マガジンのカバー画像

小説『英彦の峰の気を負いて』人生100年時代に

16
九州の一地方都市で、この年65歳になる登場人物が、故郷を再発見し、自分の原点を探る旅を始めた。男女7名の高校の同級生が、故郷の大分県中津市に集まった。 メンバーは1970年代の… もっと読む
運営しているクリエイター

#人生

小説「英彦(えひこ)の峰の気を負いて」抜粋①

中津駅のホームから 高架線のホームから眺める街は雪で真っ白に覆われていた。 小幡次郎は大…

4

小説「英彦(えひこ)の峰の気を負いて」抜粋④

「さて、酔っ払う前に、明日からの予定を説明します」 幹事の小幡次郎が日程表を配りながら話…

4

小説「英彦(えひこ)の峰の気を負いて」抜粋⑦

福澤諭吉旧居・福澤記念館 蓬莱観を出た一行は、中津城の天守閣を左手に見ながらお堀端を歩き…

2

小説「英彦(えひこ)の峰の気を負いて」抜粋⑧ 

筑紫亭の夜 門から少し出て、一行の到着を待っていた女将が挨拶をした。 「皆さま、ようこそ…

9

小説「英彦(えひこ)の峰の気を負いて」抜粋⑨

母校へ 高校時代、福澤は剣道部の主将を務めていた。母校の校長に剣道部の後輩がなったと聞き…

5

小説「英彦(えひこ)の峰の気を負いて」抜粋⑩

羅漢寺にて 30分もかからず羅漢寺の駐車場に到着した朝吹は早速、急な石の階段を上り始めた…

1