見出し画像

救命の連鎖

先日、消防署で上級救命講習を夫と2人で受けてきました。2人分申し込んだよと夫に伝えたはずなのに、夫はなぜか自分ひとりで受けるものと思い込んでいて、駅について一緒に電車を降りたら、「何でついてくるの?!」と驚かれましたw​

救命講習を受けようと思ったきっかけ

受けようと思ったのは、今年の8月頃のことです。息子が少年野球チームに入り練習を始めたのがきっかけでした。子供たちのためにも、何かあった時に最低限の応急処置はできるようになっておきたいと考えた時に、思い出したのが救命講習でした。

救命講習とは

救命講習(きゅうめいこうしゅう)は、日本で消防本部によって行われている応急処置技能講習。総務省消防庁による「応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱」に基づき、各地の消防局・消防本部が指導する公的資格の一つ。

救命講習は消防署で行われる講習です。救命講習には、種類があります。

普通救命講習Ⅰ:成人の心肺蘇生&AEDの利用方法
普通救命講習Ⅲ:小児・乳児の心肺蘇生&AEDの利用方法
上級救命講習:上記Ⅰ&Ⅲに加えて、傷病者管理法、三角巾固定法、熱傷の手当や搬送法について

普通救命講習は3時間の講習ですが、上級救命講習は8時間の1日コース。その代わりⅠ&Ⅲの内容を両方学ぶことができます。私は子供の応急処置も大人の応急処置も両方確認しておきたかったので、上級救命講習を選びました。

私が救命講習を知ったのは、息子が生まれて1年くらい過ぎた頃でした。何で知ったかは今となっては忘れてしまいましたが、乳児向けの応急処置は知っておくと子育て中に安心だろうなと思うと同時に、せっかく受けるなら大人向けも知っておきたいと。半日で普通救命講習を受けるより、1日でまとめて受講したいけど、仕事が忙しくて休めないと諦めてしまっていました。

今回受けてみて、受講者は40代~60代の方が多い印象で、男性7割女性3割ほどでした。

救命講習で学ぶ内容

救命講習では、最初は20分ほどのDVDを見る座学がありますが、あとは基本的に実技です。ひたすら心肺蘇生の練習をします。成人、小児、乳児、3体のお人形を6~7人のグループで順番に練習しました。夫はマイケル、アンネ、などとこっそり名前を付けていました。

心配蘇生の他には、毛布を使った搬送法や三角巾の使い方を実技で。三角巾は1人1枚配られて、ペアになって使い方の練習をしました。

日本医師会 心配蘇生法の手順
https://www.med.or.jp/99/cpr.html

心配蘇生の方法について1人ずつ確認テストを行い、講師の方からアドバイスをもらいます。そして最後に筆記試験を行い、答え合わせをして終了。落とされる類のテストではなく、受講していればわかる内容&テキストに書いてある内容なので、間違えたところは後で自分で確認をしておきましょうという感じです。

救命講習を受けたほうが良い方

・お子さんがいる方
・スポーツをやっている方
・高齢の家族がいる方

と、書いてみたもののすべての方が知っていると助かる命も増えると思います。救急車が到着するまでの間に、少しでも脳に酸素が行くように処置を施すのが大切とのことでした。少しでも興味がある方は、受けてみてほしいです。

開催機関管轄地域に住んでいるか、同地域での在勤・在学者等も、受講申込が可能とのことなので、住んでいる地域の消防局や勤め先の消防局のサイトを確認してみてください。場所によって多少内容は異なるようです。

私が受けた川崎市の申込みページhttp://www.kfpc.or.jp/seminar/kyukyu/shiminkyumei

救命講習を受けてみて

最後に修了証をいただいて、講義は終了。街中のどこにAEDがあるか気になるようになりました。講習時にいただいた人工呼吸時のマウスピースと三角巾は、カバンに入れてあります。使う機会がないことを祈ります!

画像1

うちの愛猫の腫瘍の治療費に当てさせていただきます😺