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2022_0711_本読み

<991字>

冒頭の写真:
高校での製本授業で、サークルカッターを使って、段ボールに丸穴を切り抜くのを教えました。

みんな、
「だんだんコツがわかってきた」「気持ちいい!」などと時折つぶやきながら、やっていました。

普段よりも、さらに時間が速くすぎたように感じました。

それにしても、
段ボールに丸穴をくり抜くだけをやってすごす授業!
こんなことをやれるのは、ここだけじゃないでしょうか。



7月11日(月)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房
第6章 夢のような空想に ひたすら心を奪われ

新しいものに否定的になる傾向のために、未来を予測しそこなった例をあげていました。そりゃあ、むずかしいでしょうよ、と思いました。

〈少数のものを、ごみの山ーー永久にフィクションと魔法の世界にとどまる話ーーから選り分けるというのが、恥をかかない秘訣だ。〉

と書いていました。が、恥をかくのは仕方がないかな、と思います。

(音読した人:山崎)





『暗殺の年輪』から「溟い海」 藤沢周平 著

文春文庫

読了でした。
やや、なにも起こらない話的なお話でしたね。
広重がどんな人か、もう少し知りたい気持ちになりました。

(音読した人:こいでさん)





『まめつぶこぞうパトゥフェ』    作・絵、 訳

ビーエル出版

カタルーニャの昔話。

ヨーロッパには、小人の話がたくさんあるけど、日本はそんなに無いね、って話になりました。

(一寸法師は大きくなるし、コロボックルはやや異文化だし。
さらに、あとで思い出すとスクナビコナが小さい神だな、とは思いました。)

(音読した人:はやしさん)





『青葱を切る』   
藤本徹 著

ブラックバードブックス

久々の、現代の詩でした。

いつもと同じ情景なのが、いつもと同じに感じない、というところに

いろいろ意味を想像しました。

(音読した人:きよもとさん)





『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
三五 馬かりて(卯辰集)117~119ページ

覆面ふくめんということばが詠まれてあり、何か新しい時代のことばのように感じてしまいましたが、
注には
〈女が外出の際、顔を覆い隠した昔の風俗〉
とありました。
頭巾もそういうものではないか、お高祖頭巾こそずきんということばもあよ、と、こいでさんか誰かが教えてくれました。

(音読した人:山崎)


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