生涯学習note2020.04/27

京浜兄弟社年表

 「21世紀の京浜兄弟者」所収の京浜兄弟社の年表を加筆訂正し、二回に分けてお届けします。第一回は1982年から87年までの6年間です。念のためにファミリー・ツリーも掲載し直しますので、ツリーを横軸、年表を縦軸で頭の中で組み立ててみてください。ばるぼらくん、ベガスくんという社史編纂室部が、国会図書館に日参し、82年から94年までの「ぴあ」誌、「シティロード」誌のライブ情報ページ、自主上映の欄をくまなくチェックし、その他、音楽誌や、関係者が保存していたフライヤーなどをもとに作成しました。よって、社史としては、出来事の記述よりも、ライブ情報が多くなっています。実際は該当ライブのフライヤーも数多く残されているので、ブックレットに画像も掲載したかったのですが、紙幅の関係で割愛しました。noteですと、後からいくらでも情報を付記できるので、追い追いそういった資料も付け加えていきたいと思います。実際に今週掲載した記事のいくつかも、文字情報を付記していってます。今後も資料としての精度を上げていきたいと思います。
 ところでこの10枚組ボックスセットのタイトル、最後の一文字が「社」ではなく「者」になっているのにお気づきだと思います。これはキング・クリムゾンの曲タイトル「21世紀の精神異常者」からきているのですが、昨今は世相に鑑み、レコード制作基準倫理委員会(レコ倫)基準の変化によって、邦題は「21世のスキッツォイドマン」に変更になってしまい、関連性が見えにくくなってしまいました。おそらく10年後には、この関連性はより見えにくくなるでしょう。情報量の多さで希釈されてしまい、関連性が見えにくくなる事項は、これからより加速すると思います。そんな一例として、これは分かりやすく捉えられるかなと思い、タイトルとして採用されました。

京浜ファミリー・ツリー







京浜兄弟社 年表(1982〜87)

制作:京浜兄弟社 社史編纂室

注:本年表は当時のビラ/ライブを記録したカセット&ビデオテープ/情報誌等を基に制作致しました。記述には細心の注意を払っておりますが、誤記等がございましたらご容赦下さい。

1982


■前年に川勝正幸を通じて知り合った加藤賢崇・中嶋勇二、バンドを結成する。数あるバンド名候補の中から川勝が東京タワーズに決定。

4月
■岸野雄一が監督・撮影した8mm映画「おまけのいちにち」(出演:福田有希/中嶋夢子)が第5回ぴあフィルムフェスティバルの一般公募部門で入選

初夏
■デビューライブを行う以前に、手塚眞が東京タワーズが練習するスタジオに来訪し、雑誌「ビックリハウス」のイベントで流すためのCMを当時普及していなかったビデオカメラを用いて撮影した。内容はタワーズの演奏のヘタさに手塚と同誌編集長の高橋章子が「これはヒドい」とゴミ箱にゲロを吐く、というもの。

7月
25日 渋谷 ナイロン100%
[出]東京タワーズ(加藤賢崇[Vo] 中嶋勇二[Dr] 伏黒信治[G] 富山茜[B] 中嶋浩美[cho] *勇二の姉)
※デビューライブ、特撮大会の合宿の晩にみんなで鑑賞するために行われたライブであった。

9月
6日・7日 四谷三丁目 シャンブル「ディス・サイド・オブ・岸野雄一」
※「おまけのいちにち」や東京タワーズが出演した作品等々の8mm映画の上映会

10月
3日 新宿ACB「すたじおぺんた・ライブコンテスト」
[出]東京タワーズ(加藤賢崇[Vo] 中嶋勇二[Dr] 清水俊行[G] 伏黒信治[G] 富山茜[B] 中嶋浩美[cho] 福田有希[cho]) 他
※6バンド出場した中からタワーズが優勝。富山もベスト・ベーシスト賞に輝く。賞品としてフェンダー・ジャパンのストラトキャスターが贈与された。
17日 渋谷 ナイロン100%「東京タワーズの逆襲・あんこーるLIVE! 橋・舟木・西郷 南海の大決闘」
[出]東京タワーズ
※賢崇20歳の誕生日記念ライブ
※何度かのメンバーチェンジを経て、これまでブレーン的存在として関わってきた岸野雄一[Key]を本ライブより加えた8人編成で固定される。1960年代歌謡曲やTVアニメのカバーを独自の解釈によるアレンジで演奏、廃盤ブームを先取りしたニューウェイヴ・レトロ歌謡バン ドとして音楽関係者に高い評価を得る。

11月
3日 新宿 ACB「東京フリークス vol.1」
[出]東京タワーズ/近田春夫&ビブラトーンズ/コンクリーツ/S-KEN/遠藤賢司/サニー久保田とクリスタルバカンス/東京ブラボー/スマッシュヒッツ/有頂天/世間/トマト/東京モダンボーイズ 他
※岸野:ライブの1週間前に賢崇に出演依頼が来て、中嶋さんと「どうする?このメンツだったら出ないと先輩諸氏に顔が立たないだろう」という話をして、決めた憶えがあります。
22日 四谷 フォーバレー
[出]東京タワーズ/サニー久保田とクリスタルバカンス/VOICE/東京モダンボーイズ
27日 渋谷 Egg-man「すたじおぺんた主催・あかるいへんたいBAND Vol.1」
[出]東京タワーズ/爆風スランプ/OROCHI/ジャクソン井口+東京お子様エレキ団/おたっしゃクラブ 他
※岸野:このライブは、練習スタジオのスタジオ・ぺんた主催のライブで、以前にコンテストで優勝した縁から義理で出たような感じでしたね。主催のジャクソン井口さんは、のちにテレビ番組「イカ天」のディレクションを手がけ、一世を風靡することになります。その縁で東京タワーズにもイカ天出演の打診がきましたが、頑なに断り続けていました。

