見出し画像

基礎問題精講数学2B 117. Σ記号を用いた和の計算(Ⅰ)

数列の一般項を求める

☆☆☆一般項とは第n項にあたる数を表します.

この数列の第1項にあたるのは1
     第2項にあたるのは1+2
     第3項にあたるのは1+2+3
規則性から
     第n項にあたるのは1+2+3+・・・+n

第n項にあたるのは  1+2+3+・・・+n  であるから和を求めることで第n項の数が分かる.
⇒初項1、公差1、項数nの等差数列の和を求めていく.
 

スクリーンショット (1791)

よってこの数列の一般項(第n項の数)は n/2(n+1). (答え)

次に第n項までの和を求めていく.


第n項までの和を求めるときには 第k項(一般項)を求めて、Σ(第k項)として計算します。

先ほど第k項(一般項)をもとめたので利用していく。
※nとkを置き換えて計算する

スクリーンショット (1793)


n/6(n+1)(n+2) .  (答え)



解法2  階差数列の考え方より解いていく


1、3、6、10、・・・   これから一般項と和を求める数列
   2、 3、 4、  ・・・    各項の差をとった数列

各項の差をとった数列の一般項は
初項2、公差1、項数nの等差数列であるから
一般項=初項+(nー1)公差=2+(nー1)1
   =2+nー1=n+1

階差数列の公式から求めたかった一般項が求められて (n≧2として)
一般項=初項+Σ(各項の差をとった数列の一般項)より

スクリーンショット (1795)




演習問題、解き方、ポイントが確認できます⇒

基礎問題精講 数学1A
https://www.amazon.co.jp/dp/4010347066/
基礎問題精講 数学2B
https://www.amazon.co.jp/dp/4010347074/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?