手紙の下書き

おんまへ

おはよう!
昨日良いなあと思ってた会社に受かって、子供たちのための文房具メーカーなんだけれど、これから出来ていく場所だからまだすごく新しくて、だからふぃなん次第で色々挑戦できそうだよ!

社長さんや上司も、初めましての時からわたしの夢の話とかも真剣に聞いてくれる、優しそうな人だから、なんとなく初めから穏やかな気持ち。

夏から働いてる喫茶店も、忙しい時はぴりぴりしてるけど、気の合う素敵な人たちにも出会えて、穏やかさを忘れずにいれてるよ!
そこでの役割にも慣れてきたから、来年はひとつひとつ丁寧に綺麗にできるようになりたいな
コーヒーも美味しく淹れられるようになりたい〜

心ばかり萎んでいくと、そんな心が情けなくて素直に人に甘えられなくなったり、自分に自信が持てなくて、だれかに素直な言葉が言えなくなってくる 
どんどん卑屈になって、底の底まで入っちゃうと、簡単には抜け出せなくなる

去年のわたしもそんなような時間が半分以上だった
前の会社を辞めて、比較的には元気に、健康的にはなれた気するけど、
心が萎む瞬間だったり、きっかけになる範囲が広がった
その範囲って大体人のことだったから、仲良かった友達のことすら避けてしまったり、大事な人たちとの心地のいい距離感をどんどん忘れていった

snsも上手く使えなくて、会って話すことよりも文字を通してのコミュニケィションで大切なことでもない、色々な誤解をし合ったり、知らない人のことばかり知っていくような毎日でもあって、窮屈だった

自分を守る為にだけど、周りの人に対して攻撃的になっていくばかりで、それは自分の精神が弱くなっているのを常に感じていたから、二度と傷つけられないように無意識にずっと怯えて警戒してて、
当たり前にまったく穏やかになれなくて、むしろ心は萎んで萎んで空気の入れ方すら忘れてしまった

だけど自分で空気を入れられなくなった時に、かわりに空気を入れてくれたのは、やっぱり周りの人たちだった

傷つけられるのも、癒されるのも、やっぱり周りの人たちだったから(その人たちとの距離感は関係なくだ)、この問題はむずかしかった


なんならわたしも、あんなになりたくなかった、人を傷つける側になってた
だけど過去に経験した、他人からの理不尽な意地悪の理由をわかった気もした
繊細だから優しくなれるひとと、繊細だからそうなれないひとがいるのかもしれない
わたしは前者になりたいにゃ
傷つけるなら断然傷つきたい
でもその為には繊細なりに心を強くしないといけない
わたしの場合、自分に素直に生きることがその全てだと思った

周りの人たちがえねるぎを使って吹いてくれた空気のおかげで、息のできない底の底で何度も生き延びる経験をした
少しずつ底の深さは埋まっていって、
昨日ふと心の穴がしっかりとしたもので埋まってることに気づいた
いちじき、この穴のせいで毎晩泣き叫ぶほどで、ゆっくり呼吸ができなくて、ひとりじゃあ夜を越せないと錯覚するほどで、穏やかに眠れいのが悲しくて、ありえないくらいの迷惑をかけた

このあとにどんな文脈にも繋げられないくらい悪目立ちなエピソードだけど、もうあんな夜はゴメンだぜ

でもね最近は穏やかに眠れるし、幸せな気持ちで朝を過ごしている
いつでも寂しさは抱えてるけど、それは自然な感情として今は受け入れられる
どんどん大丈夫になってきてる

だけどこうなるまでに色々なことがあったのも確かだから、良いことも悪いことも含めて、大事な出来事を一切忘れずにいたい

だけど人は忘れていくから、何度でも思い出して、その度にかみしめて、
だけど後悔や反省はホドホドに、なるべく明るい気持ちで、もう一度積み重ねていきたい

自分のことばっかり考えてたから誰のことも考えられなかったんだと思う。

内に溢れてくる素直な気持ちを信じる、そうやって目の前の人を大事にする
きっと本来のわたしから溢れてくるのは、強くて優しい気持ち!
ちっとも、変じゃないわよ!

輝南

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