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1年『スポーツをするとき』【国際理解】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は『1年『スポーツをするとき』【国際理解】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今日の話題は国際理解です。
昔に比べて、外国の情報を
気軽に知ることができる時代になりました。

国境がなくなってきていると
言えるかもしれません。

では、海外のことを知るために
大切な心とはなんでしょうか。

いっしょに考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「国際理解、国際親善」
1・2年の目標・・・・他国の人々や文化に親しむこと


1年生「スポーツをするとき」(日本文教出版)

あらすじ

オリンピック、パラリンピックを知っているかな。
スポーツの大会だけど、世界中の人が仲良くなれる大会なの。

南アフリカの国旗をもって応援している、日本の小学生。
ホストタウンといって、世界中からきた選手のお世話をする町では
外国の選手と仲良くなって、応援しているの。

何年も前から、ビデオメッセージを送りあったりしているの。

オリンピック・パラリンピックって
世界中の人達が仲良くなることができるお祭りみたいだね。
私も、いろいろな国の人と仲良くしたいな。

2 内容項目と教材

・「わたし」視点でオリンピック・パラリンピックについて
書かれています。

・1年生ですから、専門的なことを書いても
理解が追いつかないでしょうから、
あまり深入りしないようにしましょう。

・目標を見てみると、
「他国の人々や文化に親しむこと」
とあります。

・「親しむ」とはどういう意味でしょうか。
辞書で調べてみると、

1 親密に接する。親しくする。 2 いつも接してなじむ。

とあります。

・親密に接するためには、
相手のことに興味をもつことが大前提です。

・仲の良い友達との関係は
「親密」と呼べますね。

・では、その友達との関係づくりは
どんな気持ちからスタートしたのでしょうか。

・きっと相手に興味をもったからでしょう。
ということは、目標にある
「他国の人々や文化に親しむ」前に、
「他国の人々や文化に興味をもつ」ことが
前提に隠れているのです。

・そして、オリンピック・パラリンピックは
他国に興味をもつ、これ以上ない機会です。

・世界のほとんどの国から、
スポーツの祭典に参加するために
日本にやってくるのです。

・異文化を感じるチャンスは山ほどあります。

・ホストタウンとして選手が来た町は
選手との交流がさかんになります。
また、ホストタウンでなくても日本中が
オリンピック・パラリンピックムードに染まります。

・テレビ中継を始め、チラシ・広告、
身近な人との会話など。

・日本人選手の活躍を中心に、
海外選手の話題も切っては切り離せないものです。

・オリンピック・パラリンピックは
多くのスポーツを通して、
海外に興味をもてる良い機会なのです。


・教材で「わたし」は、「いろいろな国の人と交流したいな」と言っています。
なぜ交流したくなったのでしょうか?

・ここの部分を考える活動は、いいですね!
「わたし」の視点を通して、自分を語ることにつながるからです。

・「わたし」が交流したくなった動機はなにか、考えてみます。
☆いろいろな国の人としゃべりたい。
☆日本のよさを伝えたい。
☆海外の選手が活躍するのが見たい。
☆日本に世界中の人が来るから、交流したい。
☆人と繋がりたい。

・などが挙げられます。
特に最後の「人と繋がりたい」は大事です。

スポーツを通して、人と交流したい、つながりたい、
という思いは、世界共通だからです。

それが、国際理解の内容項目のスタートです。
国を超えて、人と交流したい気持ちは同じ。

ここに気づけるといいですね!

3 導入

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