見出し画像

2023_0805_本読み

<742字>

冒頭の写真:
前回に続き、雲。
朝7時台ですでにこんな雲。きれいだな〜。


8月5日(土)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

マスソリト(モスクワ作家教会)で2時間過ぎてても現れないベルリオーズを待ちくたびれる作家たちのいらいら、世間話。
そして、帰らぬ人となった、ベルリオーズの現状のなまなましい描写。

(音読した人:山崎)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

明治23年の書簡の最後。子規のもの。辛崎という地名から、琵琶湖の南部を歩いて移動していたんだな、とわかる。

(音読した人:めいさん)★



『犬が星見た』 武田百合子 著

岩波文庫

ナホトカについた。続く6月12日。夜8時発の列車でハバロフスクへ向かう。4人寝台の部屋がどのようになっているのか。海外で乗ったコンパートメントの車両を思い出しながら想像するが、今ひとつはっきりしない。
ハバロフスクまでは、15時間、乗務員(車掌さん?)が話し込んで映画の話で盛り上がってしまったり、交代した東アジア系の暗い顔をした人など。

(音読した人:きよもとさん)





『芭蕉七部集』  中村俊定 校注

岩波文庫
『猿蓑』

〈 鉢たゝきあはれは顔に似ぬものか  乙刕 〉
〈 ひと月は我に米かせはちたゝき  丈艸 〉
はちたたきに注があり、
〈 空也忌(陰暦11月13日)より48日間。瓢箪を叩き念仏和讃を唱えて喜捨を乞い歩く半僧半俗のものをいう。 〉
とのことで、これが空也僧というものなのでしょう。後の句は、このことで米がたまりすぎるので、そこから米を借りようということらしく、時代が見えるようでおもしろいなぁと思いました。

(音読した人:山崎)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?