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2022_0807_本読み

<1160字>

冒頭の写真:
ゴーヤがだいぶなってきました。苗を買ってきて、自分で植えて、というのに成功したのって、結構初くらいの、自分としては快挙。

地上から、3メートルの屋根の上のネットにちゃんとからまってるので、最大高になってるところは、多分5メートルくらい。

ここまで水と栄養を実まで集めて大きくしてる力ってすごいなぁ。
(昨日、二つ目をチャンプルーにして食べた、魚肉ソーセージと豆腐と卵で。)



8月7日(日)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房
第8章 ロマンに満ちた巨大な空虚

著者の言う科学的に誤った詩も、とてもこころに刺激をあたえる効果を持っている、それに対して戦いをいどんでいます。ディベートを感じます。

ディベート相手がある、というのはいいことなんですよね。

数学の基本的問題とかなら、正誤が明快だと思うのですが、こういう問題は正誤が完全に決することがあるのかは、わからないのかもしれない、と思いつつ、著者の言っていることは正しく思えてしまいます。

(音読した人:山崎)





『カタカタカタ』 リン・シャオペイ 作
宝迫典子 訳

ほるぷ出版

おばあちゃんとミシンのお話。

作家の名前が中国系?、おしゃれな今風の絵に、黒の強い筆っぽい線の入るところに中国ぽさを感じました。あとで見ていると台湾の人のようでした。

ミシンに多少の思い入れがあるので、共感しながら聞いていました。

(音読した人:はやしさん)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫

終戦時の「御聖断」について、その時の昭和天皇はどのように考えていたか、ということを資料から明らかに書いていました。

天皇というありかたに、誰もが翻弄されている中で、天皇本人は、人間としてふるまっている様子が感じられました。

少なくとも1500年以上も、このシステムを社会に残しながら持続してる地域って特殊だろうな、と思います。

(音読した人:こいでさん)





『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 から
翠さんの本

『ヴェネツィア暮し』(矢島翠 著、朝日新聞社)の、あとがき(それとも解説、というのでしょうか)になった文だったです。

ヴェネツィアの「夢の島」を行政に文書(手紙)で問い合わせをして、きっちりした資料のもとに、書いていく「翠さん」の様子。
とともにひょんなことからの二人のヴェネツィアへの旅の思い出が印象的でした。

読んでくださっているきよもとさんの、須賀さんの日本語がうつくしいのが好きなんです、という感想もありました。

山崎自身は、このところずっと音読をしているのがドーキンスの訳文なので、日本語を味わうという注意が全く働かなくなっているので、ちょっと虚をつかれた感じでした。

(音読した人:きよもとさん)


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