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公立病院改革3-43【説明会&見学会】〈2006年〉東北170床 公立F病院

いよいよ応募団体への説明会、そして見学会が開催された。
どの団体もトップや事務局長など、責任者たちが複数で来場されている。

当方側は、僕のほかに当時のコンサルメンバーの一人である外注の、銀行職員が来ていた。
いま、そういえばF病院の記録を書き始めてから、この銀行職員がコンサルメンバーのことを書き忘れていたことに気付いた。

銀行名は書かないが、彼は単なる民間融資ではなく、公共投資系に強い銀行の営業としてコンサルメンバーに参加していた。
その後しばらくして、その方は総務省の公営企業アドバイザーに就任する。

彼のように、この総務省の委託ポストを本業に繋げるために、頑張って活用している人は多い。
その方も、説明会&見学会に参加して、自行のパンフレット説明などされていた。

そのことは説明会に直接関係なかったが、それでも数少ない当方側スタッフとしての参加で、ありがたかった。

説明会、見学会で配布された資料一式は、病院側でセットした図面等も多かった。
それと併せて、実は本来、当方でコンサル成果品として提出する予定であった資料も大いに活用された。

どこに提出するのだろう、と思いながら作っていた資料が、売却先団体への説明資料に使われるとは、ちょっと驚いた。
しかし、自分(と提携コンサルの皆さん)が作った資料を、対外的に、堂々と各医療機関の幹部たちに公開し説明する機会が得られたのは、図らずも嬉しい局面であった。

見学会ではいくつかの団体の皆さんを、建物見学に案内した。
その際に、僕も必死に案内して一緒に院内ラウンドしたことは、いまもよく覚えている。

皆さん、本当に熱心だった。
決して条件が良くない経営委譲であっても、法人の権勢拡大、地域医療福祉で生き残るために必死なのだ。

この見学会が終わると、いよいよ、募集締め切りまでカウントダウンしていくことになる。

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