiko「天王山に壁を作りつつ玉の位置をずらす感じが楽しかったです。」
オオサキ「3手目55香は、わざわざ取られる位置に移動したというより、
15龍の利きを遮る位置に移動したという印象が強いので、不利感がなく頭4手が薄味に感じられた。」
金少桂「55に壁駒を設置するのが急所とは。解けてみれば納得だが、他にも色々誘いがあるのですぐには見えない。」
soga「香車で壁を作って利きをガード」
大瀬戸「槍がふすまになる。」
ミーナ「抜群のネーミング」
ほっと「冒頭4手が渋い。悩んでしまった。」
雲虚空「まったく捌けない作品ですが、4手後の局面との対比が狙いだと思うので、これは致しかたがないでしょうか。」
まゆしぃ「龍の利きを止めにいくのが盲点。」
だっしぃ。「紛れの変化も多く、竜の横利きを止めるための開き王手の55香車が良かった。」
おかもと「桂で守備駒の利きをさえぎるのはよくあるが、香は珍しい。」
馬屋原剛「香で龍筋を止めることに気付かずかなり悩んだ。」
太刀岡甫「両王手したくなるところ、その選択肢を消す位置に香を発生させるのが面白い。
23で取らせるのは捨駒っぽくないため、収束はややもっさりした印象を受ける。
作者予想はミーナさん。「○ミだ」のような強烈な作がないので予想が難しいが、本作は個性的な構想に見える。」
上谷直希「55香の味わい。もう少し捌ければというのは望み過ぎか。」
虎野亜奈作意っぽくない感触で意外な限定移動だった。」
斎藤光寿「意表を突かれる好手順だ。好きな作品だ。」
青木裕一「分かりやすい狙いで好感がもてる。
ただ、本作品展の上位陣には及ばなさそう。」
山下誠「龍の利きを遮蔽する香車浮きが可愛らしい1手。」
まつきち「55香はとぼけた味。」
宮田敦史「一番の難解作。前半は凄く良いが収束3手がやや残念。」
松下拓矢「捨て駒なしなのに爽快感があって面白かった。」
黒川「47銀に誘われて誤解しました。(ソフト解答)」
梶谷和宏「この香の使い方はもしかして新手?ため息がでるくらいの巧作です。」
奥鳥羽生「近う寄れ 油断大敵 命取り」
風みどり「ここまでで一番悩んだ。」
三輪勝昭「色々期待させる紛れはあるが、作意はつまらなくてガッカリ。」
keima82「竜の動きが面白い。
変化がピッタリ詰んだので、初手は▲57香で確信が持てました。」
∇「取られる位置への移動というのが良い」
有吉弘敏「「57-->55への香移動により、玉方龍の65への効きの遮断」という狙いが明確で好感。」

