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2024_0210_本読み

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冒頭の写真:
ジョギング中に、イブキの葉先の露がキラキラしてたので撮ってみたが、あまり写らなかったです。

なぜ葉先に朝露ができるのか?
なぜ見えたように写らないのか?

と二つの疑問が浮かびました。
Bardに聞きたい、と思いましたが、とりあえず放っておいて、自分で考えた方が楽しいかな〜って思いました。



2月7日(水)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

魔法の自動車は空を飛んで、マルガリータをモスクワのサドーワヤ通りのアパートに連れ戻りました。たしか前回までは、ほうきにまたがってエニセイ川まで行っていたのですが。(エニセイ川は広いロシアのど真ん中という感じの位置ですね。前にこの川のクルーズ船のことがでてくる話を読んだ記憶があるんですが、どこでなんの話だったのかが思い出せない。Bardに聞いてみるとタルコフスキーの映画『ストーカー』のゾーンはエニセイ川の流域らしかった。へー。)

例の50号室へ案内するのは、黒魔術師の片腕コロヴィヨフ。ドアの中は暗いいとても広い空間で、列柱のある回廊のようになっているようです。

(音読した人:山崎)





『犬が星見た』 武田百合子 著

岩波文庫

こちらもモスクワです。
ツアーはここで解散。皆さん別れて、いろんなところへ行くんですね。
ブルガリアからの酒飲みツアー(そんなのがあるのが面白い)のお客さんたちに混じって酒を飲んだり、歌ったり。
その中に『恋のバカンス』がまたまた登場。なにかどこに行ってもこの歌出るな、と思い、検索しました。
そうそうザ・ピーナッツの1963年のヒット曲です。そして、ありました!
国営放送の特派員がソビエトに広めて、翻案の曲も大ヒットして、繰り返し歌われ、今ではこの曲が日本の曲だとはしらないロシア人も居る、とのこと。そういうわけで、この曲、なんですね。

(音読した人:きよもとさん)





『科学と宗教と死』 加賀乙彦 著

集英社新書

前回の教育勅語に続いて「軍人勅諭」「戦陣訓」がでてきました。
どちらも、天皇のために命を捧げることが書かれている。
これが当時の子供の時からの教育です。

筆者は、19か20で戦争で死ぬ、と漠然と受け入れていたが、「戦争で死ぬ」は言葉のトリックで、事実は「戦争で殺される」であり、そう言い直したとたんに恐怖が襲ってきた、と。

4月13日は山手の空襲、とあり、山手とはどこ?と改めて調べると

ウィキペディアによれば、元々は

〈 麹町区、芝区西部、麻布区、赤坂区、四谷区、牛込区、小石川区、本郷区の旧東京15区の西半分が山の手の代表的な地域に相当し、武蔵野台地の東端部にあたる。 〉

とあり、これがわかりやすかった。

といいつつも、山手線の窓外を順繰りに思い浮かべると、ちょっとわからなくなる。田端から鶯谷の崖が〈 武蔵野台地の東端部 〉の一つだな、とはわかるけれど。

筆者は、山崎の父と同年代なので、父の空襲体験を思い出したり、こいう教育で10代後半まで育った後「戦後」を生き抜いたんだな、と改めて思いました。

(音読した人:こいでさん)

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