原田マハの魅力とは?
作家でもあり美術館のフリーキュレーターもされている原田マハさんは、アートへの愛を小説以外にも様々な場所で表現し続けられています。そんな魅力的な原田マハさんの執筆したおすすめのアート小説を一部紹介します。
<楽園のカンヴァス>
山本周五郎賞受賞作。ミステリーだけど、それだけじゃない、散りばめられた伏線や複雑な謎解きがメインなザ・ミステリー小説ではありません。あらすじにもある通り、「『夢』に酷似した絵」の謎をルソーの体験ストーリーを通して紐解いていくと同時に、ルソーやルソーに関わった人達(昔も今も全て)の人間模様を描いた、心温まる小説でもあります。
見どころ
冒頭1ページ目からピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌが描いた「幻想」を情緒的に表現した一文から始まる、的確な描写。次にエル・グレコの「受胎告知」。この作品の題名や構図、保存状態でさえも称賛する表現があり、見たことのない者からすると、1度はこの舞台となった大原美術館でその絵を味わいたいと思うほどに魅力が伝わってきます。
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