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いい会社の要件:いつから変わった?

会社ってなに?

見る立場によって、会社がどう見えるかが異なると思います。
まるで違う姿が見えますね。

株主から見ると:

「カネ」の集まり      【財務】

取引先からみると:

「商品・サービス」の集まり 【業務プロセス、顧客】

従業員からみると:

「人」の集まり       【人材と変革】

いい会社の要件(従来型)

むかしから言われてきたのは、2つだと思います。

(1) 優良なお客さんからの安定的な支持があること

(2) 従業員が「ここで働くこと」に誇りをもっていること

この2つに留意してきたからこそ、日本には老舗企業が多いのだと思います。西川布団さんとか、羊羹とらやさんのように、きっと室町時代あたりの創業のはず・・・といった老舗には憧れますね。

いい会社の要件(最近型)

最近のいい企業の要件は、ほぼ1つになっていると思います。

(a) 成長していること

売上ベースでの成長、配当ベースでの成長など、どの指標をとるかはありますが、なにか成長していない限り「いい会社」と呼ばれないようになっていますよね。

アメリカでは、企業の寿命30年といわれますが、こういった「成長至上主義」の寿命は短いようですね。

ただ、これが、今の日本でも「いい会社」の要件になってきているようですね。

いつ変わった?

感覚的ですが、1997年(平成9年)の独禁法改正の辺りからだと思います。

「持株会社の解禁について」経団連クリップ

持株会社(ホールディング・カンパニー)が解禁されたあたりで、アメリカ型の成長至上主義が日本に入り込んできたように思います。

じゃぁ、どうすればいい?

上に挙げた3つの要件を、すべて、満たすように頑張るというのが正解なのでしょう。成長については、全体のバランスの中から程度を判断していくことにするのがいいのでしょう。

(1) 優良なお客さんからの安定的な支持があること
(2) 従業員が「ここで働くこと」に誇りをもっていること
(3) 成長していること


むつかしい時代なんですね、われわれって・・・

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