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泡沫美容ダイアリー【8月編】

お盆に差し掛かる頃から時折涼しくなり、快適に感じる日もあった8月。それもあってか首から上はすっかり秋気分。
今月もお試し品、購入品問わず、お薦めのビューティーアイテムを好き勝手に紹介します。

はかなく消えゆく独り言のように書き連ねる自由気儘な美容ダイアリー、8月編。

8月1週目

資生堂のカラーメイクアイテムがフルリニューアル。新生「 SHISEIDO メイクアップ」は全124種・用具6種で2018年9月1日(土)より世界各国で順次発売!

そんなニュースに相当心が躍ったのは、最近の資生堂が絶好調で何をやってもハズさないから。実際、実物を見る前からみゆき通りや骨董通りからインスピレーションを受けたアイパレットだとか、四次元のテクスチャーだとか、好みのツボを突かれすぎて期待は膨らむばかり。
どれもこれも欲しくなるのは、わかりきった事実。

いざ発表会で試してみたところ、期待は少しも裏切られることなく、あっさりどれもこれも欲しくなったのだけれど、手始めに揃えたくなったのは、優秀すぎるルージュ陣。
モダンマットなパウダーリップのテクスチャーは完全にファッション的なメイクに仕上がるし、ジェルリップスティックはジェルリップスティックで、まるで滲むような色付き。
共にチークとして使っても可愛いんじゃないかしら?なんて想像させられるのも、ニクい。
手始めにモダンマット パウダーリップスティックは518のセルフィー(すごいネーミングですね)を、ヴィジョナリージェルリップスティックは209のインセンスを使っていますが、ネーミングと色の良さに釣られて軽率に買い増したいところ。

顔の中で一番のコンプレックスかつ、常々研究を続けているパーツ、眉。
そんな中、ふと気になって使ってみたランコムのスーシ パウダークリームが凄かった。
こちら、肌にのせるとクリーム状に変化するアイブロウパウダーなのだけれど、何よりアプリケーターが使いやすい。パウダーが扱いやすい。そつなく整った眉に仕上がりやすい。何よりこれで3000円は安い!
最初は他のペンシルである程度眉を描いてから乗せるのかな?と思っていたら、意外にもこれ1本で文句ない眉の完成。しかも片眉15秒。
30秒あれば、ランコム特有の綺麗なお姉さん顔の眉が出来上がっちゃう訳で、思わず手にとって「お主やりおるな…」と話しかけてしまったのでした。
これはちょっとした革命だと思っています。
3色展開ですが、地毛で黒髪な私は05のソフトブラウンを使用。

8月2週目

夏の暑さが少し和らいだある日のこと。
我が家に届いたのは9月21日から発売されるというロジェ・ガレ待望のホームコレクション。

ホームコレクションは、伝説のオーデコロンを現代風にアレンジして誕生した「エクストレド コロン」の5つの香りで展開されるそうですが、何よりさりげなくて爽やか、そして可愛いらしい香り。これは良い!
確かにロジェ・ガレの誰もが好むこの香り、ホーム・コレクションにするのは大正解かも。
オウムが描かれた上品なタペストリー柄もかなり好きです。
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8月3週目**

8月16日から数量限定で発売されているザ・ボディ・ショップのナイトブルームシリーズは、そのスタイリッシュなデザイン含めて、発表時から気になっていたものの一つ。
ティーンの頃に初めて自分で買ったビューティーアイテムはザ・ボディ・ショップだったのですが、近年はますます大人も満足するデザインと中身になっている気がして、ちょこちょこ新製品をチェックするのが愉しいです。
こちらは、まろやかに匂い立つムスクが何とも甘美で、泡立てる瞬間から洗い流し終えるまで、それどころか体を拭いてお布団に包まり眠るまで、特別な気分が続くお気に入り。
とりわけ250mlで2000円を切るシャワージェルが満足度高めな気がします。

