第б回裏短コン#24「二重ロック」

「二重ロック」tsumegaeru作 19位

二重ロック

作意手順 34角、同銀、44桂、同と、43角、同と、63銀上。

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正解:35 誤解:0 無解:0 無評価:1
評点:2.418
順位予想 1位:- 2位:- 3位:-
ベストタイトル投票:1票

☆「二重ロック」ということで2番に配置。

☆43角、同と、63銀成上迄の収束が見える。しかし、現状間接的に飛車の横利きが自玉を睨んでいるので工夫が必要だ。44桂、同と、43角で解決しているようだが、これは同と引で飛車の利きが復活してしまう。34角も、同銀、43角、同銀で同様だ。
そこで、44桂、同と、34角、同銀で二重に飛車の利きを止めるのが上手い解決策。これなら、43角をどれで取っても飛者筋が止まっている。

☆シンプルな構成ながら、類似の作品は思いつかない。この手順の応用は様々なものが考えられ創作意欲を刺激される一作。

作者コメント
初手から、43角、同と、63銀上だと王が取られます。そこで王を守るために鍵をかける(飛車筋を止める)わけですが、一重鍵だとすぐに解錠されてしまいます。そこで必要なのが二重鍵。44とと34銀で二重に飛車筋を止めれば、一方が解錠されても王は守られます。

nono_y「5手目どれで取っても最終手で自玉に当たらないための二重ロック
。紛れに乏しく非限定が多いのが問題。」
園川「ライン上に玉方駒を2枚挟み、片方が動いてもアンピンされたままにする。」
田川雄大「34角は取られなくてもロックする役割を果たしている」
藤原俊雅「手順前後防止にも働く王。」
菊田裕司「二重のライン消し。ちょっと面白い。最終手非限定は気にしすぎか。」
mituhiko「タイトルのヒントが程よかったです。」
オオサキ「狙いが明確なので個人的には好き。44桂と34角の手順前後が効かないのが面白い。
全体的に一段上にあげて51玉、23王の形にして、12飛でも置いたら駒数減らせるのでは。成生非限定も痛い。」
金少桂「ロジックが明快で面白い。退路封鎖の43捨て駒でロックが片方外れても大丈夫なように。」
soga「2つ鍵を掛けて、1つ外す。」
大瀬戸「力強い初形と力強い手順。」
ミーナ「ピン外しはもう古い。これからは二重ロックだ。
えと、なんか用語はないの?」
ほっと「43角を決行する前に、飛のラインにあと2枚挟む必要があるのが面白い。」
雲虚空「最終2手は非限定でしょうか?」
まゆしぃ「6手目と7手目はどの組み合わせが人気なのか気になる。」
だっしぃ。「自玉のラインを消すために二回捨てるのが面白いと思った。」
おかもと「命名が最大のヒント。」
馬屋原剛「6手目、ピンと関係ない42とでも取れるのが気になってしまった。」
太刀岡甫「43角を取ると飛筋が1つ開くので、2重に止めないといけないということ。気にしすぎかもしれないが、
6手目の取る駒や7手目の成生が限定されていないのは少し粗い作りに感じてしまう。
作者はtsumegaeruさん。同種の駒を複数回打ち捨てる作を作りそうだから。」
上谷直希「狙いは非常に明快。私の勘違いでなければ6手目は非限定?
 ここは狙いに関わるところなので限定できていればなお良かったか。」
虎野亜奈「セコムやアルソックばりに厳重ですね(笑) 6手目は詰上りで31銀が働く同と上にしました。」
斎藤光寿「このタイトルはまさに親切設計だ。僕が玉方なら最後は同と上で「二重ロックは杞憂だよ」」
青木裕一「タイトルがそのまま詰手順とは潔い。(配置からでも狙いはすぐわかるけど)」
山下誠「逆王手を防ぐ念入りな桂捨て。」
まつきち「念入りにアンピン。」
宮田敦史「手順前後の綾があって面白い。二重ロックという作品を2番に持って来たのも面白い。」
松下拓矢「タイトルを「26」にしてはどうでしょう?」
黒川「6手目3通りなのが惜しい。」
梶谷和宏「二重ロックを掛けた瞬間、必殺の43角がはいる!好作です。」
奥鳥羽生「前準備 飛筋封鎖を 二重にも」
風みどり「これはタイトルでなくてヒントだ、という短評を昔もらったことを思い出した。」
三輪勝昭「後に43に動くから二重に遮断する必要があるのがちょっと面白くはあるが常識的捨て駒の域を出てないかな。」
keima82「飛車の横効きを二重に止めてから空き王手の敢行。主張が非常にわかり易いです。」
∇「二枚の壁が無いと撃たれるわけですね。」
有吉弘敏「6手目、7手目の非限定が若干気になる。54銀はと金ではだめですか?」

☆作者予想

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☆太刀岡甫さん1名のみ的中!