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弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第25話 不穏な空気

 アンサンブルコンテスト地区大会の演奏が終わり、ひとまず保護者同士、顔を合わせて落ち着きを取り戻しました。

 コンテストの結果発表は18時半頃に地区の吹奏楽連盟ホームページにて行われます。

 夏のコンクールの結果発表もネットでしたが、18時頃からアクセスが集中します💧
 そしてパンク状態となります・・・

 他の出場2チームの子供達もやり切った表情です。でも親たちは複雑な表情😓

 金管七重奏チームは残念ながら六重奏になってしまいました。トランペットの女の子がコロナに感染してしまったのです。

 この女の子は夏のコンクールでも人数制限の兼ね合いで控えに回り、サポートを一生懸命してくれた子でした。

 初めは全く音が出ない状態で、一番上達が遅れた子でしたが、持ち前の明るさで努力し、立派に演奏ができるように成長していました。

 母親も必ずイベントに駆けつけてくれて、親子で吹奏楽に熱く向き合っていました。

 本当に言葉にならないっす


 1年生だけの菅打六重奏チームは堂々と演奏していました(^^)
 みんなつい最近になって管楽器を経験したばかりのヤングチームです。
 失うものなど何一つありません😆

 このチームには娘の後輩クラリネットの子が二人入っていました。そのうちの一人の父親とトイレ(小さい方w)で隣同士となり、しばらく感想を語り合いました。

 トイレでおとなり同士になった時に会話が弾むのは、一体どういった心理なんでしょう^^;

 今回のアンサンブルコンテストに出場した1年生9人。1年半後、我が吹奏楽部の新たな栄光の歴史を創っていくことになるのです。


 昨夜から色々とやらかした保護者会長のお父さん、1人で黙々と弁当やお菓子をバスに運び入れていました。

 私『一人じゃ大変です、何か手伝いますか?』
 会長『いやっ大丈夫です!』

 全く大丈夫そうには見えません。周りで見ている母親達も明らかに心配そうです。

 今朝の楽器運びの件や謎のLINEも含め、他の保護者の方とも相談し、少し落ち着いてから本人に直接私が話してみようと決めました。

 前会長さんが凄くまめに保護者会の調整、事前相談などをグループLINEに流してくださり、非常に風通しの良い環境を整えてくださいました。

 今年度の会長さんは突然、謎の決定事項をグループLINEで流します。またタイミングもギリギリ直前であり、ほぼ修正不可能です。

 少々やっかいな問題を抱え込んでしまいました。大多数の保護者も共通認識として捉えていました。


 アンコン地区大会の結果がホームページに掲載されました。
 金管七重奏 銅賞
 管打六重奏 銅賞
 木管三重奏 金賞・代表

 娘、第一関門突破です。次の県大会で代表になるため、明日からまた練習に励みます✊

 それにしても妙です。保護者会のグループLINEはお通夜状態です。
 
 ''普通であれば’’ ・・・保護者会長が結果を報告、祝福のメッセージや保護者達を労う言葉があって然るべきです。

 木管三重奏のグループLINEは歓喜のメッセージで溢れています。
 1年生の保護者の方々からもお祝いのメッセージをたくさんいただきましたし、顧問の先生方からも祝福のメッセージを頂戴しました。

 保護者会長さん、結局は無反応でした。

 一夜が明け、校長先生がまた大々的にブログに紹介してくださり、本当に感謝です。
 
 私は保護者会が盛り上がってこそ、弱小吹奏楽部がステップアップするための土台が築かれると信じています。
 

 このみやざきさんの動画がヒントになるのではないかと思い、保護者会活動のモチベーションにしてきました。

 翌日、保護者会長さんに、なぜ保護者会を盛り上げるようなメッセージを送れないのか?
 立場を考えれば何らかのアナウンスはすべきじゃないですか?

 と聞いてみました。答えはこうです。

 『自分の娘が銅賞だったので悔しかった。』

 本当の理由かどうかはわかりません。

 コロナで出場できなかったトランペットの女の子を気遣っていたわけではありませんでした。

 あまりの闇深さに、私は彼に対して腰を据えて向き合うことを覚悟しました。

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