(15)「小骨」オオサキ作 13位 2.537

小骨

作意手順 43香成、35角合、56歩、54玉、53角成、同角、55歩。


nono_y「擬似中合を動かしてはいるが、見え見えの手順。」
園川「2手目25龍に64角~55歩とする変別を答えそうになった。」
tsumegaeru「あやうく2手目同龍とするところでした。」
田川雄大「危うく2手目25龍としかけた」
藤原俊雅「普通の中合なのに擬似中合に見えるのは損。最終手限定のために仕方ないのは分かるのですが。」
菊田裕司「3手目普通に歩を打ってしまうところだが、64角とする場合と比較してこれも先打突歩詰というのかな
(その意味では序2手を除けば最短手数の先打突歩詰)。初手がほぼ絶対なのが残念。」
mituhiko「角の限定打からの最後の歩の突き出しの流れが良かったです。」
オオサキ「自作。https://note.com/total_invisible/n/n3a5f6be42dff で中合動かし突歩詰の縦を見たので、安直に横にしたんですね。
歩が縦に動くので縦型の方が手順にも面白みがあるし、横型だと最終手55飛を消すために15龍も置かないといけないし、あんまりいいことないですね。
縦型で角合の方がまだよかったかな。」
金少桂「これは誌上出題なら誤答が大量発生しそう。
あわや変化別詰(43香成、25龍、64角、54玉、55歩、同龍、53角成迄?)の罠に引っかかるところだった。」
soga「限定角合に先打突歩詰をぶつける。上手い。」
大瀬戸「玉の喉元に突き刺さる55歩。全体的によくまとまっている。」
ミーナ「これが今の7手詰の標準か。最終手余詰がちょっと痛い」
ほっと「中合と呼べるかどうかはさておき、うまくできている。」
雲虚空「これも先打突歩と言っていいのでしょうか?」
まゆしぃ「合駒を動かす基本構図。」
だっしぃ。「打ち歩回避があって良かった。」
おかもと「中合の移動物だが、最後の突歩詰もいい感じ。」
馬屋原剛「タイトル通り小骨の印象で、もう少し主張があれば。」
太刀岡甫「35角合を取ると取り返される点から、10枚以内でできる普通の中合動かしよりも劣ると思う。
初手が付加価値だが、3手目が駒打ちになったのとトレードぐらい。まとまってはいるが新味はないという印象。作者予想はだっしぃ。さん
。狙いをもって創作されており、合駒が好きそうだから。」
上谷直希「これが巷でいう「中合っぽい合駒」か。一見打歩モノかなと思ったら突歩で詰め上がった。」
虎野亜奈「ただの合駒移動では物足りないけど、3手目64角との比較で先打突歩詰になっているのが狙い?」
斎藤光寿「打った歩を突く味が好みだ。初形に惹かれて今回最初に解いた作品だ。
見た目に反して少し詰まった。思惑通りが過ぎるのだ。」
青木裕一「標準的な中合動かし。
先打突歩詰もありそうだけど、比較対象の打歩詰局面が出てこないので微妙なところ。」
山下誠「中合の角を動かし、打った歩を突き出すシナリオが絶品。」
まつきち「2手目25同龍は変同?」
宮田敦史「凄く良いがタイトルの意味が分からない。」
松下拓矢「紛れがほしいところ。」
黒川「中合い動かしを簡単な構成で実現できていますね。」
梶谷和宏「これは危ない。43香成、25龍、64角、54玉、55歩、同龍、53角成と暗算で解いた時の手順をメモに書いていたが、
テンプレートに入力するときに55歩が不要であることに気づいてやり直し。絶妙の35角合いもいいが、最後は突き歩というのも格調高い。」
奥鳥羽生「挟まった 小骨動かし 突き歩詰」
風みどり「これはお見事!先打突歩だろうと予想はしたが仕上がりが素晴らしい。」
三輪勝昭「3手目64角と最終手の対比が面白いが手順は平凡」
keima82「2手目はつい△同竜としてしまいそうですが、駒余りになるので合駒問題と分かる。
最終手は▲55飛以下バラしても詰むのが多少気になりましたが、減点するほどではないと判断しました。」
∇「先打の歩が小骨かな?」
有吉弘敏「まさに「小骨」の様な歩突。タイトルがぴったり。」

