【R18官能小説】官能作家"霧山純生"の情事 愛欲ハーレム 第13話
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姫初め⑤ 離れに戻った私たちを明るい声が迎えた。
「お帰りなさい」
この旅館の探検に行くと言っていた美月が、すでに座敷で寛いでいた。見ていたスマホを置き、はにかんだような笑みを向けてきた。その顔を見ながら、やはりと確信する。
大浴場で麗奈を可愛がっていたら、視線を感じたのだ。誰かに見られていると。振り返ってみたものの、湯気のせいで見通せない。無論、それは私の気のせいかもしれない。この旅館の主人がこっそり覗いていたのかもしれない。しかし今、美月の態度を