歌の正体


初っ端から

解を先に書いてしまうけれど

僕にとっての歌の正体とは


「こうあれたらいいな」

「こんな風に思えたらいいな」


それを投影してるのが  僕の歌の正体




しかしその歌は
半分以上がブーメランで

自分に言い聞かせるように歌うから

きっと同じような経験や
同じような願いを持ったことのある人が

僕の歌に共鳴している

とするならば

一番重要なのは

僕そのもののマインドの在り方
じゃないだろうか?

と考えているこの頃


ずっと

" 誰かの為に "  歌をうたっている

と言い聞かせてきたけれど

果たしてそれは真実だろうか?と


大体こんな自問自答すると
「つらい!やめた!」

と思って自然に避けてきたけれど


この頃、昔の自分の歌を
全曲歌うと決めて

動画のアップロードが滞っていたのは

録音するたびに

この疑問を考えていたからでした


僕が今
ずっと考えてしまっていたのは

2013年頃に作曲したこの歌詞

また新しい朝が来て
一日が始まるたびに思うんだ

昨日より素敵な自分になれていたら

代わり映えのしない日々
誰かのせいにしてはまた逃げるんだ

本当は
自分次第で変わる いつの日も

迷うばかりの心
すくんでは動かぬ足

そんな時は思い出すのさ


自分に負けないように
自分から逃げないように

今は悩んでもいい
時には立ち止まってもいい

これは「負けないように」

という曲なんですが

この頃の僕はひどく病んでしまう癖があり
今も自己肯定感は低いほうですが

この頃はもっとずっと低かった

悩んでいた

「人はどうせ裏切るのだ」と


けれどそう思えば思うほど

自分自身を信用出来ていないことに気づく
他人に期待しすぎている自分に気づく


他人のために歌うにしろ
自分のために歌うにしろ


重要なのは

自分の内側をえぐり出すことではないのか。


えぐり出したその上で

自分が空っぽだと何度も知る


自分なんてものは
とても曖昧なんだとわかる


だったら

選択をし、決意して 信じるしかない


最近作る曲達が

自分の思う通りになってきたのは

仕組みがわかってきたからなのかもしれない


思えば

作曲をはじめてしたのは2012年ころだから

修行の2年を抜いても
もう10年ほど曲を作ってることになる


その間
自分自身から逃げる時も沢山あって


今でも

途方もない憂いや、失望が

襲いかかってくる時もある


誰かから受けた悪意や
怒り、感情の起伏が

自分の中に巣食っているからだ


しかしそれらと戦わなければ


一晩で

一日で


解決するようなことでもない


逃げた先にあるのは逃げ道だけ


これは僕が東京にいた頃
教わった大事な言葉


だから一時逃げたとしても

3歩進んで6歩下がったとしても


何度でも挑戦しなければ


足が止まり

血が滞り

腐ってしまうだろう


また歩こう

と思っても歩けなくなるかもしれない



だから遅れているけれど

過去の曲もちゃんと歌います

もう少し待っていてください


その代わり

新曲達が今、とても好調です


ここ数年では最もハイペース


まだ今年は続々と

みんなの耳に届けられると思います


期待していてください


歌い続けられるのも

自分を諦めずにいられるのも

応援してくれる人が

僕の歌を聴いてくれる人が


いてくれるおかげです



そう、


最後に伝えるのは

これからずっとこの言葉です


ありがとう









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