(16)「インキュбター」mituhiko作 26位 2.063

インキュбター

作意手順 65銀、同竜、63角成、75玉、85馬、64玉、63桂成。


nono_y「初形曲詰というだけ。対称位置では成立しない上に変同では…」
園川「初形曲詰б。」
tsumegaeru「初形曲詰は見事。手順は少し地味。」
田川雄大「初手74角成をかなり考えた」
藤原俊雅「色々と謎。」
菊田裕司「75桂は飾り駒?」
mituhiko「」
オオサキ「初手65銀が第一感だったけど、でもそれは75玉で詰まないか。
と、一瞬でも思ってしまったのが作者の思惑通りだったとしても、その後の5手が緩みすぎていて評価はできない。」
金少桂「『6』ではなく『б』の曲詰と解釈するんですね。手順もб筋・・・じゃなくて6筋の着手が多くて面白いбеда」
soga「6じゃなくてбの字の曲詰?卵の中で詰ます方にしました。」
大瀬戸「キュートなデザイン。」
ミーナ「6ネタふたつめ。こっちは16番でした。心なしか似てる。
2手目75玉で変同」
ほっと「わけがわからないよ」というコメントが来ると予想してみる。
雲虚空「第б回にふさわしい初形ですが、ちょっと紛れに乏しいように感じました。」
まゆしぃ「75桂を省いて1路左にずらせばで変同もないけど、
強引にテーマに合わせたこの配置はまさに「わけがわからないよ」」
だっしぃ。「初形がбの形になっていて良かった」
おかもと「75桂は飾り駒だし、手順もちょっと……」
馬屋原剛「2手目から変同なんてわけがわからないよ。」
太刀岡甫「2手目75玉の変同が割り切れていない気がする。
作意は平凡で、このくらいの手順なら中央の曲詰にしたい。作者は黒川和樹さん。
捨駒が好きそうだから。」
上谷直希「初形曲詰。立体曲詰……ではなさそう。
 75桂は飾り駒?」
虎野亜奈「初形は6ではなくбですね。2手目75玉は変同? 何か別の狙いがありそうな気もしますがわかりません。」
斎藤光寿「「インキュベーター」調べたが今一つわからない。解説が楽しみだ。」
青木裕一「初形曲詰は分かるが、手順はちょっと……。
タイトルの「インキュ」と「ター」もあまり意味がなさそう。」
山下誠「主張は還元玉?」
まつきち「何かが孵化した?」
宮田敦史「タイトルが分からない。それと2手目75玉以下変同だと思う。」
松下拓矢「逃れそうで逃れられない。」
黒川「タイトルの意味調べたが狙いが分からなかった・・・。」
梶谷和宏「6は分るが、「インキュ」と「ター」は意味がさっぱり分からん。手順とどう関係するのか気になります。」
奥鳥羽生「六だけど タイトル変えて 五でもよい」
風みどり「はて?これは狙いがわからないでござる。」
三輪勝昭「立体曲詰を予想したけど違うようだ。
初形曲詰としても弱いし、手順も見るべきものがなく2手目の75玉も割り切れていない。」
keima82「初型図は面白いものの、手順が絶連すぎたため点数は控えめにしました。」
∇「第б回に最も相応しい形ですね!」
有吉弘敏「これも初形曲詰なので、手順は限界があるが、もう一手欲しい。」

(17)「アディショナルディスタンス」太刀岡甫作 4位 2.792

アディショナルディスタンス

作意手順 59香、58馬、57馬、14馬、53飛成、同玉、35馬。


nono_y「昨年短コン優勝山路作の上を行く、夢のような手順。解けた瞬間は
1位と確信したが、さらに上があるとは。」
園川「シフマンによるバッテリー構成と両王手。夢のような手順。」
tsumegaeru「58馬が強烈な応手。その後の手順も緩みが無くて素晴らしい。」
田川雄大「鮮やかな手順」
藤原俊雅「7、8筋の犠牲は大きいものの、手順は痛快。」
菊田裕司「先行作と比べてプラス部分が少ない。」
mituhiko「移動合いや収束のディスタンス感がとても楽しかったです。」
オオサキ「この筋は前例があるから避けようと普通は考えるところ、
香打の位置を遠くして創作難度を上げてみようという発想がマニアックすぎる。
成功しているかはさておき、そういう作り方は好き。」
金少桂「シフマンでバッテリーを組み換えて両王手でフィニッシュと素晴らしい構成。」
soga「なんと言うか、もうやりたい放題の手順。
大瀬戸「変化が多く、解くのに難儀した。作者の熱意がひしひしと感じられる力作。」
ミーナ「この筋はなんとなく見覚えがある。my cubeだっけ。」
ほっと「森本作(短編名作選第95番)や鈴川作(パラ2019.2)と比較すると、玉・香の距離を1マス離したのが作者の主張か。」
雲虚空「変化調べに少し骨が折れましたが、初手の最遠打から最後の両王手まできれいに決まっていて良いと思います。」
まゆしぃ「スキがない手順。」
だっしぃ。「限定香車打ちと移動馬中合があって面白かった。」
おかもと「上手いんだけど、既視感のある手順。」
馬屋原剛「森本作があるから評価に困る。香と玉の距離が遠いのはわかるが。」
上谷直希「展開は見えるが技術点は高い。変化処理を読み落としていないか心配。」
虎野亜奈「森本雄作の発展。構図は大掛かりだけど、一路距離を伸ばすと作図難易度が相当高くなるはずで、よく実現したと思う。
両王手で締めるまとめ方も上手い。」
斎藤光寿「まさかとは思ったが、この中合が成立するのだ。驚いた。
似た構成の九手詰があったように思うけど思い出せない(鈴川作だったのは覚えてる)」
青木裕一「2019年2月中学校鈴川作(さらにたどると短編名作選95番)に似ている。
着手位置と玉の距離が1マス離すことにどれ程の価値があるかは分かりません。」
山下誠「ダイナミックな双方の馬の動きが素晴らしい。」
まつきち「序の3手が何ともムシの良い手順。収束の両王手まで息もつかせぬ応酬。」
宮田敦史「良くある、移動中合を動かすパターンだが、玉からこんなに離れているのはもの凄く価値がある。」
松下拓矢「唯一作者がわかった(多分)。この馬の移動合は本誌で最近見た。首位予想。」
黒川「太刀岡さんっぽい。」
梶谷和宏「一番時間かかりました。どうもシフマンとかペレとかいうのは苦手です。配置はすごいが手順は文句なし!」
奥鳥羽生「オマージュや 一間遠く 飛捨て入り」
風みどり「やりたい手順を何が何でも実現するという心意気が尊い。」
三輪勝昭「手順は優勝候補。
序4手のパターンはあるし、鈴川優希作(パラ2019・2月号中学校)が5~6手に繋ぎの手が入るが詰上がり両王手パターンの作品も既にある。
オリジナリティに欠けるので評点と順位予想は下げています。」
keima82「よく余詰や変同なく完成できたと思います。
個人的に非の打ちどころがなかったので満点。」
∇「ここに香を打ってくれっていう形」
有吉弘敏「これは難度が高い。森本雄氏作の5手(パラ1984年7月)をさらに遠ざけたものだが、簡単には実現できない。タイトルも先行作を意識している。」