12月
29日 目黒 鹿鳴館「ハルメンズの伝説」
[出]ハルメンズ(ゲスト:戸川純・野宮真貴・鈴木慶一)/東京タワーズ/鈴木慶一/サニー久保田とクリスタルバカンス(ゲスト:高木一裕)/VOICE
※ハルメンズの解散ライブ。賢崇と岸野は司会進行も務めた。
30日 新宿ACB「東京フリークス Vol.2」
[出]東京タワーズ/近田春夫&ビブラトーンズ/サニー久保田とクリスタルバカンス/有頂天/おピンク兄弟/タンゴヨーロッパ/鈴木賢司/東京モダンボーイズ 他

●この年発売された音源
KUMU ORIGINAL(※倉地久美夫)『SONNEN(存念)』(自主制作カセット)

1983

1月
15日 目黒 鹿鳴館「東京フリークス Vol.3」
[出]東京タワーズ/有頂天/近田春夫&ビブラトーンズ/レベッカ/おピンク兄弟/サニー久保田とクリスタルバカンス+戸川純 他
19日 新宿LOFT「東京ネットワーク」
[出]東京タワーズ/ナイジェル/VOICE
■岸野・賢崇・中嶋ら、予てから親交のあった有頂天のケラとレーベルを作る事となる。レーベル名を数ある候補の中から川勝がナゴムレコードに決定する。
※その後、5月に有頂天のソノシートが発売されるが、東京タワーズの作品はリリースされず、レーベルの運営もケラが行う事となる。この辺りの顛末は平田順子「ナゴムの話」(太田出版)に詳しい。

初春
■東京タワーズ、ライブ活動を休止して特訓期間を設け、岸野のアイデアでペレス・プラードの曲などをレパートリーに加える。この時期、近田春夫&ビブラトーンズのエッグマンでのライブの前座を打診されるも、断ったという。 

3月
■「ミュージックマガジン」1983年4月号発売
※記事”「ほー、やってますネ」の新人バンドたち”(文:小貫信昭)にメトロファルス・Shi-Shonenと共に東京タワーズが紹介される

4月
■山口優と高野文之、エベレーターズを結成。渋谷センター街入口にて大道芸ライブを行う

5月
6・7日 目黒鹿鳴館「五月の青い空~浪漫新派音楽会」
[出]5/6:鈴木博文/ポータブルロック/VOICE/ペガサス 5/7:東京タワーズ/サニー久保田とクリスタルバカンス/戸川純&ヤプーズ
■ 「Boom」(JICC出版局)  1983年6月号発売
※前年暮の「ハルメンズの伝説」で東京タワーズを初めて見た当時高専生の常盤響、衝撃を受けて、ライターとして出入りしていた本誌での東京タワーの特集記事で東京タワーズを取材する。この取材に岸野は遅刻して参加せず。

7月
3日 渋谷 ナイロン100%「東京タワーズのロック百物語」
[出]東京タワーズ
※前半に「加藤賢崇・黄金の声」と題されたトーク、後半に東京タワーズのライブという二部構成 ※岸野:この時期のナイロンで続けていたタワーズの自主企画のタイトルを見ると、当時、ロック・ミュージックというものの持つイメージに対抗しようという意思が強く感じられますね。当時はまだ、バンドをやるっていうと、なんだかんだ言ってレッド・ツエッペリンのコピーみたいなのが主流だったんですよ。そういうイメージに抗いたかったんでしょうね。
30日 目黒 鹿鳴館「第二期有頂天最終演奏会」
[出]B-MOVIE(ケラ[Vo] トシ[G] 岡田裕二[G] シオマネキ(山口雅治)[B] エリコ[Key] 中嶋勇二 [Dr])/有頂天/空手バカボン/クレイジーサーカス

8月
1日 ミニコミ「よい子の歌謡曲」No.14発売
※東京フリークス 4ページ特集に、賢崇による東京タワーズ&東京フリークスの立ち上げについての原稿が掲載
28日 渋谷 ナイロン100%「昼下りのペロリ」
[出]東京タワーズ/パール兄弟
※賢崇里帰りの為、残りの七人により行われた
31日 新宿ツバキハウス「東京ニポニーズナイト」
[出]新・東京タワーズ/S-KEN/遠藤賢司/東京ブラボー/ブルース・オズボーン 他
※川勝の紹介で知り合った、盆栽小僧パフォーマンスを当時行っていた沼田元氣と、賢崇不在の東京タワーズのコラボレーションによる新・東京タワーズとして出演
※岸野:賢崇くんが広島に帰ってて東京タワーズの活動が出来なくなる時に川勝さんから「活動出来ない間、沼田元氣っていう面白い人がいるからバックバンドをやってみたら?」って言われたんです。
■エベレーターズ、とあるプロダクションの誘いで川崎のショッピングセンター、岡田屋モアーズにて週一回ライブを行い始める
■映画「神田川淫乱戦争」(監督:黒沢清)公開
※岸野が出演し、挿入歌「河は呼んでいる」を母親役である沢木美伊子と共に歌唱している。※岸野:自分は立教の蓮實重彦のゼミにモグリとして受講していたんですが、立教出身の黒沢さんがデビュー作を撮るにあたり、立教の学生を使うわけにはいかないが、岸野くんだったらモグリだから大丈夫だろう、という経緯で出演となりました。

10月
■エベレーターズ解散。山口、モアーズでのライブを続けるべく、友人である林茂助とMOTH GROUPを結成。

11月
26日 新宿アルタ「ぴあシネマブティック 第43弾 手塚真の東京スペシャル」
[出]新・東京タワーズ/サニー久保田とクリスタルバカンス/東京ブラボー 他 司会:手塚眞/加藤賢崇 上映:「SPh」(監督:手塚眞)/鈴木慶一 短編ヴィデオ作品 トークゲスト:S-KEN/近田春夫
※この日も沼田元氣とのコラボレーションによる出演だったが、結局この二回のみとなった
※岸野:沼田元氣としてはバックバンドをやってくれる人がいるのは嬉しかったんだろうけど、お互いこだわりが強いし、別々の美学を持ってたから、延々と電話で話しましたね。いや、本当にコラボレーションの難しさを知りましたよ。


