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『絶望の林業』田中淳夫著 という本は、日本人全員が必要としていると思います

最近、これは!と思う本との出会いがありましたか?

私は、この本と出会ってよかった、と感じています。


コロナ以前には、日本にもインバウンドで、とてもにぎやかだった頃がありました。

でも、すでに遠い過去…な感じですね。

その頃、なぜ日本を旅行先に選ぶのか? その本音トークを聞いたことがありますか? 

おもてなしとか、日本料理、文化財、京都の寺院、などという答えが返ってくるかも知れません。

ですが、本音は別、と聞きました。

日本が選ばれる真の理由は、実は、物価が安いから。

日本に来れば、お金持ちになった気分になれるから、だと。

もちろん、すべてではありません。

ですが、それと同様のお話が、本書には書かれています。

日本のスギ丸太が選ばれるのは安いから。品質なんて気にかけていない、という中国のバイヤーのお話しが…

知ると衝撃です、ここまでとは!

このような話を聞いて、日本の森や自然に親しみ、誇りに思っている人は、大きく傷つくのでは?と思います。

こういうことを続けていってよいものか?

まずは、気になった部分を広い読みするだけでも、あまりにも不都合な真実です。
ですが、それゆえ、知らずにすませるのは、恐ろしすぎる現実の数々。

一度絶望することからしか、真の希望は得られない。

私もそんな気がします。


図書館にあるはずです、よかったら、目次だけでも眺めて見て下さい。

この現実は、私たちと無縁ではないのだから。



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