(18)「龍王無尽」馬屋原剛作 9位 2.663

龍王無尽

作意手順 67飛、同銀生、84竜、65玉、66馬、同と、74竜。


nono_y「2手目不成限定の意味付けが逆王手絡みで見えにくく、それを逆用
する収束もきっちり。」
園川「83銀が残るのが惜しい。」
tsumegaeru「気持ちの良い手順。」
田川雄大「2手目によって龍の移動方向が変わる構成、良いですね」
藤原俊雅「67飛を先に実行して、生なら84、成なら58という呼吸はほとんどチェスプロブレム。好き。」
菊田裕司「最終手のだぶり感がちょっと味悪。」
mituhiko「初手の誘惑をすっぱりと断ち切った先に答えがあり、また6六馬も気持ちよくて楽しかったです。」
オオサキ「作者もほんとは変同にしたかったのではないかと思う。」
金少桂「龍の移動先の候補が沢山あって、しかも2手目の成生の変化で移動先が変わるというのが面白い。
欲をいえば83銀の配置を改良して龍が81まで動けたらもっと良かった。」
soga「84龍を先にすると成られて不詰。
ヒモ無しで捨てる初手が見事。」
大瀬戸「初手は一目だが、84龍が見えずに苦労した。
玉方の応手によって龍の行き場が変わる。タイトルは言い得て妙。」
ミーナ「成れば横に、不成は縦に、どちらも馬捨が決め手。
初手78竜でよく逃れるなあ。」
ほっと「ネタに困ったときの大駒捨てからの逆算と予想。」
雲虚空「74に銀香が利いている詰め上がりは重複感がありますが、
2手目の成/生で龍を開く場所が変わるのは面白いと思いました。」
まゆしぃ「手順はまずまずだが、余詰防止の駒が多いのが気になる。」
だっしぃ。「手順前後あって良かった」
おかもと「無尽というほどでもないような。」
馬屋原剛「」
太刀岡甫「銀成なら龍を横に使い、銀生なら縦に使う。ちゃんと大駒を捨てているし、よくまとまっていると思う。
作者予想はオオサキさん。構想っぽくて、大生小生とタイトルが近いかなあと。」
上谷直希「成生の選択が生まれるとはいえ初手の挿入には好みの差がでるかも。」
虎野亜奈「手順前後すると銀成で詰まないのが面白い。作意はきれいな手順。」
斎藤光寿「生を逆用した作意が良い感じだ。綺麗な手筋物は貴重な癒し枠。」
青木裕一「タイトルで言うほど龍が動き回っていない気がする。」
山下誠「大駒捨てが入って、並べて気持ちのよい手順。」
まつきち「2手目銀生が入って手順に深みが出た。」
宮田敦史「2手目生限定や、成だと58龍と言うのも良い。」
松下拓矢「まさに題の通り。駄洒落作なのに手順の完成度も高くて素晴らしい。」
黒川「83銀がダブっているのが、気になる。」
梶谷和宏「龍を縦に使うことばかり考えると、2手目の同銀成に58龍が見えなくなる。絶妙の構成です。」
奥鳥羽生「成不成 龍王無尽 縦横に」
風みどり「83銀がちと働きが悪いかな。タイトルもピントこなかった。」
三輪勝昭「初手が第一感なのが弱い。最終手で74の利きダブりで83銀が働かない形が凄く嫌。」
keima82「2手目成・不成のいずれの場合も考えさせられました。」
∇「成なら横へ、不成なら前へ。」
有吉弘敏「全体構成が上手く、配置も絞られている。(単玉で見たかったが)
     2手目銀成の場合は58龍と回る変化も上手く成立させており、
    素晴らしい。」