1984

5月
8日~18日 賢崇・岸野らが出演し、音楽を東京タワーズが務めた、監督:黒沢清による映画「女子大生・恥ずかしゼミナール」の撮影が行われる
※当初はにっかつから配給される予定であったが、諸事情によりお蔵入りに。翌年追加撮影・再編集を行い「ドレミファ娘の血は騒ぐ」として公開された。
※本作の裏話やお蔵入りに至る顛末については、脚本(黒沢との共同執筆)・助監督を務めた万田邦俊による制作手記「『女子大生・恥ずかしゼミナール』という名の映画」(月刊イメージフォーラム 1984年8・9月号掲載/2009年11月発売の単行本「再履修とっても恥ずかしゼミナール」(港の人)に収録)を参照されたし。

7月
21・22日 目黒 鹿鳴館「ナゴムレコードの黄金時代」
[出]7/21:東京タワーズ/有頂天/グレイトリッチーズ/オレンジチューブ/東京遊民Co.,Ltd. 7/22:空手バカボン/モノクロームワールド/木魚/カーネーション/新東京正義乃士 他
※東京タワーズから女性メンバー(富山・中嶋浩美・福田)が脱退し、これまでのスタイルから変身を計る。本ライブでは全員座ったままのアンプラグドスタイルで行われた。
※このライブの模様は1985年5月にナゴムレコードよりビデオで発売された。
※岸野:この時期の東京タワーズは迷走しており、一回のライブごとにコンセプトのイニシアチブを取るリーダーを交代制にしたんです。この時はギタリストの清水くんのコンセプトで「憂歌団みたく渋くやりたい」という発案で、アコギとかを使っていますね。かなり特殊な時のライブがビデオ映像として発売されてしまったので、その後、東京タワーズってこういうバンドなんだ、と誤解されることが多かったですね。作品として残ることの怖さを知りました。


9月
■MOTH GROUP、グループ名をもすけさんに改める

10月
7日 原宿 クロコダイル
[出]東京タワーズ/タイツ
※DEVOスタイルのテクノ歌謡バンドに変身し、パートも賢崇[B] 伏黒[key]にチェンジとなった。
※岸野:前回の反省もあり、この時はけんそうくんのイニシアチブでライブを行いました。

11月
4日 武蔵野美術大学「アポロをさがせ!」
[出]東京タワーズ/パール兄弟/Real Fish/ヴァリエテ
※本ライブをもって東京タワーズは活動を休止した。また、常盤響らが立ち上げたタワーズのファンクラブ、京浜兄弟社制作の会報「クラブ東京タワーズ」の創刊準備号が販売された。
※岸野:このライブ以降に私は自分のやりたいことを、自分のバンド、コンスタンスタワーズでやっていくことになります。その後、東京タワーズは、スラッシュメタルとベンチャーズとテクノを融合したバンドを志向したようで、ナゴムで発売された「いぬちゃんのテーマ」などには、岸野は関わっていません。
■クララ・サーカス結成

12月
7日 法政大学学生会館大ホール「監督の味 スペシャルランチ”小津定食”」
「小津安二郎を演奏する試み」:コンスタンスタワーズ(岸野雄一,岡村みどり,常盤響)
上映:生れてはみたけれど/落第はしたけれど(共に監督:小津安二郎)
※法政大学の自主上映団体「シアターゼロ」主催による企画で、小津作品の上映と共によるコンスタンスタワーズの初ライブが行われる。次月の「話の特集」の蓮實重彦の連載で、ライブ評が取り上げられた。


御茶ノ水 キリスト教会館
[出]ドカベン 他


1985

1月
14日 千葉 ダンシング・マザーズ
[出]クララ・サーカス 他

2月
■もすけさん、岡田屋モアーズでのライブ活動を止める
26日~3月4日 佐賀町エキジビットスペース「衛生博覧会」
※太田螢一主催の「衛生」をテーマにしたノンジャンルの博覧会内のライブ企画にコンスタンスタワーズが出演。他に井上誠/上野耕路/川崎ゆきお/原マスミ/ひさうちみちお/凡天太郎ら約40名が参加した


3月
2日 神楽坂 EXPLOISON「ひなまつりライブ」
[出]ヤングホルモンズ/きどりっこ/夜来香
17日 渋谷 ナイロン100%「誓いむなしく」
[出]コンスタンスタワーズ/オレゴンホラーズ/近代ハンズ
※京浜兄弟社プレゼンツによる同所での月例ライブがスタート、7月まで行われる
※東京タワーズのファンクラブとして立ち上げられた京浜兄弟社だが、この頃より東京タワーズのメンバーが自分達やその周辺の総称として名乗るようになっていった
17日 「クラブ東京タワーズ」から改題した会報誌「京浜通信」Vol.1が発行。以後、不定期に発行された。
※岡村が編集人を務めた付録の冊子「なぞまんクラブ」には京浜の面々や桜沢エリカのマンガや、マンガにまつわる文章が掲載。
※同じく付録のカセット「愛と同じくらい、お徳」には、コンスタンスタワーズ「ロシアの山」、ドカベン「レッツテクノアゲイン」、賢崇・中嶋・皆川の野球対談や、伏黒信治インタビュー等が収録された。
■冷水ひとみ、微分音オルガンを製作

4月
3日 渋谷 LA MAMA
[出]ヤングホルモンズ/耳から回虫/きどりっこ/KRISHNA
28日 渋谷 ナイロン100%「パリ テキサス 東京」
[出]コンスタンスタワーズ/近代ハンズ/ドカベン
30日 飯田橋 東京日仏学院ホール「第7回 アンサンブル オーロール演奏会」
[出]SYZYGYS/中川俊郎/田中隆英/織田淳子 他
※SYZYGYS初ライブ