発表会の時からずっと気になっていた、ルナソル秋の限定品。
どれもこれも完成度の高さが「流石ルナソル…」としか言いようがないのですが、メルティングカラーアイズの大活躍っぷりは凄い。このところ週3〜4ペース(下手するともっとかも)で登板中。
単品で使うというよりはニュアンスを足すアイテムゆえ、愛用のアイシャドウにちょっとプラスする感覚のこちら。
毎日使っていたアイシャドウのいつもとは違う表情を生み出してくれるわ、本来の良さも引き立ててくれるわで、重ねることの意味を改めて教えてくれた一品。
メイクの仕上がりに奥行きとか深みを加えたい方はこれ塗ってみてください。それだけで完成度がぐっと上がる気がします。私は04のフォグを愛用中。
ちょっとだけ神秘的な雰囲気の顔になる(気がする)。

8月4週目

9月7日、ジョー マローン ロンドンのラインナップに新しく加わることになったのは、ハニーサックル・ダバナ
ジョー マローン ロンドンのコロンは常時20種類の展開。
(来たる者あれば去る者ありで、どの香りがなくなるのかが気になってしまう)
今秋登場した新しい香りはメランコリックでスイートなイギリスの田園風景を思わせるもの。
最初はかなり甘いのかな?なんて感じていたものの、夏の終わりのぎゅっと胸が締め付けられるような切なさや、夕暮れの太陽が総てを攫ってゆきそうな刹那に似たときめきを感じることに気付き、最近はもっぱらこれを使っています。
カジュアルな格好に合わせて、外出直前にシュッシュっと纏うのがいい感じ。

リップクリーム感覚とルージュ感覚と兼ね備えながら、ルージュ本来の役割も果たしてくれる1本3役なカバーマークのブライトアップルージュからシアーピンクが登場。
こんなにTPOを選ばないルージュがあって良いの?なんて気持ちになるルージュなので、リップメイクに迷った時は基本に戻ってまずこれを。
個人的には、銭湯帰りにせめて眉とリップだけは…ってシチュエーションなんかにも重宝しています。

毎年のお愉しみ、ディプティックの34コレクション。
毎年個数限定で販売しているシリーズ「コレクション34」の2018年版は、正直なところ、これまでで一番好みな34。
オリエンタルで官能的なサンタルウッドを中心に据えているのだけれど、ヴァニラやアーモンド、クローブにビターオレンジが効いているから、程よく温かみがあってこれからの季節にぴったり。
ニットやスウェットと合わせたら完全に素敵。
ボトルもシックだし、名前を入れて貰えるのも嬉しい。私はKと一文字、入れてみました。

眺めるだけでもにやにやしてしまうルージュの一つといえば、アールエムエスビューティのリップスティック。
今年3月の発売以来、ファッションっぽい方々を中心に大変よく売れているこちら、ミニマムなビジュアルと痒いところに手が届くカラー本当によくできているな〜と惚れ惚れするばかり。
今回は9月1日に4つの新色が追加されるとのことで、相変わらずワクワクさせて貰っています。
見ているだけでも可愛いけれど、塗るとこれまた可愛いアールエムエス、マットなのに乾燥しないところと、唇に乗せるだけで顔の雰囲気が一気にトレンドを捉えるところが特に好きです。でも、全体的に好きです、アールエムエス。
そういえば、アールエムエスだけでメイクしたら凄いオシャレフェイスになれそうだなぁ、今度試してみようかな。

この夏ビューティー業界の人々に会うと、必ず話題に挙がると言っても過言ではなかったRUMIKOさんの新ブランド、アンプリチュード
その背景もなかなかドラマ的でしたが、アイテムもたまらなくドラマティック、RUMIKOさんの規格外な凄さを改めて再確認。
ファーストシーズンはまずはベースのみ展開だそうですが、メイクアップベースがもはや匠の域で感激。いやぁ、凄い。
近年メイクアップベースの進化は目覚ましいですが、人生で最初に衝撃を与えてくれたメイクアップベースの神はRUMIKOさんだと思っています。
これは今後もとても愉しみ。

夏のポップさと秋のメロウさを遊べる今の季節ゆえ、ついついメイクが濃いめに仕上がってしまうこともしばしばですが、大人だからしっかり濃いめのメイクも悪くないよねと自分に言い訳しています。
でもその反動でナチュラルメイクも気になったりして。

それでは皆さま、半年の間お付き合いくださりどうもありがとうございました。


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