(19)「Waiting in the Wings」ほっと作 14位 2.530

画像19

作意手順 49銀左、57桂生、69金、同桂成、53竜、同角、44香。


nono_y「2手目不成はいかにもだが、捨駒が続いてまずまず。」
園川「最終手限定移動が気持ちいい。」
tsumegaeru「絶対手が続くが、王道的手順で楽しい。」
田川雄大「3手目が紐なしの捨て駒なのが良いですね」
藤原俊雅「第一感は47銀だったので高評価。」
菊田裕司「よくあるパターンだが、まとまりが良い。」
mituhiko「最後まで居玉に居座りつつ捨て駒のリズムもよくて楽しかったです。」
オオサキ「配置に無駄がなくて創作技術の高さは感じるが、手順に妙味はない。」
金少桂「初手うっかり47に開いたら最後香が動かせなくて困った。49は一寸盲点に入りますね。」
soga「44香を目指して手順を組み立てる。」
大瀬戸「収束の3手がエレガント。龍も縦横に使えて味がいい配置。洗練されている。」
ミーナ「角2枚が出番を待っている。45桂が地味に初手69金を消している。」
ほっと「改めて見ると変化紛れが無さ過ぎて深みが感じられない……。
「ほっと=双玉」と決めつけると作者は絶対に当てられない。」
雲虚空「玉方桂の2段跳ねや香の限定移動などやっていることはすごいと思いますが、
紛れに乏しいので順番に指していたらそういう手順になっていたという印象です。」
まゆしぃ「一本道だが、69金がタダ捨てになっているのが良い。」
だっしぃ。「パズルみたいで良かった。」
おかもと「これも予定調和的。」
馬屋原剛「一本道」
太刀岡甫「気の利いた捨て方をしていて、手筋物としては充分な出来だと思う。
素材自体はしょぼいが、まとめ方としては完璧だと思う。作者予想はkeima82さん。
合駒よりも大駒捨てを重視しそうだから。」
上谷直希「やりたいことがストレートに伝わってきて好感が持てる。」
虎野亜奈「構図が機械的(15角26角の部分)だけど二段跳ねは気持ちいい。」
斎藤光寿「纏まった手順に好感だ。僕はこういう作品に作り物の醍醐味を感じる。」
青木裕一「普通の手筋物で、タイトルもその通り。」
山下誠「桂の2段跳ねに香車の限定移動がプラスαの要素。」
まつきち「5手目に44香とやりそうになった(笑)」
宮田敦史「ちょっとタイトルの意味が良く分からない。」
松下拓矢「83龍配置が強力なヒント。」
黒川「最終手でグッと引き締まる。」
梶谷和宏「桂の2段跳ねも凄いが、移動させた角の利きに、そっとかぶさる香の動きも絶品。」
奥鳥羽生「敵味方 飛び交う中で ひとり待つ」
風みどり「最初は47銀としたことを告白しておきます。」
三輪勝昭「初手が48に逃がさない理由なのがつまらない。」
keima82「57飛、58銀と5筋に2枚いるのに、▲53竜と捨てる手順や、
桂不成限定等が実現するとは恐れ入りました。満点と迷いましたが9点。」
∇「しっかりと移動場所を限定している。」
有吉弘敏「無駄のない配置で明快な狙いの手順を実現しており、非常に
    共感できる。」