5月
3日~5日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3days Vol.1」
[出]5/5:ソノラマ/カヌーズ/パラソル
5日 加藤賢崇「3D SOUND THEATER」(ナゴムレコード・京浜兄弟社, カセットブック)発売
19日 渋谷 ナイロン100%「第三回月例演奏会 友情の秘密」
[出]コンスタンスタワーズ/ヘビーコンセプチュアルビバ 座談会:午後5時半の友情(岸野雄一/岡村みどり/加藤賢崇/中嶋勇二) 映画:「優しい娘」(監督:塩田明彦)

27日 原宿クロコダイル
[出]パール兄弟 フロントアクト:コンスタンスタワーズ/加藤賢崇

6月
(日付不明) 渋谷 ナイロン100%
[出]もすけさん
23日 渋谷 ナイロン100%「第四回月例演奏会 模倣される恋愛の制度」
[出]コンスタンスタワーズ/ソノラマ/フリオイグレシアス(タワーズのギタリスト、清水のソロバンド)
■コンスタンスタワーズ、加藤真治のパフォーマンスのBGMを担当する

7月
4日 神楽坂 EXPLOSION「MODERN STREET」
[出]ヤングホルモンズ/COOL the REACTION
12日~14日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3days Vol.3」
[出]7/13:ヤングホルモンズ/サーカディアン・リズム/パーティー・ドール/アンナ・カリーナ
14日 渋谷 ナイロン100%「第五回月例演奏会 信ずる者を救え!」
[出]コンスタンスタワーズ/ヘビーコンセプチュアル ビバ/謎と神秘のインド大話術団(佐伯健三+加藤賢崇)

8月
2日~4日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3days Vol.4」
[出]8/2:クララ・サーカス/パラソル/Real Motion/触覚少年
19日 原宿 クロコダイル「~Toy Box vol.18…オモチャ箱を肯定のうずの中にまきこめ!!」
[出]ソノラマ/パラソル/カヌーズ/PALE COCOON/C・C・Mecca=爬虫類の脳
30日~9月1日  西荻窪 Watts「世界模型TV 3days Vol.5」
[出]8/30:ソノラマ/きどりっこ/Real Mortion/触覚少年
■VA『BI-CAN』(美缶編集部)発売
※千葉大学を中心としたアート人脈から生まれたカセットマガジン。収録アーティストは松前公高+後藤浩明/きどりっこ/耳から回虫/ヤングホルモンズ/Be-2/坂本ジュリアン/SYZYGYS/太田螢一+松本全芸/石黒厚/サーカディアンリズム(KA-KA)/深津真也/野澤美香。ブックレットには伊藤桂司/蛭子能収/中ザワヒデキ/北村昌士/太田螢一らの作品・文章が掲載されている。

9月
26日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
29日 千葉 Dancin’ Mother「丸太小屋DANCE vol.6」
[出]クララ・サーカス/丸太破死象とのらまいわ/G・Sプロジェクト
(日付不明) 六本木 玉椿
[出]SYZYGYS 他
■8mm映画「野球刑事ジャイガー」完成
製作:京浜兄弟社 監督:岸野雄一 脚本:加藤賢崇/岸野雄一 音楽:コンスタンスタワーズ 出演:加藤賢崇/岡村みどり/常盤響/皆川仁/中嶋勇二/三宅治子/三宅貴子/伏黒信治

10月
3日 渋谷 LIVE INN「歌え!若人さん。」
[出]パール兄弟/京浜兄弟社(加藤賢崇とコンスタンスタワーズ)
※常盤:この日はオレの前には鍵盤じゃなくて画用紙とマジックが置いてあって、ライブ中ずっと絵を描いて客席に放り投げたりしてたな

画像2


4日~6日  西荻窪 Watts「世界模型TV 3days Vol.6」
[出]10/5:クララ・サーカス/空中ペダル/サーカディアン・リズム/Funeral Party 10/6:もすけさん/きどりっこ/C・C・Mecca=爬虫類の脳/丸太破死象とのらまいわ
22日 渋谷 LA MAMA「律儀なパーティ vol.4」
[出]もすけさん/アシッドミノルフォン/メモリーズ/花粉熱
24日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
25日 VA『ビックリ水族館』(徳間ジャパン, LP)発売
※鈴木慶一プロデュースによる、雑誌「ビックリハウス」への投稿テープからセレクトされた企画盤。倉地久美夫「プロムナード」や、後に倉地のユニットであるSHORT CRAYONにも参加する山口一光・冨永周平が在籍した、どろんぱ「テトラポットの恋」等を収録。
30日 渋谷 LA MAMA
[出]クララ・サーカス 他

11月
1日~3日  西荻窪 Watts「世界模型TV 3days」
[出]11/2:SYZYGYS/バイエル/Funeral Party/丸太破死象とのらまいわ 11/3:PRIDE/Jeanne Marie/空中ペダル/C・C・Mecca=爬虫類の脳
3日 映画「ドレミファ娘の血は騒ぐ」公開
6日 西荻窪 Watts
[出]森林倶楽部
※森林~はもりばやしみほのユニット
21日 渋谷ビデオスタジオ「ANKOのFASHION EVENT '86」
※ファッションデザイナーの宮里あんこのファッションショーの音楽をコンスタンスタワーズがテープ+生演奏の形で行う
23日 賢崇出演の映画「タンポポ」(監督:伊丹十三)公開
28日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
29日 ダイエー資本によるオーディオ&ビジュアルショップ、CSV渋谷が渋谷公園通りに開店。オープニングライブにコンスタンスタワーズと大川興業が出演した。
※開店時より岸野が同店にてアルバイトを始め、しばらくして山口・常盤らも働くようになる
※岡村:この時のチラシに「コンスタンスタワーズ おもしろコンピュータライブ」って勝手に書かれてたんで、「そうか、私達はおもしろコンピュータライブをやらなきゃいけないのか!」と思って、拾ってきた段ボールで”おもしろコンピュータ君”ってロボットを作りましたね

