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5年「ケンタの役割」【よりよい学校生活、集団生活の充実】の指導案はこうする!

こんにちは。
5年「ケンタの役割」【よりよい学校生活、集団生活の充実】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。

今回の内容項目は、
キーワードは「他者意識」です。

これだけを押えれば、
この内容項目は恐くありません。

難しいことほど、シンプルに考えられる人は、
思考がスッキリしている証拠です。

この記事を読んだら、
きっと頭がスッキリすることでしょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

5年生「わたしは飼育委員」(光村図書)

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「よりよい学校生活、集団生活の充実」

5・6年の目標・・・・
先生や学校の人々を敬愛し、みんなで協力し合ってよりよい学級や学校をつくるとともに、
様々な集団の中での自分の役割を自覚して集団生活の充実に努めること

「ケンタの役割」あらすじ

ケンタ、ミキ、ハナの3人の図書委員は、今日中に「学年別 水上小おすすめ図書ベスト10」のポスターを仕上げなければならない。

ポスターは、1学年について一枚、5年生の3人は、1、2、3年生分のポスターを作る。

4、5、6年生分のポスターは6年生が作り終えて、三人を励ましてくれた。

3人は、放課後、図書館でポスターを作り始めた。

そこに、タクヤがやってきて、あしたは陸上大会だから、ケンタが苦手なバトンの受け渡しの確認をしよう。
4人でがんばってきたんだから、二年連続入賞をめざそうな。
ミキ、ハナ、ケンタの分も頼む

といった。

ミキは、
そんなのこまる。
このポスターは、今日中に作ってはり終えることになっている。
ぎりぎりになっているのも、ケンタがリレーの練習を優先させて、集まれなかったから。
もし、二人で終わらなかったら、どうするの?

ケンタは、少し悩んでいたが、みんなの方を見ていった。
ぼくは、〇〇をしようと思う。
どうしてかというとー。

自分の行動を決断するときには、どんなことを考えなければならないだろう。

2 内容項目と教材

・「よりよい学校生活、集団生活の充実」というと
かなり広い範囲のことを言っているように感じることでしょう。

・しかし、意外とそうではありません。
子どもの立場に立ってみると、
集団の種類は違えど、
『自分らしく振る舞えばよい』という本質は変わらないのです。

・しかし、「自分らしさ」を集団の中で発揮する上で、
最低限気にしなければならないルールやマナーがあります。

・その大切な心を考えることが、
この内容項目なのです。


・教材を見てみましょう。
ケンタは、リレーの練習を優先して
図書委員の仕事が進んでいませんでした。

ミキに言われて、
最後になにか言ってますが
「  」となり、真相はわかりません。


・図書委員として仕事をしているという事実は
変わっていないように思います。

・しかし、ミキの言葉で、なにか考えたように思います。

このとき、ケンタは
リレーを選ぶか
図書委員の仕事を選ぶかはわかりませんが
大事なのは「他者意識」です。

他者意識が、集団の中ではとても大切です。

・自分はやりたいことがあっても、
相手はどう思うか、どう感じているか、と
気にする心、つまり他者意識
集団の秩序を保つために大切なことです。

・この「人を意識する心」を、
子どもには気付いてほしいですね。

・勘違いしやすいのですが、
「他者意識」に目を向けたからといって、
なにか行動を起こすことが正解なわけではありません。

・「相手を思う心」も他者意識ですから、
表面的な行動はなにもない可能性があります。

・行動を強制するのではなく、
「集団の中の自分は、他者意識が大切」
ということに気付ければ、OKです。

・この内容項目は重点項目なので、次回もあります。

・前回の『わたしは飼育委員』では、
自分は集団の役に立つために大切なことや心はなにか、を押えました。
今回の『ケンタの役割』では、集団の役に立った上で、
集団をよりよくするために大切な心は何か、を押えます。

・先ほども言ったとおり、集団の役に立つために
大切なことは、他者意識でしたね。
このことを押えておいて、授業に臨みましょう!

3 導入

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