4年「みかん出し」【勤労】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『4年「みかん出し」【勤労】の授業はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
今日のテーマは勤労です。
つまり仕事のことですが、
子どもにとっても仕事は
身近なものです。
係の仕事、一人一役、
家庭での家事分担など、
子どもの仕事は
そのほとんどが無償のものですが、
働くことの意味や意義は
大人のそれと変わりません。
仕事とはなんなのか、
考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「勤労、公共の精神」
3・4年の目標・・・・
働くことの大切さを知り、
進んでみんなのために働くこと
4年生「みかん出し」(光文書院)
「みかん出し」あらすじ
家がみかん農家の純子は、
冬になるとみかんの出荷作業(みかん出し)の
手伝いを母に頼まれる。
「またか。」と思いながら作業をします。
仕事にあきてきたころ、
お母さんを見ると黙々と仕事をしています。
純子は、だんだん作業に夢中になってきました。
みかんに話しかけると、
答えてくれているように感じます。
休憩中もなんだかみかんが待っているような気がして
作業に早く戻りたい気持ちになりました。
お母さんに「ありがとう。」と言われ、
心の中が温かくなりました。
2 内容項目と教材
・仕事をする意義は、たくさんあります。
①仕事の対価をもらう社会的意義
②物を生産するによる文化・生産的意義
③人を助ける貢献的意義
④自分のスキル・知識が向上する自己研鑽的意義
・このように仕事には多くの意義があります。
・純子は「みかん出し」という仕事に
どのように向き合っていたのでしょうか。
・初めは「またか。」という
イヤな気持ちを抱えて、
後ろ向きに仕事に取り組んでいました。
・その後、母の頑張る姿を見て、
自分も同じように頑張らないといけないと思う。
・さらに、自分で仕事の楽しみを見つける。
そして、母から感謝される。
・まとめると、
☆イヤイヤ、仕事をする。
☆人が頑張っているから、仕事をする。
☆楽しみがあるから仕事をする。
☆仕事をすることで、感謝される。
・このように、仕事に対する向き合い方の
全てが詰まっている教材です。
・子どもによって、
どの部分に共感するかは
大きく分かれるでしょう。
・つまり、「中心場面」を決めることは、
この授業では悪手です。
・子どもが教材全体を通して感じたことが
表現できる授業になるといいですね。
・授業の核としては、
「仕事は真剣に向き合うと、面白いことが出てくる」
「夢中で仕事をすると、新しい自分を見つけられる」
といったことでしょう。
・他者よりは、自分自身にベクトルが向いた授業が
今回はよさそうです。
3 導入
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