12月
■VA『Hi’lde Vol.1』(CSV渋谷)発売
※CSVが発行していたカセットマガジンの第一号。以後の号ではアマチュアのデモテープから優秀作を収録しているが、今号は開店と同時に無料で配布されたこともあり、同店の関係者の音源を収めている。コンスタンスタワーズ「ドレミファ娘の血は騒ぐ」の他、ZEZE/下村慈香/坂本毅/サラギーナ/ガルガンチュワとパンタグリエル/名倉タケヲ/園田容子/沢村拓二/下田展久/卑弥呼/桃山一季の楽曲を収録。
3日~5日  西荻窪 Watts「世界模型TV 3days」
[出]12/5:The PRIDE/エゴン・モール/Mirror of Water
4日 渋谷 Egg-man
[出]コンスタンスタワーズ/きどりっこ/ヤングホルモンズ
26日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
29日 原宿 クロコダイル「年忘れロック戦争」
[出]パール兄弟 ゲスト:コンスタンスタワーズ/加藤賢崇/TIGHTS/ミシン/GHQリズムシスターズ
31日 都立家政 スーパーロフトKINDO「ROCK OVER 85~ALL NIGHT」
[出]Fib/GEIL/MASH/Tokyo-M-Project/C・C・Mecca=爬虫類の脳/血槍富士/真言立川流楽団/イキル/吉峰史晴/宮木バンド/SADATO

●この年発売された音源
倉地久美夫『大使の家族』『MANRAY SONG』『S』『とりあえず』『ゆが神さま』『幽霊物語』(全て自主制作カセット)
林茂助『LD』(自主制作カセット)
Fib「隕石だ!気をつけ給え」(自主制作7インチEP)


1986

1月
4日~6日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3DAYS Vol.9」
[出]1/5:PRIDE/ファム・ファタール/レヴュー・パルエ 1/6:ヤングホルモンズ/もすけさん 他 
13日~15日 渋谷 LA MAMA「3DAY’S パレイド」
[出]1/15:クララ・サーカス/吉野大作&プロスティテュート/P・T・A’S/ナーブカッツェ
21日 都立家政 スーパーロフトKINDO
[出]クララ・サーカス/ぬりかべ/TUPAI
30日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ

2月
6日 原宿 クロコダイル
[出]ART CORE FUNK/ケーフェイ
6日 都立家政 スーパーロフトKINDO
[出]Fib/たまりみれん/イキル
7日~9日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3DAYS Vol.10」
[出]2/9:Fib/C・C・Mecca=爬虫類の脳/L-TRANS 他
12日 原宿 クロコダイル「みんなの宝物」
[出]コンスタンスタワーズ/TIGHTS/Mr.K & OUR MUSIC
20日 都立家政 スーパーロフトKINDO
[出]クララ・サーカス/白色幻野祭/Tofu Imagination Spirit
27日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
28日 新宿 JAM「不思議のヒットパレード」
[出]Fib/不思議なバレッツ/たま

3月
6日・7日 西荻窪 Watts「世界模型TV 2Days」
[出]3/7:もすけさん/森林倶楽部/Dance De Leau
8日 CSV渋谷 「SVFパフォーマンス」
[出]岸野雄一/山口優
27日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]ART CORE FUNK
31日 ナイロン100%閉店
31日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ

4月
4日 新宿 PIT INN「藤本敦夫のBeat Jazz Session」
[出]藤本敦夫[vo,g,syn] 菊地成孔[ts] 神戸誠[g] 小田島亨[ts] 川端民生[b] 小野江一郎[ds] ヤヒロとモヒロ[perc] 
4日~7日 新宿 LOFT「ナゴム・ナイト・デラックス 4Days」
[出]4/5:クララ・サーカス/人生/メルヴィル/ミシン/姫御前/突撃ダンスホール
9日 渋谷 LA MAMA「NEW FACE DAY」
[出]Fib/3dl/月光慰問客
12日 CSV渋谷
[出]クララ・サーカス
13日 都立家政 スーパーロフトKINDO「KINDO SPECIAL vol.4」
[出]Fib/ナーヴカッツェ/コラッ!/スピアメン/幻覚マイム 他
21日 新宿 JAM「不思議のヒットパレード」
[出]不思議なバレッツ/Fib/たま
23日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]ART CORE FUNK
24日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
24日 西荻窪 Watts「世界模型TV」
[出]Fib/ハルマゲドンズ/羊/きどりっこ(ユニット)
■もすけさん「愛猿記」(さるすべり, ソノシート)発売
※望月秀城のコミックとのカップリングで発売された
■SYZYGYS、映画「ゴンドラ」(監督:伊藤智生)にオルガンの音を提供

5月
2日 渋谷 Egg-man
[出]ヤングホルモンズ/きどりっこ/グルーピー
2日・4日・5日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3Days」
[出]5/2:森林倶楽部/Funeral Party/ドクトソン/月光慰問客 5/4:SYZYGYS/キッチン・アラモード/C・C・Mecca=爬虫類の脳/バチェラーズ
14日 新宿 PIT INN「藤本敦夫のBEAT JAM SESSION」
[出]藤本敦夫[Vo,G,Synth] 菊地成孔[Sax] 神戸誠[G] 小田島亨[Sax] 川端民生[B] 小野江一郎[Dr]
15日 新宿 JAM
[出]Fib/大和撫子
21日 六本木 PIT INN「藤本敦夫 Beat Jam」
[出]藤本敦夫[B] 神戸誠[G] 今堀恒雄[G] 小田島亨[Sax] 藤陵雅裕[Sax] 小野江一郎[Dr]
25日 CSV渋谷
[出]SYZYGYS
29日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
31日 都立家政 スーパーロフトKINDO「MODERN BEAT FESTIVAL Vol.1」
[出]Fib/SPEAR MEN/シャンピニオン/コラッ!/ニュース/豆千代楽団 他 ゲスト:吉野大作&プロスティテュート
※先着100名様にオムニバステープ・プレゼント有り

