2021_1011_本読み

10月11日(月)は、

山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎  編、岩波書店

旋頭歌、という577577というリズムの歌が出てきて、57577と違うので読みにくいけれどリズムは感じます。

萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花
女郎花 また 藤袴 朝貌の花

という山上憶良の歌。瞿麦(なでしこ)や女郎花(おみなえし)朝貌(あさがお)は、ぱっと見、すぐには読めないです。
そういえば、万葉仮名というので書かれていたわけですよね、それどういうのだろう、と検索すると、Wikisourceという原文を見られるサイトを発見して

芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花

とありました。読み方も色々出ていて、さまざまな解釈がされてきたのだな、となんとなく感じました。



こいでさん
『誤動作する脳』樋口真美 著、医学書院
エピローグ
おわりに

孫をお風呂に入れるシーンが感動的でした。
自分が若くて自分のこどもをお風呂に入れてるかのように感じ、その身体が憶えていた充足感を「うっとり」と表現しているのがとても心に残りました。
おわりに、では、自分と似ている、と感じたところがあったら知らせてください、という呼びかけが印象的でした。




めいさん
『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、
5、言語運用力の格差
(2)表現の優位性
(1165~1183/3674)

ネイティブ(ここではほとんど英語ネイティブのことを指しています)の、議論においての優位性を言っていました。言いたいことをうまく言えるとか、色々適切な言い回しができるとか、そりゃあそうだな、と思いました。




きよもとさん
『銀の匙』中勘助 作、新潮文庫
十一

小石川に引っ越すのですが、茶畑やら何やら、130年前は、ここが「郊外」だったんだな、とわかる雰囲気でした。ぢゃんぢゃんいう蝉という表現や、ゆずり葉の赤いじく、が印象に残りました。





山崎
『長い長いお医者さんの話』(カレルチャペック作、中野好夫訳、岩波少年文庫)(155~169ページ)「長い長いおまわりさんの話」

お話の締めくくりは、昔話のよくある落としどころへと行き着きました。ヒドラという恐ろしい怪物が、イラストとも相まって、かわいいものとなってしまうのが面白かったです。

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