(20)「Site Owner, Cite Honor」青木裕一作 3位 2.813

画像20

作意手順 75飛、37玉、65桂、26玉、27歩、35玉、73桂成。


園川「裏の短コンの開催、表現の探検に喝采。」
tsumegaeru「選択肢を残すための75飛が素晴らしい。」
田川雄大「37玉と25への中合で跳ねる方向を変えるとは」
藤原俊雅「変化で85桂も残す限定移動。その変化も見えにくく作られていてgood。」
菊田裕司「全体的に手順が緩んでいるのが残念。」誤解
mituhiko「飛車捨てを見せつつじわじわと追い上げていく手順が面白かったです。」
オオサキ「遠打でできることは遠開きでもできる理論。
最初、85飛や95飛ではダメな理由が2手目57玉の変化で飛車が遠くて詰まないだけなのかと錯覚した。
香も桂も27香までとか18桂までとかで割り切ることができそうなので、
品切れにせずに作ることはできなかったのか、初形のごちゃごちゃ感は少し気になった。」
金少桂「名誉手筋を空き王手の限定移動で表現。将棋盤の横幅がもっとほしくなる。
英語の掛詞のタイトルもうまい。作者は出題サイトのオーナーのkisyさん?」
soga「中合の有無で局面を切り分けた上、最短の7手でまとめているのがすごい。」
大瀬戸「裏短コンらしい意欲作。」
ミーナ「すげぇ!思いつくのもすごいが、成立させるのもすごい。
ことし解いた短編では断トツ。」
ほっと「名誉手筋の引用ということか。サイトオーナーというタイトルを信じることにしよう。」
雲虚空「桂香が品切れになっていますが、これは必要な措置なのでしょうか?」
まゆしぃ「どちらにも桂が跳べるようにするというのは面白い。」
だっしぃ。「打ち歩回避があって良かった。」
おかもと「2手目の応手によって桂を跳ね分けるのは面白い。」
馬屋原剛「名誉手筋を7手で実現するとはたまげた。名誉手筋の2号局が早速出てきて嬉しい。紛れは25銀合で逃れるのが高級。」
太刀岡甫「名誉手筋の横型。7手でできるのは驚き。
中合を使って割り切るところも洒落ている。作者予想は相馬慎一さん。
オオサキさんと言いたいところだが、本人に否定されてしまった。
詰将棋界トップクラスの構想力がないと作れないと思う。」
上谷直希「先に75飛が見えて、「なぜ75なのか?飛筋遮断の有無に関わるのは間違いないのだが…」と理屈を考え始める。そうか中合か!」
虎野亜奈「最初ブルータス手筋かと思って95飛~85桂との違いがわからず熟考。馬屋原作のあの手筋だったか。」
斎藤光寿「最初は95飛~85桂の成立メカニズムを考えた。
応手の25銀合が切り替え機構の価値を高めているのだ。今回二番目に好きな作品。」
青木裕一「」
山下誠「初手、飛車をどこに開くかが最後に分かる。」
まつきち「初手限定移動が素晴らしい一手。最初95飛でも詰むと思ったら25銀合の妙防があった。
変化に備えて桂の跳ね場所を残したのが命名の意図か。」
宮田敦史「初手95飛左だと25銀!で詰まない?最終手は気分的に生。」
松下拓矢「初手の限定移動が絶妙。」
黒川「このアイデアを移動手でできているのはすごい。」
梶谷和宏「悩んだ末に初手75飛を発見したが、えっ?85飛でも同じじゃないか?でも裏短コンにそんな緩みがあるはずない!そうか、85飛には25銀合い
     が妙防で、このとき85桂とできないわけだ!」
奥鳥羽生「中間打 態度保留の 如き桂」
風みどり「これは名誉手筋と言っていいの?ただこの名称は変更した方が良い。」
三輪勝昭「25中合で85桂と出来るように75飛。構想は素晴らしい。
内容は高く評価しますが、僕は詰上がりに大駒が不要になる作品は大減点しています。」
keima82「初手が限定されている意味が分かった時は鳥肌が立ちました。満点。
タイトルの意味は理解していないですが、満点なら文句はないでしょう。」
∇「隠す、隠さないを選択できる位置へ」
有吉弘敏「作意と変化で桂跳で飛の効きを殺したり生かしたりしないといけないためにその中間の位置に飛車を限定移動するというのは、非常に面白いし初めてみる気もします。25合の変化を気にされて、4桂・4香を配置されたのだと思いますが、無駄合でよいのではないでしょうか。」