6月
1日 VA『Hi’lde Vol.2』(CSV渋谷,. カセットマガジン)発売
※もすけさん「曲馬団の極悪人」、クララ・サーカス「永い午后」、SYZYGYS「アンモNite-dream」、ケラリーノサンドロビッチ&どくろ団(ゲスト:犬山犬子)「GRANDFATHER WAS WATCHING ME(じじいはみていた)」収録。他の収録アーティストはきどりっこ/tohwa tei(現:TOWA TEI)/aruno & the analogics/伊藤幸治/萩原由紀子。また、teiのオペレーションを岸野と山口が担当している。
6日~8日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3Days」
[出]6/6:森林倶楽部/Puera/月光慰問客
8日 CSV渋谷
[出]クララ・サーカス
25日 「IND’S」 no.7発売
※京浜兄弟社の記事が2P掲載
29日 CSV渋谷
[出]加藤賢崇/佐伯健三
※パール兄弟『未来はパール』発売記念イベントで、賢崇は司会を担当
30日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ

7月
4日~6日 西荻窪 Watts「世界模型TV 3Days」
[出]7/4:ヤングホルモンズ/フリーメイソンズ・ブラックメイン 他
8日 新宿 JAM「烏合の覚醒夜 Vol.24」
[出]Fib/わがままジュリエット 他
8日 原宿 クロコダイル
[出]ART CORE FUNK/HIMAWARI BEAT STANDARD
19日 CSV渋谷「MTRバトルロイヤル」
ゲスト:林和行(ミュージシャン)
22日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
26日・27日 CSV渋谷「寿博士の多重録音講座」

8月
1日 有楽町 よみうりホール
[出]パール兄弟
※リーダーにラッキィ池田、メンバーに賢崇/中嶋/林茂助/手塚眞/ECDらが在籍したダンスグループ、リーマンズが初登場。以後、パール兄弟の大会場のライブに出演するようになる。
※開演前にロビーでコンスタンスタワーズ/もすけさん/SYZYGYSら、京浜兄弟社の面々がライブを行う
8日 新宿 JAM「不思議のヒットパレード」
[出]不思議なバレッツ/Fib 他
16日 CSV渋谷
[出]Fib
23日 CSV渋谷「MTR初級講座」
24日 CSV渋谷「MTR中級講座」
25日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ

9月 
■ハイテクノロジーアート展でのSOYUZ(寺井弘典,佐々木成明)の展示の音楽を山口が手掛ける
9日 原宿 クロコダイル「必殺電気ショック・ライブ」
[出]ART CORE FUNK(ゲスト:野々田万照)/ケーフェイ
9日 西荻窪 Watts「世界模型TV」
[出]Fib/AL/PANDRA/POISSON et POISON
11日 渋谷 LA MAMA
[出]SYZYGYS/ヤングホルモンズ/山猫
12日 新宿 JAM「不思議のヒットパレード」
[出]不思議なバレッツ+Fib/クマさんチーム/LA BELLMER
15日 フジテレビの深夜番組「冗談画報」にパール兄弟が出演し、バックダンサーとしてリーマンズも登場
21日・23日 CSV渋谷「MTR講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
28日 CSV渋谷「MTRバトルロイヤル」
30日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ

10月
■山口と松前、ガッツを結成。デモテープ制作を始める(その後、EXPOに改名)。
6日 西荻窪 Watts「世界模型TV」
[出]Fib/SYZYGYS/SABLE FLOW/大山大介と憂国劇場
11日・12日 CSV渋谷「MTR講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
15日 新宿 PIT INN(朝の部)
[出]今堀恒雄グループ
16日 新宿 JAM「秩序のないGIG」
[出]Fib/N・ツェーラー/クラッシックス
19日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.3」

11月
9日 恵比寿ファクトリー「バトルロイヤルパーティ1986」
※コンビニエンスストア、サンチェーン主催でCSV渋谷も深く関与した音楽コンテスト「第1回サンチェーン・ミュージック・バトルロイヤル」の公開審査イベント。SYZYGYS/倉地久美夫/ART CORE FUNK/クマさんチームらが出場した。
13日 新宿 PIT INN (朝の部)
[出]今堀恒雄トリオ+1
16日 CSV渋谷「デモテープ・バトルロイヤルVol.4」
23日・24日 渋谷 國學院大学「ツェッペリン号の弁明 -テクノ丸もうけ-」
[出]11/23:ガッツ/Fib/クマさんチーム/ダブルトリックス/きどりっこ/月光慰問客/インセクトコンテナー/昆虫少年 11/24:コンスタンスタワーズ/もすけさん/ガッツ/SYZYGYS/イメージガーデン/モデルプランツ/不思議なバレッツ/キッチンアラモード
※常盤:この時のガッツは、教壇の両端に二人の鍵盤が置いてあって、山口さんが「カルシウムの研究に骨を折る」って真ん中に置いてある黒板に書いて始めたり、山口さんが弾きだした綺麗な曲を松前さんがノイズを入れて邪魔して、イラッとした顔をしてまた違う曲を弾いたら、また邪魔をしたり逆にやり返したりとか、音楽コントみたいな感じだったね
28日 新宿 JAM「CORAVISION NIGHT Vol.1」
[出]アルテミス/ドリル/コラッ! ゲスト:Fib

12月
■VA『幸せをキスに賭けて』(京浜兄弟社, カセット)発売
6日 CSV渋谷「MTR初級講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
7日 西荻窪 Watts「世界模型TV」
[出]SYZYGYS/Infantopia Orchestra Unit-5/SILENCE
※Infantopia~は、もりばやしのユニットで、近藤研二がここから加入。その後、WOOD the POPの名で翌年夏まで活動。
14日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.5」
24日 池袋 文芸坐ル・ピリエ「第一回東京インターナショナル最低8ミリ映画祭」
[出]手塚眞 ゲスト:佐伯健三/もすけさん/コンスタンスタワーズ
※更野屋ぴぐもが主宰する、ぼはなんプロダクショイによる8mm映画上映イベント。以後、同プロは毎年12月に同映画祭を催すだけでなく、ムック「ぼはなん」の出版や、ライブイベント「ぼはなん音がくさい」を催すなど様々な活動を繰り広げた。
26日 新宿 PIT INN (朝の部)
[出]今堀恒雄トリオ
27日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/くぼあつこ/萩原了一
29日 西荻窪 Watts「世界模型TVスペシャル」
[出]もすけさん/アドバルーンズ/ムイ・エキセントリコ/C・C・Mecca=爬虫類の脳

