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4年「つくればいいでしょ」【個性の伸長】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は『4年「つくればいいでしょ」【個性の伸長】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

個性の時代と呼ばれるようになりました。

昔に比べて今の時代の子どもは、本当に個性豊かです。
では、個性とはなんでしょうか。
個性はどうやって見つければいいのでしょうか。

今日は、『個性』について教材解説で考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「個性の伸長」
3・4年の目標・・・・自分の特徴に気付き、長所を伸ばすこと。

4年生「つくればいいでしょ」(日本文教出版)

あらすじ
「わたし」は4年生になって自分の長所と短所について考えていた。
短所の「むずかしいと思うとすぐあきらめるところ」など、いろいろ見つかりましたが、長所は全く見つかりませんでした。
友達のさと子さんは「いつも明るいところ。」と言ってくれたのでうれしくなりましたが、それで満足する気持ちにはなれません。
お母さんは「見つからなければ、つくればいいでしょ。」と言いました。

悩んでいると愛子さんが「5年生になったら学校対抗の駅伝大会に出場できるように、わたしといっしょに長距離を練習しない?」と声をかけてきた。
いっしょに練習をしていると、愛子さんが教えてくれた。
・お父さんと一緒に始めたこと。
・初めは苦しいけれど続けているとタイムがよくなって、うれしくなる。

愛子さんとの練習は3ヶ月以上続きました。
最初は苦しくて何度もやめたいと思いましたが、自分の短所の「すぐあきらめる性格を変えられない」と思って、やめずにがんばりました。
自分は長距離に向いているかも知れないなと、少し自信も出てきました。

お母さんが「つくればいいでしょ。」と言っていたことも、わかってきたように思います。

2 内容項目と教材

目標には「特徴」とあります。
似たような言葉に「特長」があります。

2つのちがいは次のとおりです。

特徴・・・他と比べて特に目立ったり、他との区別に役立ったりする点。
特長・・・すぐれた(=長)特徴。

つまり、特長は長所に特化しているのに対して、特徴は長所も短所も含んでいるということです。

また、次のポイントも押さえましょう。


①特長は誰でももっている。
②特長は自分では気付きにくい。

この2点が今回の前提ポイントとなります。

自分の長所は、なかなか気付かないものです。
むしろ「わたし」のように、短所にばかり目がいくものです。

「わたし」は、自分の長所が「長距離」だと、なぜ気付けたのでしょうか。

友達の愛子さんが、自分の長所を引き出してくれたからです。
また、先生が「友達の意見を聞いたり、おうちの人と話したりしながら自分らしさに気づきましょう。」と言ってくれたからです。

長所とは、人と比べて秀でている必要はありません。

自分が好きで、時間を忘れて没頭できるもの。
苦労なく続けることができているもの。

そういったものが、長所と呼べるのです。

そう考えると、実は子どもたちはみんな、長所をもうすでにたくさん持っていそうですね。

つい、「習い事」や「学校の教科」、それに付随する「技術」で考えてしまいますが、それだけではありません。

「気遣い」「努力」「積極的」など、内面の長所も、立派な長所です。

それに気付くのは、自分自身ではなく人からの指摘です。

自分で言うのも気が引けるし、そもそも気付いていないから、よく小学校では「いいところ見つけ」などの活動で、互いの長所を認めあう活動が設定されるのです。

また、「わたし」は長距離というこれまで挑戦したことのないものが長所であることに気づきました。
「すでにあるもの」だけでなく、「これから挑戦するもの」も十分長所になるということです。

つまり、今自分は「なにもいいところがない」と思っていても、「これからずっと長所のない人間だ」ということとイコールではないということです。

今回の授業では、「長所」とはどんなものか。
自分の「長所」を見つけたらどのように向かい合えばいいのか。

長所についてじっくり考える時間にしていきましょう!

ここから言えることは、次のとおりです。

①特長はだれでももっている。
②特長は自分では気づきにくい。
③特長はこれから手に入れられる。

この3点が今回のポイントとなります。

このポイントを押さえて、まとめができるといいですね!

3 導入

T:教師 C:子ども

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