(21)「名誉毀損手筋」kisy作 15位 2.523

名誉毀損手筋

作意手順 97香、83玉、73角成、同歩、98銀、89竜、75桂。


nono_y「名誉手筋1号局は長すぎたので、この手数でまとめれば毀損はして
いないのでは。」
園川「96に利きがあり、銀引で利きが通る限定打(史上初かは不明)。」
tsumegaeru「中途半端な位置に打つ初手が特徴的。」
田川雄大「85玉には86銀なのが名誉毀損たる所以?」
藤原俊雅「コンクールにひとつは欲しいユーモア作。」
菊田裕司「若島手筋でしたっけ? コンパクトにまとまっていて名誉棄損なんてことはないと思う。」
mituhiko「龍をずらしてからの待望の桂跳ねがピースがかっちりはまるようで楽しかったです。」
オオサキ「偽名誉手筋ではあるけど、打歩詰から離れたという点で名誉手筋を発展させたのは、むしろこっちの作品なのではないかとも思った。
95香や96香ではダメな理由が2手目85玉の変化で香が近すぎて詰まないだったら、偽名誉手筋もどきになって一周して名誉手筋になれたのに。」
金少桂「タイトルと配置の一発ギャグですね。馬屋原さんとある程度親しい人が作者と予想。」
soga「名誉手筋っぽい手順を念頭においていたため、2手目85玉を96銀以下で詰ませていました。」
大瀬戸「銀引きを作る。」
ミーナ「こちらは第一感。慣れってこわい。」
ほっと「タイトルが印象的。」
雲虚空「名誉毀損なんてことは全然ないと思います。」
まゆしぃ「何が名誉毀損なのかは気になる。」
だっしぃ。「意外性のある空き王手が良かった」
おかもと「2手目95香合は作意手順が成立するので無駄合なんだろうが、
7手の順もあってすっきりしない。」
馬屋原剛「名誉手筋の名誉を毀損するなんて訴訟も辞さない。」
太刀岡甫「打歩を利用せずに名誉手筋をやった作。
85玉に対して96銀ではなく86銀で詰ます点において、構想が実現されているかは議論の余地がありそう。
特に⑳と並べられてしまうと。
作者予想はkisyさん。こんなようなものを作ると言っていた気がするから。」
上谷直希「2択を残す。」
虎野亜奈「あれ名誉手筋っていうのか、知らなかった。パロディだけど限定打物として普通に良い作品だと思う。」
斎藤光寿「タイトルで笑ってしまった。良いオマージュだ。」
青木裕一「狙いの構図は2019年2月デパート馬屋原作に似ているが意味づけは微妙に違う。
⑳を作っているときにこの意味づけも頭をよぎったが、先にやられた。」
山下誠「タイトルの意味を考えてみたが分からない。」
まつきち「1号局作者のタイトルへの感想が聞きたい(笑)」
宮田敦史「中合は出なかったが角香が消えるので良し。」
松下拓矢「馬屋原氏春霞賞作の香限定打かな。それが「名誉毀損」ということは他者作?」
黒川「先行作の簡素表現なので、評価が難しい・・・。」
梶谷和宏「この手筋の2号局でしょうか。きれいに決まっていますが、訴えられないようにご本家に了承とることは必要(笑)。」
奥鳥羽生「こんなこと 想いつくのは ご本人」
風みどり「タイトルが笑えすぎてコメントに困る。」
三輪勝昭「初手96銀と98銀の選択の余地を残す高級手筋に見せかけて85玉のため下から打っているだけ。
タイトル(狙い)が先か手順が先か分からないが名誉毀損手筋のタイトルはピッタリ。」
keima82「初手の限定打からの不安感のある詰ませ方が素晴らしい。
タイトルの意味は全く分かりませんでしたが、手順が面白いので9点。」
∇「後ろに入るための限定打」
有吉弘敏「あまり考えるところがなく、手順前後を防ぐための双玉は今一つ。」