●この年発売された音源
KUM(※倉地久美夫)『一反木綿』(自主制作カセット)
倉地久美夫『クムオリ.コピーナンバー集』『Kum,8』(共に自主制作カセット)
松前公高「あなたはきつねII」(自主制作カセット)
VA『C-M Vol4』(C-M, カセットマガジン)
※クララ・サーカス「エリ(夢の残骸)」「団地」、もすけさん「何です? 人生て」「曲馬団の極悪人」(※『Hi’lde Vol.2』と同テイク)収録。他の収録アーティストは春日井直樹/沖山優司/モデルプランツ/ルナパークアンサンブル/お嬢倶楽部/異Q私報/秋山勝彦/若草/リコシェ/ゴーゴープードルズ/野沢美香。
VA『さるすべりのポーがきこえる Vol.1』(さるすべり, カセット)
※もすけさん/葛生千夏/PUNONPEN/AL収録


1987

1月
10日・11日・15日 CSV渋谷「ヒルダ Vol.3 発売記念ライブ」
[出]1/11:SYZYGYS
10日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.6」
24日 CSV渋谷「MTR初級講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
25日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.7」
29日 新宿 PIT INN (朝の部)
[出]今堀恒雄トリオ+1

2月
14日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.8」
21日 CSV渋谷「MTR初級講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
22日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.9」
26日 新宿 PIT INN (朝の部)
[出]今堀恒雄トリオ+1

3月
8日 CSV渋谷
[出]倉地久美夫
13日 フジテレビの深夜番組「TV’S TV」放送
※岩井俊夫ら後にメディアアーティストとして著名となる若手クリエイターが多数参加していた番組のBGMに、EXPOやコンスタンスタワーズの楽曲が使用された
20日~22日 CSV渋谷「MTR初級講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
25日 OST『コナミックゲームフリークス』(アルファ・GMO, LP・CD・カセット)発売
※コナミのゲーム音楽を集めたアルバムに、EXPOによる「もえろツインビー アレンジ・バージョン」が収録。2005年11月23日にサイトロン・デジタルコンテンツより、一部内容を改変してリイシューされた。
29日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.12」
31日 新宿 PIT INN (朝の部)
[出]今堀恒雄トリオ+1

4月
11日 CSV渋谷
[出]ART CORE FUNK
11日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.13」
18日 CSV渋谷「MTR初級講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
26日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.14」
27日 新宿 PIT INN (朝の部)
[出]今堀恒雄トリオ+1

5月
16日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.15」
20日 原宿 クロコダイル
[出]TIPOGRAPHICA/クマさんチーム
24日 VA『Hi’lde Vol.3』(CSV渋谷, カセットマガジン)発売
※「第1回サンチェーン・ミュージック・バトルロイヤル」の入選作を収めたsideA、ミニコミ「ノイズマーケット」チョイスのライブ録音集を収めたsideBというカップリングで発売された。ART CORE FUNK「狂った遊園地」、クマさんチーム「リンピング・ミュージック」、SYZYGYS「Fauna Grotesque」(※『BICAN』と同テイク)、佐伯健三&どくろ団「テクノばばあ」収録。他の収録アーティストはMELODY BASE/蟻プロジェクト/宮田由紀子/ペーターズ/新星白玉楽団/SISA-KAMRA/毛利彦丸/SUPER BAD/ELEGONT TAILEND/THE KINGBEES/足立ハルキ/PARA PHRASE/OTO&カメレオンズ/GO-GO BOYS/P-MODEL。
31日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.16」

6月
3日 フジテレビ「冗談画報」にリーマンズが出演
※前年9月のパール兄弟でのバックダンサーに続き、今回は単独での出演。パフォーマンスの音楽に、もすけさん「何です?人生て」が使われた。
5日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/小池真二/萩原了一
6日 CSV渋谷
[出]クララ・サーカス
13日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.17」
20日 CSV渋谷「MTR初級講座」
講師:寿博士(※岸野雄一)
25日 OST『ダライアス -タイトー・ゲーム・ミュージック VOL.2』(アルファ・GMO, LP・CD)発売
※ゲーム音楽のサントラ盤に、コンスタンスタワーズによる「THE SEA」「Inorganic Beat」のアレンジバージョンを収録。菊地成孔・今堀恒雄がゲスト参加。
28日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.18」

7月
2日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/くぼあつこ/川嶋久幸
11日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.19」
26日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.20」

8月
2日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/みらん/小池真二
12日 新宿 JAM「原色!音の俗物図鑑」
[出]ヤングホルモンズ/MUi!/地下鉄ゴヲゴヲS
15日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.21」
23日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.22~スペシャル新人DAY特集」
30日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.23」
※この回をもって、一旦休止となる

9月
8日 六本木 PIT INN
[出]TIPOGRAPHICA(菊地成孔[sax,cho] 水上聡[key] 今堀恒雄[g,cho] 藤本敦夫[b,cho] 小野江一郎[dr] ゲスト:松前公高[key])
9日 渋谷 LA MAMA
[出]クララ・サーカス/SPIN
15日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/伊藤武仁/野呂善蔵
25日 EXPOのアルバム『エキスポの万国大戦略』(アルファ・GMO, LP・CD・カセット)発売
※CDのみ2曲追加、LP&カセットテープとCDは全曲別ミックス
※岸野:『万国大戦略』は世に出たEXPOのオリジナル曲だけでなく、任天堂のゲーム音楽のアレンジバージョンも収録する予定で、マスターまで作ったんだけど、「こんなふざけたものはダメだ!」と任天堂に言われてしまい、アレンジ曲は削除して、編集し直したものを発売する事になったんですね。それと同時期にコンスタンスタワーズのアルバムもGMOから発売する予定で、徐々に進めてて、ミュージックマガジンに発売予告が出たり、ジャック・タチメドレー位は出来てたんだけど(のちにスペースポンチのアルバムに収録)、レーベルディレクターの小尾(一介)さんがアルファを辞めてしまい、それと共に話も立ち消えちゃいました。

