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2023 10.4~7 稲刈りとか運動会とか(優しさとテキトーさと心強さと)

jig theaterファミリー、fubenファミリー、汽水空港ファミリーの3家族(9人)による農業団体モーニングファーマー。農作業は朝だけで切り上げて、午後はそれぞれの本業をやろうというノリが団体名の由来。朝だけの作業で3家族が年間に食う分の無農薬米を育てるのがとりあえずの目標。
去年までは片道30分もかかる三朝の田んぼでトータル1町やってたが、あまりにも大変だった。今年は自宅から歩いていける距離にある田んぼを2反だけ借りてやっている。

昨日で1反分の稲刈りを終えた。バインダーで刈りとって、竹と、もらってきた木の棒で「はざかけ」をする。竹切り、はぜ足づくりをしていたら意外と時間がかかり、昼過ぎに作業を終える予定が結局夕方までやることになった。店も「昼過ぎに開ける」から「15時に開ける」と変わり、最後は「やっぱり閉めますすみません!」に進化してしまった。でも丸一日やって本当によかった。キリのいいとこまでやれたし、何よりも「本当の仕事」をしている感覚を噛み締めながら1日を過ごせた。こうやって、自分たちが年間に食べる分の米をつくっていたらとりあえず生きていける。嘘もつかず、虚勢も張らず、「見せ方」とかも考えず、ただ生きる為に友人たちと米をつくる。こんなに良い時間ない。
夕方、西陽と風が良い具合にミックスされて、そこにフカPセレクトのBGMとフベンの赤ちゃん寧子の声も溶け合っている時間帯があった。アキナがむちゃくちゃ楽しそうだった。ファーマーズもみんな楽しそうだった。本当は、これだけやってれば楽しく生きていけるんだよなと思う。「この星は米も野菜も育つし、温泉も湧いてる。むちゃくちゃ良い星だ。」と、上から目線よりも遥か上空、銀河系目線で地球を見た。十分なものが用意されている。それなのに人間は苦しそうだ。「社会」の側に明らかな欠陥があるんだろうと思わざるを得なかった。

「田畑をしながら本屋やる」ということだけを決めて千葉の実家を出た。1人で何のアテも無かったけど、それがこんなカタチで実現できてる。モーニングファーマーズみんなありがとう。口にはしないが、本当に奇跡みたいな時間を過ごさせてもらってるといつも思う。愛してるぜ、ベイベー(東郷清丸)


10月7日。
今日は待ちに待った運動会(待ちに待った運動会〜)。1ヶ月前から練習を始めた園児たち。みちくんはちょっと前から「よーいどん」と言って駆け出すことが増え、ああこれは運動会の練習でやってるんだろうなと思う行動が増えていた。
保護者枠で参加する運動会がこんなにワクワクするものだなんて初めて知った。ちゅうりっぷ組は1~2歳児で、小さな園児たちの中でも一際小さい。ジャガイモのようにコロコロのキッズたちが一様にオレンジ色の帽子を被り、コロコロコロコロ歩き回っている。僕とアキナはその中から、みちジャガイモを見つける度にその表情や仕草を見て爆笑した。家とは違う過ごし方をするみちくんがなんだか可笑しくてたまらなかった。
運動会で流れる曲はクラシックと化したヤングマンや郷ひろみ、愛は勝つ等。定番BGMと実況と太陽のセットが大好きだ。運動会のBGMと実況だけを収録したCDがあったら買いたいくらい好きだ。実況には優しさとテキトーさと心強さがある。いつも感じている、あなたへと向かって…。
呪術廻戦のテーマソングも流れて密かに嬉しくなった。
みちくんの組はうさぎのダンスを踊っていて、最近寝る前に「うさぎ、ピョン」といって飛び跳ねていた理由が分かった。みちくん自体は本番全然踊らずに呆然と立ってたけど。

あと、今日から筋トレを始めた。日記も筋トレも続けるぞ。

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