10月
■雑誌「キーボードスペシャル」11月号にて、岸野・山口・松前・常盤による連載「京浜兄弟社PRESENTS 寿博士のテクノ恩返し」スタート(~1988年10月号)
4日 CSV渋谷
[出]クララ・サーカス
10日 新宿LOFT(昼の部)
[出]SHORT CRAYON 他
17日 加藤賢崇「THE COMPLEAT いぬちゃん」(ナゴムレコード, ソノシートブック)発売
18日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/橋谷靖志/総司
19日 原宿 クロコダイル
[出]マルチクライム(メンバー:清水俊之,神戸誠,岡田裕二,菊地成孔,日向)/オリジナルラブ/Washer&Film
23日 CSV渋谷「デモテープバトルロイヤル Vol.23」
28日 新宿ロフト「ナゴムナイト vol.14」
[出]クララ・サーカス/木魚/空手バカボン ゲスト:加藤賢崇(w/清水俊之,山口優,皆川仁)
31日 西荻窪 アケタの店
[出]藤本敦夫&ポップ・アーツ(藤本敦夫[b] 今堀恒雄[g] 外山明[ds])

11月
■クララ・サーカス「エンジェル・オーファン」(ナゴムレコード, ソノシート)発売
8日 CSV渋谷
[出]加藤賢崇(※実際は東京タワーズ)
17日 原宿 クロコダイル
[出]SYZYGYS/若草/マッチ売りの少年/VIVA LA MUSICA 上映:「星空のドラキュラ」
※Cafe DiscからのEP発売記念ライブ
20日 SYZYGYS「SYZYGYS」(Cafe Disc, 8インチEP)発売
24日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/坂井ライ 他
25日 INK STICK 六本木 CLUB
[出]EXPO(w/今堀恒雄[G] 田中豊雪[B] 田辺武彦[Dr] 菊地成孔[Sax] 増井朗人[Tb] 西岡弘之[Tp])

12月
6日 船橋 西武
[出]クララ・サーカス 他
7日 Live Station 目黒
[出]SYZYGYS/クマさんチーム/イエナガ・コウイチ
11日 吉祥寺 バウスシアター
[出]SYZYGYS/原マスミ
11日・12日 法政大学学生会館大ホール「続・アポロを探せ」
[出]12/11:グランドファーザーズ/クマさんチーム/ペーターズ/ビスケットホリック/ガッツ(EXPO)/倉地久美夫/トーントーン/マルチクライム/ヤングホルモンズ/KNWEKS
12/12:あけぼの印/もすけさん/オリジナルラブ/クララ・サーカス/コンスタンスタワーズ/加藤賢崇(※実際は東京タワーズ)/ジングルジャム/ガッツ(EXPO)/ART CORE FUNK/SYZYGYS/THE SON
※「キーボードスペシャル」(立東社)1988年2月号にレポート記事が掲載された
25日 岸野&常盤による、ドカベン香川「ドカベン香川サンプラー Vol.1」(京浜兄弟社, カセット)発売
※1991年に海賊盤(京浜兄弟社, カセット)、1995年に復刻版(マニュアル・オブ・エラーズ, カセット)が発売された。
※岸野:常盤くんに「ドカベンが僕がやりたい事とは方向が変わってきてしまいました」とか言われてたんで、昔からFrank Zappaを聴いてて「ああいうテープコラージュをやりたいねー」って事で作りました。ホント、『Lumpy Gravy』みたいな感じですね。押上に集まっては変な曲作ったり、セッションをやったり、こんな録音テープが見つかったとか色々遊びでやってた事をオレ主導で編集しました。結構、ウラの傑作。
※常盤:ドカベン香川は感覚としてのヒップホップだよね。
25日 ミニコミ「なぞまんクラブ」創刊号(京浜兄弟社)発売
※1985年3月に「京浜通信」の付録として制作された冊子が独立。岡村みどりが編集人を務め、岡崎京子/小口基士/加藤賢崇/小椋冬美/清水俊行/常盤響/倉地久美夫/牧瀬洋一/犬童一心/高橋潔/西村佳哲のマンガ、岡村と石沢ミチキの少女マンガ対談、賢崇/浅野耕一郎/中嶋勇二のマンガにまつわる文章が掲載。
25日 池袋 文芸坐 ル・ピリエ「第2回東京インターナショナル最低8ミリ映画祭」
[出]ドカベン香川(w/浅野耕一郎,芳谷昌宏)/SYZYGYS/サエキけんぞう/手塚眞/岡崎京子/加藤賢崇 他
※同時期に完成した8mm映画「野球刑事ジャイガー2 野球捜査線」(製作:京浜兄弟社 監督:岸野雄一 脚本:加藤賢崇/岸野雄一 音楽:コンスタンスタワーズ 出演:加藤賢崇/岡崎京子/ユミル/安藤みきこ/すごうハルヨ/蓮実重臣/中嶋勇二/岡村みどり/郡山ソウ/伏黒信治)が初上映された
※常盤:これがドカベン香川で唯一のライブ。Zack Ferguson「恋のスケボー・ダンシン」のカバーをやったな。
29日 渋谷 アピア
[出]倉地久美夫/坂井ライ/萩原了一
29日~31日 渋谷 LIVE INN「KERA CALL」
[出]12/31:東京タワーズ/有頂天/コレクターズ 他

●この年発売された音源
SHORT CRAYON・ジム&人民ジーンズ『DUB DUB 7付録FILM SHEET』(ソノシート)
林茂助『私、負けましたわ』(自主制作カセット)
モンシロチョーズ「モンシロチョウのしくみ」(モンシロレーベル, カセット)

年表作成/渡辺兵馬・ばるぼら

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